『CLANNAD ~AFTER STORY~』 の番外編、「もうひとつの世界 杏編」を観ました。今月頭にDVDは出ているので、ちょっと遅れてしまいましたけど。
椋と朋也が付き合うところから物語はスタート。しかし姉の杏はそれを見て複雑な思いを抱いていて…というのが大体の内容。大方の予想を裏切ることなく物語は進み、最後は杏と一緒に…という結末に落ち着くわけですが、ちょっとしたサプライズなんかもありまして、予定調和的な話ですがやっぱり楽しませてくれます。春原がいい味だしているのも好き。朋也はかなり羨ましい悩みを抱えているとはいえ、姉妹のうちどちらかを傷つけなければいけない、という事態に直面し、いよいよ決断するわけですが、そこの部分の盛り上がりはさすがですね。声優さんの力も大きい。
ですが、最終巻に収録ということで、最終話が同時収録されているわけですが、はっきり言って、最終話「小さな手のひら」がこの番外編を喰ってしまっている感あり。DVDを観始めたらいきなり涙ぐんできてしまって(なぜだ)、終始鼻をぐじゅぐじゅさせながらの鑑賞になったわけですが、渚と朋也と汐の物語の印象が強すぎて、杏編の鑑賞態度がよく分からない…どういう気持ちになればよいのやら。智代編は全然平気だったのですが、AFTER STORYは感動の度合いも質も一期とはまるで違いますから、そこから脱け出せないんですよね。いやあ、「渚ーっ」っていう朋也の叫び声が、エコーがかかっていて、その哀切を振り切った決心の声を一層効果的に聞かせていましたね。坂道でのシーンのことです。こっちの世界の桜とあっちの世界の吹雪とがたぶん対になっていて、そういう演出もうまいなあ、と。渚の歩き方なんかにも彼女の感情が反映されている気がして、この細かな作画は見事ですね。
う~む、やっぱり杏編の感想がおざなりになってしまいますね。楽しめることには違いないですが、観るならば最初に観た方がいいかも。もちろん、杏編が目当ての人は、という条件が付きますが。
そういえば、渚が「これは奇蹟なんかじゃありません」と言っていました。街を愛するという自然なことなのだと。自分の住む街を環境を愛していれば、奇蹟と呼べてしまえるような出来事が起きるんだ、ということでしょうか。この「奇蹟」をどう考えるかっていうのは難しい問題ではありますが、つまるところ「愛」に結びつきそうですね。
椋と朋也が付き合うところから物語はスタート。しかし姉の杏はそれを見て複雑な思いを抱いていて…というのが大体の内容。大方の予想を裏切ることなく物語は進み、最後は杏と一緒に…という結末に落ち着くわけですが、ちょっとしたサプライズなんかもありまして、予定調和的な話ですがやっぱり楽しませてくれます。春原がいい味だしているのも好き。朋也はかなり羨ましい悩みを抱えているとはいえ、姉妹のうちどちらかを傷つけなければいけない、という事態に直面し、いよいよ決断するわけですが、そこの部分の盛り上がりはさすがですね。声優さんの力も大きい。
ですが、最終巻に収録ということで、最終話が同時収録されているわけですが、はっきり言って、最終話「小さな手のひら」がこの番外編を喰ってしまっている感あり。DVDを観始めたらいきなり涙ぐんできてしまって(なぜだ)、終始鼻をぐじゅぐじゅさせながらの鑑賞になったわけですが、渚と朋也と汐の物語の印象が強すぎて、杏編の鑑賞態度がよく分からない…どういう気持ちになればよいのやら。智代編は全然平気だったのですが、AFTER STORYは感動の度合いも質も一期とはまるで違いますから、そこから脱け出せないんですよね。いやあ、「渚ーっ」っていう朋也の叫び声が、エコーがかかっていて、その哀切を振り切った決心の声を一層効果的に聞かせていましたね。坂道でのシーンのことです。こっちの世界の桜とあっちの世界の吹雪とがたぶん対になっていて、そういう演出もうまいなあ、と。渚の歩き方なんかにも彼女の感情が反映されている気がして、この細かな作画は見事ですね。
う~む、やっぱり杏編の感想がおざなりになってしまいますね。楽しめることには違いないですが、観るならば最初に観た方がいいかも。もちろん、杏編が目当ての人は、という条件が付きますが。
そういえば、渚が「これは奇蹟なんかじゃありません」と言っていました。街を愛するという自然なことなのだと。自分の住む街を環境を愛していれば、奇蹟と呼べてしまえるような出来事が起きるんだ、ということでしょうか。この「奇蹟」をどう考えるかっていうのは難しい問題ではありますが、つまるところ「愛」に結びつきそうですね。