白馬三山登頂を終えて
下りていきます
女王コマクサにも会えました
いつか
前方に見える
剱岳に登ることがあるだろうか
最後の稜線歩きを楽しみます
稜線歩きはここまで
分岐点で鑓温泉~猿倉へ向かいます
高校生Gは唐松岳へ縦走していったようです
温泉目指して下りるぞぉ~
ここだけでしたコバイケイソウ
にょろにょろ~
そして
予期せぬ花が!
ハクサンコザクラの群生地
三脚使用して撮影してる単独の若者がいまして
「いつもは咲いてないはずなんです!」って
夢中に
ずっと撮影されてました
チングルマ畑
さっきの稜線の分岐点から鑓温泉まで標準コースタイムは2時間30分
花が咲く大出原あたりまでは良かったんだけど
そこから鑓温泉までの道が悪かった
クサリ場あったり
とにかく足元の石・岩が滑るんです
ヤマレコなどの登山レポでもみなさん書いていましたが
その通り
滑ると知ってても滑るから辛かった
変なとこに力が入るから余計疲れます
難儀しながら延々と下り続けて
ようやく鑓温泉小屋が見えたときほっとしました
ずぅ~っと前から
夢見てた
憧れてた
手書きのルートMAP
ザックを下ろして
いざ温泉に
ここは標高2100m
猿倉から直接登っても4時間30分かかる
大秘境天然温泉
うれしいよぉ~
汗みどろのCWXを脱ぐとき脚が攣りそうになる
水着が要るかと持参したけど
「要りませんよ」って
誰もいない! 独り占めで入浴!
ちょいと熱めですが
もうサイコー
隠したって見えてるじゃん
脱いでるところも見えてるじゃん
何もかも丸見えの露天サイコー(笑)
山猿みたい
硫黄の匂いがたまらない
ここは天国ですかぁ
この山荘で泊まれば(テント泊でも)すれば
温泉につかりながら満点の星空を眺められる
夜9時からは女性専用になりますけど
風呂上がりにまた氷結をいただきました
ペットボトル飲料も氷結も500円
数百本飲んでるであろう氷結だけども
美味すぎるベスト3に入る極上の一本でありました
また来ることがあるかなぁ?
あるとしたら
この温泉だけを目指して来るかなぁ
カミさんずいぶん待たせました
この山旅で
いい気分、天国気分だったのはここまで
猿倉まで下りなきゃね
雪渓を慎重に横切るところ
次の雪渓は慎重に下ります
鑓温泉から猿倉までコースタイムは3時間40分だけど
照りつける陽射しと
標高が下がるにつれて気温があがってきて
樹林帯というよりも高い草に囲まれた登山道
蒸し暑い猛暑が延々と・・・
こりゃ熱中症になるかと思いながら
足元ばかり見て歩いてたら
ちょうど頭の高さにあった横に伸びる木に頭をぶちつけて
視界が真っ暗になって崖から落ちそうになりました
その20分ほど前に
同じことをカミさんがやったとき笑った罰かと
星が飛んでる!っていうもんで
蝶々がお迎えにきましたか?
下りのはずが
途中ありえない上りが延々とあったりして
ムカつくやら
泣きたいやら
情緒不安定になりながら
こんなときはひたすら黙って歩くのみ
くったくた
へろへろ
なんとか
かんとか
猿倉まで下りてきました
疲労困憊ベスト1かも
文句も愚痴も言わずよく頑張りました
ずっと先導してもらいました
そうそう
同じくテント泊で下りてきた若いカップルがいました
颯爽とした口数少ない感じの男性が
女性をリードしながらって雰囲気で
抜きつ抜かれつ挨拶しながら
僕らが帰り着いたときに先に降りていまして
「疲れましたねぇ~」
「ホントきつかったですね」
なんて話してたら
涼しい顔してた男性が
「山が嫌いになりそうです」
「テント背負ってこの季節このルートはしんどすぎる」
「下りてきて山ってサイコーなんて言う人信じらません」
言うことがわかりすぎて
もう
爆笑
おかげで疲れが少し飛びました
猿倉荘で食べたガリガリ君
叫びたいくらい
泣けてくるくらい
美味かったです
満足感120%
疲労感120%
密度の濃い2日間でございました
山レポおしまい
2日目タイム記録
05:45 テント場出発
06:50 杓子岳
08:00 白馬鑓ケ岳
10:10 鑓温泉小屋 10:50発
14:45 猿倉荘に帰着
予約していた白馬村の宿に直行しました