ある程度まで何かを成し遂げて、社会的自己表現が十分達成できたと思ったら、世俗の生業から足を洗い、社会的拘束から解き放される。そして、幼年・青年期の己に戻って、自分の内なる思い、心の声に耳を向け、天地自然のリズムで暮らす。五感を駆使して国土の自然・風土を体感しながら、豊かさ、自然の恵み、文化の深さ、日本人の生活を次の世代に繋いで行く。そんな夢を描いている。
しかし、全ての拘束から放たれた、絶対的自由は簡単には手に入らない。それは死の瞬間まで感じることがないのではなかろうか。明日死ぬことが分かっても、何らかの社会的自己表現を企んで己を拘束するかもしれない。だけど、自由を感じるか否かは、己の主観的判断だとすると、今の己はかなりの社会的柵から解き放たれて、頗る自由である。いつまで続けられるか分からないが、取り敢えず自由なのだ。
【10月20日ー22日】 己の心に近づく練習。火曜日から木曜日を「森の時間」で一人過ごす。佐口湖堤の桜の紅葉が水面に映る。特に大作業は計画していない。 小屋の外壁に棚を追加したり、水回りに風除けを作った。見栄えを考慮して、ホームセンターで出来合いの物を買ってしまった。一人の時の食事は、
サッパリ系。畑のネギと山菜、それに地元地鶏の卵。山菜たまごそば。
帰路、内山峠を越えてから旧道に入った。 渓谷の紅葉はまだ見頃ではない。下仁田駅の周辺を散策した。
【10月24日ー25日】 現職場仲間と元職場仲間と耐寒鍋。コタツでお鍋料理の予定だったが、 曇天のせいか意外と寒くなかったので、外で「扁炉鍋」。のらくら農場の甘めの白菜をひたすら食べる。翌朝は「八峰の湯」で朝風呂。小屋に戻って、ブランチ。野菜鍋。2日間、野菜をたらふく食べた。
【10月31日ー11月1日】 飛び石連休の後半は天候が荒れて、寒気が入ってくるという予報だったので、土曜日に家の用事を済ませてから、午後S代と向かった。前夜は娘がボーイフレンドを紹介するとかで、新大久保のコリアタウンで焼き肉をご馳走した。
キャンパスが直ぐ近くの息子も合流したので、総勢5名で賑やかな夕食。マッコリを飲み過ぎた。
ホオ葉が全て落葉した。一面枯れ葉に覆われている。夜の外気はかなり冷えるが、室内にはホットカーペット、コタツと電気ストーブ。羽毛布団と電気毛布もあるので、寒さは克服できる。 井戸水の蛇口に2百円程度の浄水フィルターを付けてみた。これが思いのほか、効果的で、赤土の濁りが殆ど浄化された。が、フィルターは直ぐに茶色になった。
井戸からのパイプを小屋の高さに揚げるために土留めになっていた大石を三個移動させたので、その空いた箇所に枕木で階段を作った。この階段口は「勝手口」となるだろう。 S代は畑を整理してくれた。
初ブロッコリーと茎ブロッコリーの芯芽を収穫。収穫までに時間がかかった。大きな葉っぱも利用しないと割に合わない。