ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

会期は終了 (:;)

2008-04-05 | なんでもないこと
先月 まだ会期中に 記事を投稿するつもりだった、
川崎市民ミュージアムの「少女マンガパワー!」。

サブタイトルは「――つよく・やさしく・うつくしく――」

武蔵小杉まで出かけるのだから、行かなくちゃ損!と思うよね?

行ってきたよ~ん。







きょうは もう 桜吹雪が舞っている。これは先月の ムラの神社の桜。






私は 文字を覚える時に カルタで覚えた。

取り札の右上にある ○でかこまれた文字をひとつずつ覚えた。

それを覚えると 今度は 読み札を読みたがった。

耳から聞いて暗記した「文句」を 読める文字と組み合わせ、
時には 札を見てもらって 読み方を教えてもらいながら
読むようになった。



小さい頃 身体が弱かった私は いつも家の中で遊んでいた。

父も母も 委託された事務所の仕事や 田畑で仕事をしていた。

働かなくては たとえ 田んぼや畑の中に住んでいても
食べる物がないのだった。



私の遊び相手は
当時 まだ丈夫で 同居していた、実家のお寺の前住職。

(というか、当時の住職。父はまだ住職ではなかった。)

血の繋がりはなかった。

70代後半のおじいさんだった。

お正月に覚えたカルタ遊びを、
その年 一年中 前住職を相手に遊んで
ひらがなを 完璧に読めるようになったのだった。

こんな時、飽きることを知らない子供の相手に
根気良く付き合ってくれる年寄りが 家の中に居てくれるというのは
とてもいいことだ。







数えてみたら 神社に桜の木は4本しかなかった。
それでもこれだけの古木なら、まるで境内中が桜! もう、圧倒されてしまう!!






ひらがなが読めるようになった私は
次にマンガに挑戦した。

4歳年上の姉が読んでいた 「なかよし」に「りぼん」。

横山光輝や 手塚治虫や 水野英子のマンガが
私の世界の大半を占めてきた。

「少女フレンド」、「マーガレット」、別マこと「別冊マーガレット」。

西谷祥子は 後にセブンティーン」に移った。



ちばてつや、わたなべまさこ、くらもちふさこ。

ひらがなばっかり。最近では よしながふみ(笑)。

細川知栄子、北島洋子、美内すずえ、

本村三四子、忠津陽子、河あきら、志賀君江、

楳図かずお、古賀真一。



亜月裕の『伊賀のカバ丸』、浦野千賀子の『アタックNo.1』、
アニメになったのもいっぱいあった。

あれ? 『ただいまの記録2分20秒5』はドラマになってない?

細野みち子の『金メダルへのターン』はドラマになったね。

武田京子の『サボテンとマシュマロ』の沖雅也、好きだったなあ。

先ごろ亡くなった鈴原研一郎、
面白くてゲラゲラ笑いながらも泣かされるストーリーマンガの名手、
泣きながら笑ったっけ。

キリがないから、次、行こう(笑)。







強い西風が吹いて 
事務所前の階段に置いたヒヤシンスは みんな揃って東へ曲がる(涙)。
あらやだ、指が写ってる(泣)。






「世界に誇る 少女マンガ家23人の展覧会!」とチラシに書かれたこの企画展、
原画(または、「原画ダッシュ」)がずらり!

世界が白黒だった頃からハマっていた私にとって
夢か現実か、という世界に入っていったようだった!

そして、そこに書かれた学芸員によって書かれたと思われる文章。

そのマンガ家が いかに 日本の少女マンガ界に、
そしてマンガ界全般に、
引いては 日本文化にとって 大きく寄与したか、
簡潔 且つ 小難しく(笑)解説してあって、読み応えがある!

「少女マンガは そのバリエーションの豊富さと 
 人間の内面をとらえた独特の表現力が魅力とされる」のだそうで。
(新聞の中の展覧会紹介記事より。)

「ふむふむ。」「あ、そうか!」「そうだよねー。」
などと 心の中でつぶやきつつ じっくりと読んで回ったら
帰宅が遅くなってしまった。。。。。

春休み中とあって、
入館して 置いてあるマンガ本をじっくり読んでる親子も多くて、
すごく羨ましかった!







この時の 出展作家名を記しておく。

手塚治虫 わたなべまさこ 松本零士 石ノ森章太郎 ちばてつや 水野英子 牧美也子 里中満知子 一条ゆかり 池田理代子 美内すずえ 竹宮惠子 山岸涼子 萩尾望都 陸奥A子 くらもちふさこ 岩館真理子 佐藤史生 吉田秋生 岡野玲子 CLAMP 今市子 よしながふみ。

勝手に 男性と思い込んでいたマンガ家も入っていて
「おんなだったの?」というオドロキも(苦笑)。