
つまらない言葉がつまらない人生をつくる
偉大な人はみすぼらしい発想をしない
本当に不思議なことが一つある。言葉は吐いたとおりに行動することになる。つまらないことを言うとつまらない結果が訪れ、偉大で力に満ちたビジョンの言葉で夢を見ると、ビジョンが成し遂げられるようになる。
多くの企業の1等の秘訣はまず大きな夢を宣言するところにある。その夢が大きかろうが小さかろうが、それは問題にはならない。核心は夢を宣言したか、構成員がそれを良く理解して共有しているかだ。
必ず達成できると確信してビジョンを共有したならば、その夢がいくら不可能に見え非現実的でも成し遂げられる。しかし、どんなに小さなことも不可能だと構成員が信じてあきらめたらば、どんな成功も作り出すことができない。成長はつまらない言葉からは決して起こらいない。成功した人々の一つの共通点は、言葉で世の中をすべて抱いていることだ。もう一度言うが、大きな夢を描いてビジョンを宣言する。
ある日、面接をしたのだが、入社候補者に「夢は何ですか。」と尋ねたら「この会社の会長になることが私の夢です。」と答えた。私と同僚の面接官たちは意外に思い「どうしたらその夢をかなえることができると思いますか。」と追加の質問をしたら「主人のように仕事をすればいいと思います。会社が苦しい時は私も給与を返納し、会社が上手くいっている時は、未来を考えて会社が上手くいく方法を研究することです。」と答えた。突拍子もないとも思ったが、殊勝だという思いがした。抱負と主人意識で透徹したならば、愛社心とビジョン、責任感があると判断してよい点数をやった。この青年のように夢を大きく宣言することが重要だ。月給取りとして誠実に生きていくのも重要だ。しかし、もっと重要なことは、一日一日食べていくこと以上の夢を抱くことだ。夢さえつまらなくてはだめだ。大きな夢は、その夢がとんでもないとしても発想を大きくさせてくれるからだ。
偉大な人はつまらない発想をしない。つまらない言葉を発しない。つまらない考えをしない。大きく話をすることを知っている。大きく考えることを知っている。大きく求めることを知っている。
大きく話をして、大きく考えて、大きく求めるということは、より積極的な目標と肯定的な思考で、未来に到来する大きな成功を宣言して共有することだ。例をあげると、先生になりたければ「先生になって、安定して生きるのだ。」でなく「学生たちに最も愛される先生になる。」と大きく宣言して大きな夢を描けということだ。
つまらないということの基準は「所有」を目標にするか「存在」を目標にするかの差だ。もう一度言うと、「影響力」が大きいほどに「存在」に近いと言える。