Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

紅白の感想とか

2009-01-02 01:29:38 | テレビ
新年明けましておめでとうございます。

新年というのは、人との付き合いについて色々考えさせられる時期ですね。小学生や中学生だったら、もらった年賀状の枚数が10枚だ20枚だと言って一喜一憂し、あいつからは来てない、とか送ってない人から届いちゃったよ、とか大騒ぎですね。もっとも、それは社会人にとっても大体同じことなのかもしれませんが。

疎遠にしていた人から年賀状が届いたらうれしいですが、お互いに何となく距離感を感じていた人から結局何も連絡がなければ、「ああ、そういうことなのかな」と悟るような気持ちになりますね。悲しく、寂しい悟り。でもそれがあるいは大人になってゆくということなのかもしれません。

ぼくは、そういう寂しさから逃れたくて、年賀状というものを書かなくなってもう大分経ちます。寂しさはありませんが、喜びもありません。たぶん、10の喜びよりも、1の寂しさを恐れているのだと思います。

仲のよかった人と疎遠になってゆくのは悲しいものです。小学校、中学、高校、大学、と卒業するたびに別れはありますが、年を取れば取るほど別れは辛くなりますね。もっと強く、一人で生きていけるように逞しくならなければ、と心に誓ったはずなのに、関係が絹のように薄くなってしまうのは怖い。どうかもっと強く、もっと、もっと強く。ああそうか、ぼくはきっと愛されたいんだな。ふとそう思った。

年初から物悲しい話題でしたが、気分を切り替えて先日の紅白の部分的感想。まずしょっぱなの大橋のぞみちゃん開会宣言ですが、ものすごく緊張してましたね。唇を何度も舐めているのか、震えさせているのか、細かいところはよく分かりませんが、かなりおどおどしていましたよ。10歳には大役過ぎたのかも。それにしても藤岡藤巻の藤巻さんは紅白も欠席。もう2ヶ月ですよ。体調不良で休んでいるのは。いったいどうしたんでしょうか。かなり重い病気なのではないかと、心配。白血病とか、あるいは聞いたこともない難病とか。元気になったらもう一度テレビでその姿を見たいです。早く元気になってくださいね。

で、ポニョの歌ですが、その前にミニ・ジブリコンサートみたいな演出があって、楽しめました。あれは去年の久石譲のコンサートの再来みたいで、よかったです、ものすごい大掛かりで。そういえば去年はNHKと宮崎駿の結びつきは強かったなあ、と気付きました。インタビューとか多かったですからね。NHKホールが宮崎駿一色になるのは少々の違和感がありますが、宮崎駿はいまや国民的監督ですからね、そういうのもアリなのかな。

さて羞恥心のシーンはフジテレビによるNHKジャック的な様相でしたね。フジテレビのマークの付いたシャツを着ていたりそういう旗を振ったり。アナウンサーまで前面に飛び出すのはやりすぎという気もしましたが。それにしてもフジワラはやっぱりアラジンのメンバーではないんですね。

あと、曲の合間にある歌手と司会者との短いトークが相変わらず寒い。なんとかならないものか。

総じて、今年は意外性がなかったですね。歌番組に意外性を求めてもないものねだりかもしれませんが。

さて、正月はテレビ漬け。本を読まなきゃ…