Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

懐かしやセンター試験

2009-01-19 01:41:27 | お仕事・勉強など
土曜、日曜とセンター試験でしたね。受験生の方々は結果はどうあれ一段落ついたものと思われます。ぼくがセンター試験を受けたのはもうかなり前になってしまいますが、ぼくとしてはいい出来ではなく、といって、すごく悪いという出来でもありませんでした。どういうわけか世界史があまりよくなくて、がっかりしたことを覚えています。苦手な数学がかろうじて8割程度をキープしたので、がたがたにならずに済んだと思います。ただ、その年は国語が例年よりもやや難しくて、とはいえ文学部に入ることになる人間にしては、あまり得点を伸ばせませんでした。総得点はだいたい8割くらいで、ぎりぎりでした。これ以上悪いと精神的にも悲惨なことになっていたはずです。

センター試験の会場は東大で、カメラマンの数がものすごかったです。教室の中、試験が始まる15分くらい前まで、後ろの方から何台ものカメラのフラッシュが絶えず光り、ぼくはその雰囲気に呑まれてしまいました(そういえば、あの教室は2号館なのかな)。ただ、帰り、ちょうど雪が降ってきて、雪の中で銀杏並木を歩いたことがいい思い出です。これは一日目だったかなあ。今年はまだ東京では本格的な雪は降っていませんね。受験日に重なると厄介なので、受験生にとっては幸運なのかな。

センターの国語は意外と難しくて、必ずどこかでミスをしていたのですが、大学生になってからもセンターの問題が新聞に掲載されると現代文だけは解いていたところ、数年前にやっとその現代文の問題(論説文と小説)で満点が取れたので(やったぜ)、それですっかり満足してしまったのか、もう取り組むことはなくなりました。だから今日もさらりと問題を見ただけで解いてはいません。けれどもちょっと気になった箇所が。出題文中の「缶けり」という単語に「注」が付いていたのです。なんと!今の高校生は、缶けりも知らないというのか!それともただの出題者の老婆心?あと他にもごく基本的な単語に「注」が付けられていて(「煉獄」に付くのはまあいいとして)、ちょっと首をひねりました。その一方で、「多寡」という漢字が問題になっていて、この言葉の方が難しい気がするんですけどね。

国立は二次試験の比重が大きいので、そこを目指す人は、センターの結果がたとえ悪くても、気持ちを切り替えて二次対策をきちんとしてほしいですね。私大でセンターの扱いがどうなっているのかぼくはよく知らないのですが…でもそれぞれの私大は私大としてのテストがちゃんとあるはずだから、それに備えてほしいですね。センターだけで合否が決まってしまうところは仕方がないと諦めるのが大事です。要は頭の切り替えです。

ああ、センター試験、もう二度と受けたくないですね。