我が家の稲刈りもやっと終わり、あとはご近所から頼まれた分と籾すりを残すばかりとなりました。
今日は久々にゆっくり出来たので、読書をして過ごしました。
安倍さんの本「美しい国へ」完全版です。
買っておいたのですが、なかなか読めなくて、やっと時間を作って読み終えることが出来ました。
安倍さんが闘ってこられたことはたくさんありますが、大きくは、日本を守るために間違った認識を正そうとされていたことが挙げられるんじゃないかなと思いました。
70ページに、
安全保障について考える、つまり日本を守るということは、とりもなおさず、その体制の基盤である自由と民主主義を守ることである。外国では少なくともそう考える。ところが日本では、安全保障をしっかりやろうという議論をすると、なぜか、それは軍国主義につながり、自由と民主主義を破壊するという倒錯した考えになるのである。
・・・とあります。
これこそ、憲法9条を守ろうとする人たちの主張にある、間違った考えなんじゃないかなって、私は思いました。
安倍さんは、「集団的自衛権」について、いかに「行使できない権利」か書かれています。
それによって、自衛隊が日本人を守れなかった事実を取り上げて、このままでは自衛隊が日本を守ることが、いかに難しいことであるか書かれています。
軍事的なことがらばかりでなく、外交でも、小泉政権のときの記述があります。
わたしは、小泉政権が日中関係をなんとか改善したいと考えている旨を伝え、反日デモの背景のひとつである日本の国連安保理常任理事国入りの問題や、中国における反日愛国教育の問題、そして反日教育を生み出すことになった構造的な問題など、両国の議論の食い違いについて説明した。
かれらの反応は、おどろくほど率直だった。
「そういう話は初めて聞いた。しかもたいへんわかりやすかった」
私は、安倍さんなら、中国との関係すら上手くいったのではないかと思っていました。
それも、ハニートラップにかかった媚中議員みたいに言いなりになるのではなく、対等な友人として。
中国は危険な国ではあるけれど、日本との経済関係は切っても切れないものがありました。
過去形で言っているのは、安倍さん亡き今、中国は脅威ばかりで、それを止められる人がいないからです。
この本は、近代史として読んでもとても解りやすかったし、どうして憲法9条改正が必要なのか、例を挙げて詳しく書かれており、とても勉強になりました。
もっともっと、安倍さんの考えを聞きたかったです。
かつてアメリカで、キッシンジャー氏が国務長官をしていた頃、彼は大統領に、
中国こそが公正で民度が高く、友人として信用出来る国で、日本は小さな村社会で総理大臣はそこの酋長みたいなもの。
と教えていたと、聞いたことがあります。
もしそれが本当なら、日本の本当の姿と民度を、安倍さんが初めてアメリカに示してくれたのではないでしょうか。
世界にも、かもしれません。
日米関係は良好で、それがいかに周辺国からの侵略の抑止力になるかもまた。
安倍さんが如何に日本を大切に思い、戦争で日本を守って命を散らしていった人たちを敬い、家族を大切にし、世界と対等に渡り合える日本にするため、自立した国家をつくるため、深く考えられていたかが解る一冊です。
ざっくりですみません。
さて、明日は仕事が早番です。
頑張っていきましょう。