NATOおよびEUの加盟国でウクライナと国境を接するスロバキアは、ウクライナのNATO加盟には反対しています。複雑な経済状態で、ウクライナ経由でロシアの石油・天然ガスがヨーロッパに輸送され続けることを強く希望しています。スロバキアの国営ガス供給事業者SPPは、今月、ロシアの国営ガス会社ガスプロムとウクライナとの契約が年末に終了した後も、ウクライナ経由のガス輸送延長の確保に向け交渉を継続すると述べています。
NATOあるいはEUは、ロシアとの対立を鮮明にしながら、ロシアのエネルギーに依存しない体制をつくることができていません。仲間のスロバキアのエネルギー不足問題解決の方法を見い出していません。
世界各国の相互依存体制は、現代世界の特長だったが、ロシアは、帝国主義に走り、軍事力を用い、何かと対立するウクライナを併合することを実行に移しました。
これは非現代的と、戦争による国土拡大に反対するNATOあるいはEUは、ロシア制裁を決め、ウクライナの対ロシア戦略を支援しています。ロシアを滅ぼすというのではなく、プーチンロシア大統領を倒す戦略をとっていいます。
ロシアの人々が、プーチン大統領に反対し、彼を捨てる決意になれが、今回の問題は解決ですが、まだまだロシアの人々は、彼を支援しています。
ウクライナの戦略は、ロシアの人々が、ロシアのウクライナ戦争は、ロシアの人々にとって大損と気付かせることになってきました。第3次世界大戦になることを心配しながら、NATOおよびEUは、ウクライナに武器弾薬支援を継続しています。
プーチン大統領も、第3次世界大戦になることを避けたいと思っているようですが、執念深いNATOの制裁戦略に苦悩しています。
総合的、長期的に予測すると、プーチン大統領は、ロシアの人々の戦争反対の大きな動きで失脚することになるでしょう。
ところでイスラエルのパレスチナ戦争は、ロシアのウクライナ戦争と性格が全然違います。イスラエルは、パレスチナは、神ヤハウェがユダヤ民族に用意した約束の地と信じています。ユダヤ民族の勝手な信念です。パレスチナ人にとってこんな不愉快なことはないですね。実はヤハウェもイスラエルをいいとは言っていません。イスラエルは、ネタニヤフ首相の失脚だけではすみません。イスラエルは滅亡するでしょう。
反イスラエルのイスラム系戦士の数と力は、大きくなる一方です。パレスチナ人に対する世界の同情は強まりつつあります。西アジアは大動乱です。西アジアはエネルギー資源が豊富です。世界各国相互依存体制はここでも崩壊の動きです。
イスラエルに対抗するパレスチナ人は、自分の土地をとり返すため命がけで戦っています。それなのにアメリカ、イギリスはいまだにイスラエルを支援しています。
アメリカ、イギリスは、いい加減な国です。世界に通用する法を知りません。アメリカ帝国、イギリス帝国の名残が色濃く残っています。
アメリカ依存だけの日本の未来は明るいとは言えません。暗いですね。