ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

天狗(5)

2009-05-21 | なんとなく民俗学?
私は日本人だ。

純粋な日本人だ、と思っている。

顔だって、どう見ても、間違いなく、
純粋日本人、の顔だ。

純粋日本人、ということは、
いろいろな血が混じってる、ということだ。







もう終わってしまった、この春の花々。これはシンビジウム。






むかし、日本列島は 大陸と繋がっていた。

分離してからも 大陸や半島とは

切っても切れないつながりがあった。

土器の形や製法も、埋葬の仕方も
たくさんの工芸技術も
そのつながりを通って 日本に伝わった。

それから なんと結核まで
大陸から半島を通って 伝わってきたことが
遺跡から発掘される骨でわかったと
最近の新聞記事にあった。






セッコク



古くから 日本の文化は 大陸を真似てきた。

今の私たちが 欧米の文物に憧れるように憧れてきた。

そして 秀吉がたくさんの陶工を連れてくる前から
日本には たくさんの政治家や文化人や
それから 僧侶たちが やって来ている。

そういった優秀な人たちの血を、
私たち 現代の日本人も 何パーセントかは 
受け継いでいるのだ。(はずだ。)



日本人、ということは そういうことだ。






  薄紫のクレマチス






その後 交通手段の発達に伴って
あこがれの国も移り変わり、
混じってくる血は
モンゴル系の人のものばかりでは なくなってきたが。

これは 本来 血とは 交じり合うべきもの、
だからじゃないだろうか。






モンゴル系、と言えば 南米辺りにも居るわけで。

彼らには ちゃんと蒙古斑があると聞いた。

海を渡って 遠い遠い大陸まで
人間は 旅をしていったのだなあ、と思う。

(そこで思い出したけど、
 我が家の子どもたちには 
 アカンボの頃から 蒙古斑はなかった。。。)






  赤紫のクレマチス






モンゴル系と言ったが すぐそばの大陸には
モンゴル系ではない人たちも住んでいたわけで。

そういった人達は 時化や嵐で 
意図せずに日本にやって来たりもしただろう。

そして 日本の血と 混じり合っていったこともあった事だろう。

『MASTER キートン』と『お~い!竜馬』とが
どちらも 欧米からの旅人が 日本に漂着して
その後 日本に留まって、あるいは 母国に帰って
子孫を残しているという話で
私は とても興味を引かれた。

というわけで、
しばらく‘天狗’について 調べていたのだ。










天狗(1)にも書いたように、
最初のきっかけは 『うそうそ』で、
しかも「蒼天坊」と名前までがついた天狗が登場している。

だのに、絵に描かれたものはカラス天狗ばかりで、
‘天狗’の姿が 見当たらなかった、

その カラス天狗の絵可愛くてが印象的だったので 
調べ始めたのだった↓(笑)。




『うそうそ』p.281





このぐるぐる、これで終わってくれるかしら?(笑)

いえいえ、まだまだ終わりそうにないのよ(タメイキ)。