馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

バレンタインデーは妻の誕生日。

2023-02-15 08:28:43 | 日記

2月14日はバレンタインデー
妻の誕生日でもある。
だからといって、一緒にになって40数年。
バレンタインチョコも誕生日プレゼントも
改まってしたことはない。
安定したサラリーマン生活?をドロップアウトした私。
去年、娘が結婚して離れて
2人だけの日々が始まった。
淡々と質素な日常は、寄せては返す小波だ。
「なあ~、2月14日は誕生日だろう」
「幾つになっただんけ」?
ぶっきらぼうに言った。
返事はない。
「夕食は、外で食べるか」?
「おまえの好きなもの食べよう」
17時 集合住宅内にあるATMで僅かな札を引き出した。
宵闇迫る競馬場に明かりが点いた。
黄昏の競馬場の明かり

徒歩3分のショッピングセンターは平日でもあるので
行き交い人は少ない。

ショッピングセンター1  



ショッピングセンター3

3階のフレンチ風のレストランに入る。
一度だけ、妻と訪れたが、女性客だけだった。
今日は平日なので、客テーブルは殆ど空席。
通路に面した席に案内。
居酒屋しか行かないので、メニューを眺めても分からん。
写真で選んだ。






小食の妻は、いつも食べきれない。
母犬が、子犬の為に残すように
私に皿を差出す。
僕は女性の食べ残しを食べる習性がある。

少ない会話で食事は進む。

フレンチ  


私は、正面で一人で食べる若い女性が気になっていた。
窓越しに見詰めていたが
時折、テーブルに両手で覆うように顔を沈めた。
顔をあげると、つぶらな瞳から涙。
スマホ画面をじっと見ている。
恋が過ぎ去る残滓を堪えているのだろう。
彼女の横顔は、奈落に落ちる絶望の眼差し。


「大丈夫だよ」
恋の文字は
昔の絵文字を見てみると、男女が心の糸をお互い引っ張り合っている様。
引っ張り具合が月の満ち欠けになったり
恋の糸が切れたり。
その流の時で解決するよ。


桜の木の下で 振り向かないで。
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どうぞこのまま/ボサノバカサノバ