Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

これはクリスマスプレゼントだ

2009-12-24 23:49:14 | アニメーション
これはきっと、新海誠からのファンへのクリスマスプレゼントに違いない。

公式発表に先駆けて、新海誠が現在制作中の新作について少しだけ語りました。

http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/sayonara/index.html

少女が主人公で、冒険ものになるようだ!?

喪失の先にあるもの、か。
確かに新海誠はこれまで一貫して喪失を描いてきましたね。『ほしのこえ』では少年と少女が時空に引き裂かれてしまうし、『雲のむこう』ではいったん少年たちは少女を失い、そして取り戻した後も、結局はどうやらまた少女を失ってしまったようでした(最初に映される「現在」のヒロキの様子からそれと察せられる)。『秒速』ではもちろん少年と少女は離れ離れになります。少年は大きな喪失感を抱えたまま青年となります。

何かを伝えたい(けど伝えられない)という切実な気持ちを新海監督はこれまでテーマに選んできたようですが、今回の作品では、伝えられなかった後の出来事が語られるのでしょうか。「さよなら」を言うために、とありますが、喪失してしまった後にさえメッセージ(伝えたい)がありうることを描こうというのでしょうか。
いずれにしろ、「喪失」と並んで、(ディス)コミュニケーションの問題もやはり大きなテーマになりそうです。

ちょっと楽しげな作品になりそうな雰囲気が絵柄からは伝わってきますが、実際はどうなるのでしょう。これまではシリアスでしたけどね。そしてどこか異国の風景を思わせます。もしそうなら、新海監督にとっては大きな挑戦でしょうね。ああしかし、まだ実は何も分からない状況なんですよね。公式の制作発表の日を待つしかありません。

楽しみです。

外交的・其の弐

2009-12-24 00:18:12 | お出かけ
きのうのつづき。

そんなわけでして、今日、そのロシア人の方と会いました。
結局のところ総勢4人で浅草をぶらぶら。
男はぼく一人だったので、両手に花ですね。たぶん。

もんじゃとお好み焼きを食べたのですが、当然彼女たちは作り方を知らないので、ぼくが代わりに土手を作って、汁を流し込み・・・という作業を監督(?)しました。ほとんど自分でやってしまったので、ちょっとおせっかいかな、とも不安になりつつ、でも早くしないと!と思って。

でまあ、自分のロシア語の会話力っていうのは、初学者レベルだな、というのを改めて痛感。いいですか、改めて痛感です。何度も痛感しているのですが、また痛感してしまったのです。もういい加減、腰を据えて勉強しろよってことですね。周りの人はみんなできるのに、ぼくだけができないなんて、悲しすぎますよね。とりあえず聞き取れるようにならないことにはお話になりません。で、来週からマジで勉強を開始するつもりです。進学するとかしないとか、もはや関係ありません。プライドのために、誇りのために、矜持のために・・・全部同じですけど、とにかく自分のために頑張ります。

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ぼくは今、漫画の最初の頁にいる主人公だ。
落ちこぼれの劣等生。
何をやらせても中途半端。
やる気もなければ夢も描けない。
だからこそ、彼はそこから始められる。
ああそうか、だからこそ、ぼくは始められる。
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浅草の遊覧船に初めて乗りました。景色がとってもきれいでしたよ。
空が赤から群青へのグラデーションを見せていて、さわやかに晴れ渡っていました。
風がちょっと冷たかったですけどね。美に対する対価、なのかも。