Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

江戸東京たてもの園

2009-01-17 00:16:19 | お出かけ
久々に行ってきました。「たてもの園」のことを知ったのは「千と千尋」がきっかけで、というのはこの映画はたてもの園の建築を参考にしたと言われているから。実際、園内に展示されている都電は、映画の「海原電鉄」のモデルになりました。

たてもの園は、文化価値の高い歴史的建造物を次代に継承させようという目的で設立されたそうです。中には、大正時代の和洋折衷の邸や江戸時代に建てられた茅葺きの農家などがあります。他にも銭湯や文具店などが並んでいます。

外見は洋館風の建物も、二階に上がると畳敷きだったりして、やっぱり日本人なんだなあと妙に納得。今日はとても寒い日でしたが、2階の畳の間は暖房をたいているみたいに温かでした。日が差し込んできているためだろうと思います。それに比べて1階は寒い寒い。農家では釜戸や囲炉裏に火が入れてあり、ボランティアの人たちがそれを囲んでなにやら喋っていました。実はちょっと囲炉裏の火に当たりたかったのですが、中に入っていけませんでした。シャイなのです。

中で、18歳くらいの少女(と呼べる年齢かな?)が一人で見学しているのを見かけましたが、こんなところに年頃の少女が一人で来るっていうのは、どういうことなんだろうと少し関心を持ちました。若いのに昔の建造物に興味があるというのはやはり特殊な趣味なので、そういう趣味を共有できる友達や彼氏がいないのか、それとも単に一人が好きなのか。ぼくみたいのが一人で歩いていてもそんなに違和感はないと思いますが…たぶん。もう社会に出てて当たり前の年齢の男なのでね。

それにしても今日は閑散としていました。平日の昼間だから当然といえば当然ですが。やっぱり休日に来た方が賑わっていて楽しめたかな。

たてもの園のいいところは、実際に建物の中に入れるところ。場合によっては椅子や畳に座ることもできます。また食事処も古い造りの建物なので、なかなか味わい深いです。ただし暖房がないので、ちと寒い。

ぼくは古い建造物に取り立てて関心があるわけではないのですが、なんとなく最近、古風なところでのんびりしたいなあと思って今日訪れたのでした。リラックスできましたが、ただやはり寒かったですね。次来るときは秋がいいかな。