11月15日(火)
朝11時 今日は暖かい。
神田川沿いを歩くと
セルビアの若き画家がデッサン中。
挨拶する。
かなり、完成に近づいたようだ。
不躾な質問をした。
「この絵は 幾らぐらいで売れるのですか」
少し戸惑いと照れた表情で
「8万円ぐらいです」
「でも、毎日、かなりの時間かけてますね」
「時間とエネルギー消費に比べれば
安いですよね」
「私 有名ではありませんから」
そんな会話中
右耳に三味線の音色。
神田川、隅田川クルーズ船が、
柳橋袂の佃煮屋 小松屋前で停泊。
芸妓さんが、クルーズ船の前で三味線を弾く。
店の半被男性が、乗客に神田川、柳橋の由来を説明。
女性店員が乗客に佃煮のパンフを配る。
神田川 三味線の音色。
セルビアの若き画家が、江戸文化の香りと情緒をじっと眺める。
都心のせわしない動きから離れ
ゆったりと水面と時間が流れて行く。