馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

路地裏のスペイン料理店。

2012-06-16 22:28:25 | 日記

6月15日金) 神田川にかかる浅草橋と柳橋の間

屋形船の待合所が連なる路地にスペイン料理 ROJICAがある。

http://rojica-tokyo.info/

18時、学生時代友人のご招待で私、デザイナー女性、イケメンで食事する。

もう一人来る予定だったが急用で来られなかった。

スペイン料理店になる前はダンス教室だった。

天井高くコンクリート剥き出しだが洒落た店内。

銀座等の煌びやかな場所で食事するより、下町と江戸情緒の香する路地裏だ。

川の向うの路地にはフランスファッションの直営店 ANTOMICAがオープン

http://itot.ne.jp/chuo-ku/1872

この店のコンセプトが伝統。

 

隅田川にかかる両国橋からはスカイツリーも眺められる。

私も若く独身だったら、彼女を誘って隅田テラスを散歩して

スペイン料理食べるかな!

生ビールは久しぶりにおいしい。

料理名が分からないので女性にオーダーは任せる。

小皿料理だが素晴らしい味わいだ。

  

ワインもボトル2本空ける。

2日前に予約したのだが、テーブル席は全て予約で埋まっていた。

18時半には満席、カウンター席のみ入れる状態。

隣は女子会なのだろう15人ほどのアマゾーンの女達風で元気だ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3

 

ビール ワインを飲んで華やかだ。

  

若い男は将来に憂いがあって飲食できる金もない。

わが娘を見ていると生活力のない男だったら結婚せず

一人身を通す覚悟? 親としては辛い。

20時半 店を出る。

同期と二人で人形町へ向かう。

立ち飲み

酒喰洲(しゅくず)に入る

http://r.tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13040948/

魚屋だが奥が立ち飲み酒場で天然魚を食べられる有名な店だ。

ここも旨い。

ここで冷酒、魚3点盛りと冷たい蕎麦を食べた。

  

    

22時半、帰途海老川沿いをよろよろしながらマーキングした。

16日翌朝 診療所に血圧と痛風の薬をもらいに行くが

雨中の海老川沿いを歩くと頭痛がする。

前夜、ワインを飲みすぎた。

17時半

ブログを書いている今 娘が帰ってきた。

娘は雨中だが豊洲でバーベキュー会があって

秘書課勤務30人で決行したのだ。

バーベキューを仕切る会社があって

場所取り、セッティング、料理材料を揃え

テントも用意、片付けもしてくれ

参加者は焼いて食べて飲むだけ

高校大学と山岳部で野外生活してきたが

笑撃で言葉も出ない。

これではお殿様の鷹狩か目黒の秋刀魚ようだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%AE%E9%BB%92%E3%81%AE%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%BE

 

ところでご馳走してくれた友人は未だ独身なのだ。

見た目も悪くないし貧乏人でもないから

貧しい会社の私たちにご馳走してくれたのだ。

 

亡くなったあいつも60過ぎて独身だったが

女性には不器用だった。

年の差婚は芸能人だけではない

まだまだ「大丈夫」→字のごとく頑張れ!

 

 


死ぬことに失敗はない。

2012-06-16 16:10:03 | 日記

6月14日(木)20時半頃、居酒屋あんこうに入る。

カウンターに老人が一人だけ。

  

70歳になるが、肝臓癌で余命約一年だと本人が言う。

煙草吸い酒はバンバン飲む。

昨日はゴルフもした。

見た目は元気だ。

来月初旬に九州にある大学病院で治療する。

最後の延命治療なのだ。

半生を伺うと波乱にとんだ生き方。

荒っぽい商売もしていた。

夫婦は互いに再婚同士、子供はいるが両者共に最初の結婚での子供で二人の間にはいない。

私と同じマンションに住み、昼間は犬2匹と遊んでいる。

夜8時過ぎになると飲みに来るのだ。

弁舌滑らかで歯切れが良い。

会話したことなかったのだが、ある日神奈川県出身で

高校の話を店主としていた。

その中に私の母校が話題になった。

そこで「実は私はその学校の卒業生です」と話した。

そのことから会話するようになった。

今日も深夜0時過ぎまで大声で色んな会話して飲んでいた。

老人が帰った後、店主が呟いた。

「寂しいんだよ、夜、会話のない夫婦で過ごすのが耐えられないのだよ」

先妻との娘はロンドン生活。頼れない。

刻一刻迫る死を知ってしまった老人は毎夜大酒飲んで寝床につくのだ。

「2年前酔っ払い運転で豚箱にも入ったんだ」。

込み上げる遺憾ともしがたい恐怖と孤独に

冗談の会話中にも精一杯の生きようとする執念が滲む。

 

もっと孤独だった私の同期はここで毎晩飲んでいたが

声帯も失い会話すら出来なかった。

家族もいなかった。

焼き場で骨になった時私は耐えられなかった。

堪えきれずに泣き出した。

 

死ぬことに失敗はない。

いつかは死ぬのだがその死に方がわかっていないから

耐えられる。

 

本日も浮世の煩悩と戦っている。