11月24日(木)
雪降る道には、安全です。
54年ぶりの11月の降雪だそうだ。
私目 15歳の中学生でした。
横浜の外れ、当時 チベットと軽蔑された
寒い地域でした。
戸建てだったが、あばら家で
雨戸の隙間から、凍えるような風が
浸み込み、練炭炬燵に火を起こすのが
私の役目。
天井には、裸電球がぶら下がっていた。
高校受験の最後の頑張り勉強。
貧乏なので暖房はなく
お袋が縫った綿入れを羽織っていたな。
高度成長期前
まだ みんな貧しかった。
クラス55人
三分の一は、中学卒業して就職。
大学まで進学したのは、一桁だった。
だが、振り返ると優秀な奴が多かった。
東大を筆頭に国立大学に4名
みんな、予備校通ってなかった。
一人は一部上場企業の役員になった。
私は落ちこぼれだった。
みんな何処かへ行ってしまった。
クラス会も開かれない。
神田川、隅田川、スカイツリーに
降る雪を眺めながら
54年前に想いを馳せた。