私が、小学校の3年生か4年生だったころの思い出です。
花が好きだったので、庭に種を蒔いて、いろいろな花を育てていました。
昔のことで、田舎だし、習い事もしていなかったので、学校から帰ったら時間はいくらでもあったんです。
特に手入れをしていなくても、夏の庭には、百日草に矢車草、ホウセンカ、マリーゴールド、アリトリソウなんていうのも自生していて、とても賑やかな感じでした。
長屋門を取り壊したあとの更地になったところには、松葉牡丹の種がこぼれたらしく、10畳間くらいのスペースいっぱいに、色とりどりの松葉牡丹が咲いて、ご近所さんの目も楽しませてくれたことがありました。
夏休みに入ってから、1学年下の妹と共に、どこからかもらったのだと記憶しているのですが、ひまわりの種を5~6粒手に入れたので、育ててみようということになりました。
それも、庭に直播きして。
ひまわりにはどんな肥料がいいだろうとかなんてまるで考えてもおらず、野菜作りなんかに使っている肥料でいいだろうと、大雑把に始めました。
まず、庭の一角を細長く掘って、発酵させた落ち葉などを敷き詰めます。
その上に、お風呂を沸かすときに燃やした木の灰を投入。
更にその上に、土をかぶせ、ひまわりの種を等間隔に置いて、また土をかぶせました。
最後に水をかけて完成。
・・・だったと記憶しています。
そして、毎日、妹と共に水をやって、待っていたところ、あれよあれよという間に成長して、私たちの背をはるかに追い抜いて、2メートル以上に達し、大輪の花を咲かせてくれました。
その巨大ひまわりは、夏休みの間、きれいに咲いていて、私たちの目を楽しませてくれたのですが、いよいよ枯れ始めたころ、種を取ろうとしたのですが、とても手が届かない。
では、茎を折って取ろうとしたのですが、びくともしないんです。
だって、茎の太さときたら、私たちの、親指と中指で輪を作ったよりも太かったんです。
それでどうしたか。
最終的に、のこぎりで切り倒したんです(笑)
残された「切り株」の太かったこと(笑)
根っこも深く深く張っていて、引き抜けませんでした。
種は、大量に取れたんですが、あまりにも多過ぎたのと、成長した姿が巨大過ぎたことに恐れをなして、次の年は作りませんでした。
種はどうしてしまったのか、記憶にないです。
今は、花瓶に飾れるような小ぶりのひまわりが出回っていますが、あの頃は見かけませんでしたね。
私が知らなかっただけかな。
とにかく、私の中で、ひまわりと言えば巨大なものという印象が長く続いていました。
そして、ひまわりの記憶と言えば、この出来事が思い出されるのです。
ただ、今でも分からないのは、この育て方は、失敗だったのか、成功だったのか、どっちなのかな、ということなのです(笑)
小さな家族が、突然いなくなったら・・・悲しくて、胸が痛いだろうな・・・
でもtibinekoさん、気休めにもならないでしょうけれど、その、ラヴちゃんを抱えていたという女子大生らしき人、その人が保護してくれたか、この人なら大丈夫という人に譲ったかして、ラヴちゃんは大切に育てられたと言う風にしか思えないんです。
人懐っこい小さなシマリスですもん、大型犬と違って、飼いやすいと思う。
tibinekoさんと同じように、愛情たっぷりに育てたんじゃないかなあ。
想像でしかないですけどね。
普通に考えたら、大切にしますよ。
私は動物は飼ったことが無いのですが、隣のお宅で飼っていた猫が、毎日のように遊びに来ていて、子どもの頃はよく遊んだものです。
だから、生き物が苦手な私でも、猫だけは大好きなんですよ。
シマリスも、触ったことはないけど、多分、好き。
マンガ「ぼのぼの」のキャラクターで「シマリスくん」っていう可愛いのがいました(笑)
お気に入りでした。
だいぶ脱線しちゃいましたが、思い出つながりですね。
・・・多分成功ではないかと😊
ひまわりと言えば思い出すのは
昔、飼っていた小さなシマリスの「ラヴちゃん」
その当時の職場仲間だった人のご主人が、内職感覚で赤ちゃんリスをショップで購入し、鎖だけで放し飼いをして慣らした後、ショップ価格の5倍くらいで販売してたんですけどね。
リスにも個性があって、私が一目ぼれして譲り受けた子は、本当にひたむきに懐いてくれました。
何処に行くにも一緒、小さな首輪に細い鎖をつけて、いつでも胸のポケットの中に納まって、ちょこんと前足と首を出して外の世界を眺めていました。
何処に行っても周りの注目をさらって、人気者。
ひまわりの種が大好物で、手で種を持って器用に皮をむいて食べるんですよ。
ポケットが無い時は可愛い手提げかごの中で、機嫌よく丸まって、時折お腹がすくと種の催促をするんです。
交際中だった主人にもとっても懐いて、寝るときは頭の上で丸くなってね。
たまに寒いのか、布団の中に潜り込んで肩のあたりで寝てたり。
そんなに慣れるものなの?とビックリされたけど、慣れるんです😊
ある日・・どうしても一緒に連れていけなくて部屋で留守番をさせたのが最後になりました。
何日もかけて付近の人に聞きまわって判明したのは、待っても帰らない私を追いかけてきたらしく、通勤のために通っていた道で、女子大生らしき人が細い鎖の付いたリスを見つけて騒いでいた事。
そこはアパートからかなりの距離で、大人の足でも8分くらいかかります。
あんな小さな子がどんな思いで追いかけてきたのか・・しかもちゃんと最寄り駅までのコースを覚えていたなんて。
それが最後の手掛かりで、後悔してもしきれない自分の失態に、随分と落ち込み、残されたヒマワリの種を見て何日も泣き明かしました。
ひまわりの種を口にくわえてあげると、私のほっぺに両手をついて種を取り、嬉しそうに目の前でかじっていた姿を思い出します。