というユーロビートの歌が以前あったなぁ。といってもさすがに10年以上前の片耳に触れた程度の曲の記憶もそんなないんですが、。退院したおぼっちゃまが初節句とかお食い初めとかそういうのをやったときに、実家からママンが鯉のお菓子を持ってきてくれてさ。ほら、初節句のお祝いとかもらっているお返しにはちょうどいいんじゃないかな。うちのぶんと奥さんの実家の分と持ってきてくれたんで、まあ自家消費分についてはお茶でも飲みながら、と封を開けると
なんか金魚の親玉みたいなのがでてきたよ。なんなんだこれ。
ファイナルファンタジーにこんな敵キャラいたようないないような。ああそうだゼラチナスマターってのが正しい名前ってのが初プレイから20年くらいたって知ったんだっけな。ずっとゼラチナマスターだとばっかおもってたよ。ああまた変な方向だ。googleで鯉菓子とか入れてみてもこんなのはヒットしないよ。餅とか餡とかそういうのでできてるもんじゃないのか。つーかなんなんだこのゼラチン質というかゼリー。みょうにでかいし。そんなウダウダいわずにとにかくたべよう。
無残に切り取られる金魚。この時点でビジュアル的には9割がた終了ですが、これはこれで趣きがあるかな。伝統的な鯉菓子とは違って中身はカステラに近いスポンジケーキでガワはゼリー。菖蒲で肝心なところが隠れているのは、けっして日活ロマンポルノへのオマージュではありませんので念のため。
食べてみますが、スポンジケーキはカステラほどは甘くなく、また、ゼリーもこれまた甘さ控えめ。餡餅とかなるとどうにも甘さで喉渇水が起きてしまうこともよくあるんですが、これならそれも大丈夫。とても紅茶にマッチングしてるよ。
と、いい意味で期待を裏切られた感も大きい鯉菓子でしたが、存分に堪能できましたよ。大きさの割にはもたれないし消化も早そう。もらいもんを破棄なしで無理せず食べつくすってのはなんというかあたり前のことなんですが、それもできそうなんでよかったよかった。
なお、奥さんのおうちに贈呈したものは尻尾の方が切れていたとのことで、持ち運んだkeihさんもかるく青ざめてしまったそうな。なにやってんだか。