森の時間 SINCE 2002

Le Temps Du Bois

スケッチライフ④ ー 2018年描き始め

2018年02月25日 | スケッチ

家に籠りがちな寒波の到来時期こそ絶好のスケッチタイムと勇んでいたのだが、縁遠かったあることにチャレンジし始めてのめり込んでしまい、そちらに時間が取られいて「カラフルスケッチ」にじっくり向き合えていない。

年明け以降完成したF4サイズは、関本紀美子氏の講座で描いた静物画が二点だけ。それと銀座の野外スケッチの一点があるが、ラフスケッチのまま放置していたので、脳裏に残っていた映像が段々薄れてしまった。もういちど現場に行って肉眼で観察しながら線描きする必要があるかも。ラフスケッチは描く構図を切り取る程度で細部まで描く必要なく、現場で本描きに時間をかけるべきなのだ。ラフスケッチで満足気分に浸ってしまうと、もう一度同じモチーフの線を描く気力が失せる。これが春のカルチャスクールホール展示の作品の一つの候補になり得るので、完成させねば。

  

こういう作品は展示には値しないようだ。画面いっぱいの拡がりと惹きつけるカラフル度が不足しているからかな。

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スケッチライフ③ - 四国の旅

2018年02月17日 | スケッチ

大寒波にすっぽりと覆われた四国に行ってきた。娘が有給消化のため長期休めるというので、今年も家族で一緒に旅をすることができた。暖かい国にひとっ飛び案もあったが、昨年ハワイでTrump Waikikiの180平米Suiteで豪遊してしまったので、今年は質素目を心がけて新居浜で暮らす息子宅に身を寄せ、松山と高知でちょっとだけ奮発してプチ豪華宿にした。

松山道が雪で閉鎖されたり、高知の太平洋側の山々までが雪に覆われていたり、雪におびえながら温暖愛媛や南国土佐のイメージとかけ離れた四国の西半分をドライブし描いた手帖スケッチ。

 

松山市北東部の丘陵地にあるホテル「瀬戸内リトリート青凪」。安藤忠雄氏設計の美術館を7部屋だけの宿泊施設に改装した隠れ家的なリゾートホテルからの海風景。ホテルから雪道でたどり着けないようなら松山市内からハイヤーで送るとの提案があったが、瀬戸内に沈む夕日が見られる時間に自力で到着し、茜色に染まる伊予灘の絶景に遭遇できた。翌朝の401-402号室から眺望スケッチ。木々の雪は消えているが、地上には雪。凍てつく外気に、近くのエリエールCCの雪原は雪の結晶が北風に舞っていた。

 

娘が希望した映画やドラマの撮影地になっている海岸の小さな駅舎。伊予灘の海岸を走る予讃線の「下灘駅」。

  

宇和島の老舗醤油店「旭屋醤油醸造所」。こちらは妻の希望訪問地。「ふりかけポン酢」を買いに立ち寄った。建物は明治17年建造のままで、国登録有形文化財。

   

高知では、息子家族が合流して「城西館」の二間続きの大部屋に宿泊。上階の大風呂からは高知城のライトアップ。高知駅前で龍馬パスポートを手に入れ、高知観光の定番の桂浜。竜馬像から見える山々は雪に覆われ、太平洋の上空には強い北風に流れる濃い灰色雲。が、時折射す陽射しは明るい。波打ち際に近づき写真を取り合う子供達をスケッチ。

  

 新居浜に戻る前に、金毘羅さんまで足を延ばしたが、到着した時刻5時は閉山時間。うどん屋さんは既に閉店され、門前も店じまい始めていたので、階段百段目まで気分だけを味わい引き返すことにした。人通りも疎らな閉山後の寒い門前をスケッチ。

高知名物「帽子パン」。高知では至るところで見られた。高知以外では売っていないらしいそれが、新居浜を離れる日の朝、新居浜駅の朝6時半から営業しているカフェ「Willie Winkle」で焼きたてが買えた。頭とつばの部分が異なる生地で歯ごたえと味が違って、量的にも食べがいのある菓子パン。つぶれないように包んで一つ持ち帰った。

  

JR四国にはアンパンマン列車が走っている。切符を買う際に、みどりの窓口女性から岡山に向かう時間帯にちょうど良く一本あるので、是非乗ってくださいと薦められ、大人の娘と老夫婦でアンパンマンだらけの車両に乗車。

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