2月22日(水)8時45分スマホが鳴る。
表示は保証協会担当者
打ち合わせ時間の変更
12時45分になった。
度々の変更
3月決算期が零細企業との相談が迫っているのだろう。
コロナ禍での生き残るために零細は駆け回りもがくのだ。
破滅は一瞬、立ち直りは死闘。
若者による、情け容赦無き押し入り強盗殺人。
一体何が若者に焦燥させるのだろうか?
かなり前にVANで見立てた綿の濃紺スーツをぶら下げていた。
皺がよっている。
表示は保証協会担当者
打ち合わせ時間の変更
12時45分になった。
度々の変更
3月決算期が零細企業との相談が迫っているのだろう。
コロナ禍での生き残るために零細は駆け回りもがくのだ。
破滅は一瞬、立ち直りは死闘。
若者による、情け容赦無き押し入り強盗殺人。
一体何が若者に焦燥させるのだろうか?
かなり前にVANで見立てた綿の濃紺スーツをぶら下げていた。
皺がよっている。
妻が水吹きして伸ばす。
戦場に向かう夫への思い。
スーパーホワイトのクリーニングしたワイシャツに
VANの紺のネクタイ
濃紺のVANコート
紺のフォーウエイバッグ。
唯一のブレザースーツだ。
馬子にも衣裳だ。
東西線の各駅停車に座り目を閉じた。
昨日は、23時までトランス作業
疲れていた。
目覚めると茅場町駅
時刻は11時半
打ち合わせはまでには1時間以上の余時間がある。
永代通りをゆっくり向かう。
サラリーマンの男女が、ビルに向かって続々吸い込まれる。
馬子にも衣裳だ。
東西線の各駅停車に座り目を閉じた。
昨日は、23時までトランス作業
疲れていた。
目覚めると茅場町駅
時刻は11時半
打ち合わせはまでには1時間以上の余時間がある。
永代通りをゆっくり向かう。
サラリーマンの男女が、ビルに向かって続々吸い込まれる。
ビルを見上げた。
案内ディスプレイには、飲食店の案内。
ビル一棟が全て飲食店なのだ。
オフィスビルが林立する地域。
可能な限り凝縮したのだ。
朝食を抜いていたが、打ち合わせ前にランチは控えた。
橋の袂にやって来た。
隅田川両岸を跨ぐ、江戸の昔より受け継ぐ
文化遺産の橋だ。
橋の中程に佇み、陽光煌く隅田川三角州を眺めた。
ドラマ CMのロケーションに登場する。
墨田川永代橋1
墨田川永代橋2
墨田川永代橋3
半世紀前、スモッグ煤煙が立ち込める下町であり
友人が住んでいたが、子供が気管支喘息になり転居した。
その場所がタワーマンションが群立。
富裕層、著名人が住んでいる。
東日本大震災では、インフラが故障して
身動き出来なかったらしい。
上流の両国橋袂には、私が所有するマンションに
小さな一室がある。
これから、その一室の件で保証協会との相談をする。
そこに事務所を構えていた4年前は、隅田川テラスを
ジョギング、ウオーキングして熱い銭湯で浸かり
事務所に戻るとビールを飲み
デザイナー女性がツマミを用意した。
下流には勝鬨橋があり
橋の袂に朽果てそうな2階建て木造食堂があった。
労組書記長時代、交渉が終結すると
経営側担当者と総括を兼ね飲んだのだ。
5時開店だが、15分もすると暖簾を閉じてしまう。
直ぐに得意客で埋まるのだ。
それでも、満席ではあるが、空席のテーブルが一つあった。
私達二人に為に用意してくれたのだ。
老いた店主は、ビール瓶を前掛けの後ろに隠し
私達のテーブルに来た。
ビールと煙草を交換するためだ。
元SKD出身の女将が〇椅子に腰掛け
店主を見張っているのだ。
禁煙を命令されているので煙草を吸えないが
私達の煙草を後ろ向きで立ち話をしながら吸うのだ。
女将さんはじっと背後から
ニヤリと見詰めた。
その店主もなくなり、2代目は婿さんが
木造家屋は撤去されビルに入居した。
経営側担当者も後に関連会社長引退後
伊豆に転居された。
寂しいかぎりだ。
幼かった、息子娘を銀座でショッピングして
夕食は2階の傾いた座敷で築地市場からの
肴を食べた。
夕闇の隅田川を渡り波間に浮かぶ
銀座夜景を満喫しながら家族4人で
おしゃべりしながら銀座に戻った。
墨田川の川辺で76歳の
よるべきなき半生の想い出に慕っていた。
時刻は12時半。
急いで保証協会ビルに向かう。
美空ひばり すみだ川(唄 美空ひばり)
花