関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町、定期検査中)の再稼働をめぐり、福井地裁の
樋口英明裁判長は2015年4月14日、住民らの訴えを認め、
運転を禁じる仮処分決定を出した。
原発再稼働の可否を決める新規制基準は「緩やかにすぎ、合理性を欠く」と指摘し、
新基準を満たしても安全性は確保されないと判断。
政府の原発政策に根本から見直しを迫る内容となった。(引用ここまで)
画期的な決定である。
決定の内容をブックマークに入れましたが、46頁にも及びます。
裁判官が原子力についてこれだけ調べるのは、相当に大変なことだと思います。
昨日(17日)、ツイッターの動画でジャーナリストの岩上安身さんによる、
この裁判の弁護団共同表を努めた河合弘之さんへのインタビューを視聴することができました。
(岩上さんは、INDEPENDENT WEB JOURNALを設立した方です)
河合さんは弁護士をしながら、映画「日本と原発」の制作・監督をされました。
雷が激しかったので途中までしか観られませんでしたが、気になる言葉を引用させて頂きます。
若狭湾にはたくさんの原発が並んでいます。
その向こうには、日本が仮想敵国とする中国や北朝鮮があります。
(原発に対するテロの危険性については、高村薫さんが1991年『神の火』に
書いていますが、その後も何ら対策が取られていません)
事故当時、福島第一原発4号機にはたくさんの使用済み核燃料がありましたが、
偶然が幸いして致命的な事故には至りませんでした。もし4号機が崩壊していたら
関東地方に人が住めなくなっていたのではないかと言われています。
現在も日本海側には、大量の使用済み核燃料が保管されています。
使用済み核燃料は、普通の建屋の中で無防備に冷却され続けています。
これがテロの標的にされたら、通常の兵器であっても核爆発を起こし、
核兵器で攻撃されたと同じ大災害を起こすことにもなりかねません。
もしテポドンやノドンで攻撃すると脅され、多額のお金を要求されたら、
政府はどうするのでしょう。
「国破れて山河あり」どころか、「国破れて山河なし」になるという言葉が、
重く心に突き刺さりました。
「原発があることにより、通常兵器が核兵器になる」
「原発は自国に向けられた核兵器」 (引用ここまで)
高浜原発3・4号機運転差止仮処分決定により、このことを改めて思い知らされました。
●2015年5月3日に行われた「『原発』から平和憲法を考える 河合弘之さん」を
拝聴しました。
内容の一部を、5月4日の私のブログ「原子力基本法【我が国の安全保障に資することを
目的として】」に載せました。
追記1
愛川欽也さんが2015年4月15日にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。
愛川さんの「パックインジャーナル」という番組は、何度か視聴させて頂きました。
原発や平和について真摯に扱っていて、とても良質な番組でした。
始めはCS放送局・朝日ニュースターの番組だったそうですが、圧力がかかり
2012年4月7日に愛川さんがご自身で、kinkin.tv
(愛川欽也のインターネットテレビ局)
として立ち上げたそうです。
そのいきさつをブックマークに載せましたので、是非、ご覧ください。
※限度数を超えましたので、削除させて頂きます。
次のURLをコピペしてGoogleで検索して頂ければ、一番上に出てきます。
http://news.livedoor.com/article/detail/10023399/
(2015年8月21日 記)
報道規制が更に進むと、岩上安身さんの「INDEPENDENT WEB JOURNAL」や、
「愛川欽也パックインジャーナル」(放送は終了しています)のような番組でしか、
真実を語れなくなるのでしょうか。
(2015年4月20日 記)
追記2
「内田樹の研究室」という内田さんのブログから、「New York Times」の社説、
「安倍晋三と日本の歴史」を翻訳したものをお借りしました。
外国のメディアからの方が、日本の現状がよく解ります。
ブックマークに入れましたので、安倍首相の訪米を前に、是非、お読みください。
この内容は、昨日(4月21日)の報道ステーションでも放送されていました。
(2015年4月22日 記)
↓
http://blog.tatsuru.com/2015/04/21_1622.php
追記3
宿輪純一氏(エコノミスト)の「アベノミクスでは日本病を治せない」を引用させて頂きます。
目先の景気がよくなる政策だけ続けていても、日本経済はますます悪化の一途をたどって
しまいます。痛みを伴っても、「先を考えてつらい」政策を選択する時だということが
よく解りました。ブックマークに入れましたので、是非、お読みください。
(2015年4月23日 記)
※限度数を超えましたので、削除させて頂きます。
つぎのURLをコピペして、Googleで検索して頂ければ、一番上に出ます。
http://diamond.jp/articles/-/70507
●久しぶりにブックマークをチェックしたら、かなりの動画と記事が削除されていました。
今までにない速さです。
現在、ブックマークに残っているものも、いつ削除されるか分りません。
(2015年4月24日 記)
追記4
2015年4月28日の朝日新聞夕刊によると、追記2に書きました
「New York Times」の社説、「安倍晋三と日本の歴史」に対して、
川村泰久・外務報道官が同紙に反論を投稿したそうです。
「New York Times」の社説「安倍晋三と日本の歴史」には、
「歴史を粉飾しようとすることで、問題を複雑化させてきた」
「訪米の成功は、安倍首相が日本の戦時中の歴史に向き合うか、
またどれだけ誠実に向き合うかにかかっている」
それに対して川村外務報道官は、
「安倍政権には『歴史を粉飾』または『過去に対する批判を否定』する
意図は全くない」と反論した。
一般人が投稿するならともかく、外務省の職員が安倍首相の歴史認識のことで、
アメリカの新聞に反論するでしょうか。報道規制は国内だけではないようです。
あたかも、もぐら叩きゲームのような外務省職員の仕事ぶりです。
(2015年4月28日 記)
追記5
フランスに本部を置く「国境なき記者団」が、2015年2月に公表した報道の自由度
ランキングで、日本は昨年よりもランクを2つ下げ61位でした。
特定秘密保護法が影響しているようです。今回のことで、更にランクが下がるのでは・・・。
(2015年4月29日 記)
↓
http://globature.com/jp/interest/ranking_20150306.html
樋口英明裁判長は2015年4月14日、住民らの訴えを認め、
運転を禁じる仮処分決定を出した。
原発再稼働の可否を決める新規制基準は「緩やかにすぎ、合理性を欠く」と指摘し、
新基準を満たしても安全性は確保されないと判断。
政府の原発政策に根本から見直しを迫る内容となった。(引用ここまで)
画期的な決定である。
決定の内容をブックマークに入れましたが、46頁にも及びます。
裁判官が原子力についてこれだけ調べるのは、相当に大変なことだと思います。
昨日(17日)、ツイッターの動画でジャーナリストの岩上安身さんによる、
この裁判の弁護団共同表を努めた河合弘之さんへのインタビューを視聴することができました。
(岩上さんは、INDEPENDENT WEB JOURNALを設立した方です)
河合さんは弁護士をしながら、映画「日本と原発」の制作・監督をされました。
雷が激しかったので途中までしか観られませんでしたが、気になる言葉を引用させて頂きます。
若狭湾にはたくさんの原発が並んでいます。
その向こうには、日本が仮想敵国とする中国や北朝鮮があります。
(原発に対するテロの危険性については、高村薫さんが1991年『神の火』に
書いていますが、その後も何ら対策が取られていません)
事故当時、福島第一原発4号機にはたくさんの使用済み核燃料がありましたが、
偶然が幸いして致命的な事故には至りませんでした。もし4号機が崩壊していたら
関東地方に人が住めなくなっていたのではないかと言われています。
現在も日本海側には、大量の使用済み核燃料が保管されています。
使用済み核燃料は、普通の建屋の中で無防備に冷却され続けています。
これがテロの標的にされたら、通常の兵器であっても核爆発を起こし、
核兵器で攻撃されたと同じ大災害を起こすことにもなりかねません。
もしテポドンやノドンで攻撃すると脅され、多額のお金を要求されたら、
政府はどうするのでしょう。
「国破れて山河あり」どころか、「国破れて山河なし」になるという言葉が、
重く心に突き刺さりました。
「原発があることにより、通常兵器が核兵器になる」
「原発は自国に向けられた核兵器」 (引用ここまで)
高浜原発3・4号機運転差止仮処分決定により、このことを改めて思い知らされました。
●2015年5月3日に行われた「『原発』から平和憲法を考える 河合弘之さん」を
拝聴しました。
内容の一部を、5月4日の私のブログ「原子力基本法【我が国の安全保障に資することを
目的として】」に載せました。
追記1
愛川欽也さんが2015年4月15日にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。
愛川さんの「パックインジャーナル」という番組は、何度か視聴させて頂きました。
原発や平和について真摯に扱っていて、とても良質な番組でした。
始めはCS放送局・朝日ニュースターの番組だったそうですが、圧力がかかり
2012年4月7日に愛川さんがご自身で、kinkin.tv
(愛川欽也のインターネットテレビ局)
として立ち上げたそうです。
そのいきさつをブックマークに載せましたので、是非、ご覧ください。
※限度数を超えましたので、削除させて頂きます。
次のURLをコピペしてGoogleで検索して頂ければ、一番上に出てきます。
http://news.livedoor.com/article/detail/10023399/
(2015年8月21日 記)
報道規制が更に進むと、岩上安身さんの「INDEPENDENT WEB JOURNAL」や、
「愛川欽也パックインジャーナル」(放送は終了しています)のような番組でしか、
真実を語れなくなるのでしょうか。
(2015年4月20日 記)
追記2
「内田樹の研究室」という内田さんのブログから、「New York Times」の社説、
「安倍晋三と日本の歴史」を翻訳したものをお借りしました。
外国のメディアからの方が、日本の現状がよく解ります。
ブックマークに入れましたので、安倍首相の訪米を前に、是非、お読みください。
この内容は、昨日(4月21日)の報道ステーションでも放送されていました。
(2015年4月22日 記)
↓
http://blog.tatsuru.com/2015/04/21_1622.php
追記3
宿輪純一氏(エコノミスト)の「アベノミクスでは日本病を治せない」を引用させて頂きます。
目先の景気がよくなる政策だけ続けていても、日本経済はますます悪化の一途をたどって
しまいます。痛みを伴っても、「先を考えてつらい」政策を選択する時だということが
よく解りました。ブックマークに入れましたので、是非、お読みください。
(2015年4月23日 記)
※限度数を超えましたので、削除させて頂きます。
つぎのURLをコピペして、Googleで検索して頂ければ、一番上に出ます。
http://diamond.jp/articles/-/70507
●久しぶりにブックマークをチェックしたら、かなりの動画と記事が削除されていました。
今までにない速さです。
現在、ブックマークに残っているものも、いつ削除されるか分りません。
(2015年4月24日 記)
追記4
2015年4月28日の朝日新聞夕刊によると、追記2に書きました
「New York Times」の社説、「安倍晋三と日本の歴史」に対して、
川村泰久・外務報道官が同紙に反論を投稿したそうです。
「New York Times」の社説「安倍晋三と日本の歴史」には、
「歴史を粉飾しようとすることで、問題を複雑化させてきた」
「訪米の成功は、安倍首相が日本の戦時中の歴史に向き合うか、
またどれだけ誠実に向き合うかにかかっている」
それに対して川村外務報道官は、
「安倍政権には『歴史を粉飾』または『過去に対する批判を否定』する
意図は全くない」と反論した。
一般人が投稿するならともかく、外務省の職員が安倍首相の歴史認識のことで、
アメリカの新聞に反論するでしょうか。報道規制は国内だけではないようです。
あたかも、もぐら叩きゲームのような外務省職員の仕事ぶりです。
(2015年4月28日 記)
追記5
フランスに本部を置く「国境なき記者団」が、2015年2月に公表した報道の自由度
ランキングで、日本は昨年よりもランクを2つ下げ61位でした。
特定秘密保護法が影響しているようです。今回のことで、更にランクが下がるのでは・・・。
(2015年4月29日 記)
↓
http://globature.com/jp/interest/ranking_20150306.html