森の時間 SINCE 2002

Le Temps Du Bois

きれい

2008年10月29日 | 随想・雑文

きれい

稀にしか見れない、上空からの富士山の全身像を見ることができた。五時前に自宅を出発して乗り込んだ関空行きの一番機。まさしく「早起きは三文の得」。 綺麗ダ!、と思うとつい写真を撮りまくる。単に色彩的、フォルム的美しさに目を奪われる、あるいは貴重な瞬間を記録に残したい思いで撮りる写真が多いが、富士山の美しさは本質的であり、神々しい。

きれい

(和歌山より-携帯投稿)

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三十五年

2008年10月26日 | 随想・雑文
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豊かな時間-2008年夏から秋

2008年10月25日 | セルフビルド-時休自足

9月23日~24日Nec_1041 Img_1697

秋空。空気が澄んできた。内山峠の荒船山は朝日を浴びて鮮明に浮かび、佐久平の浅間山も稲穂の彼方にくっきりと横たわる。

殆ど鹿に食べられてしまった小さな畑の夏野菜を整理し、土を返して石灰をImg_1687鋤き込んだ。

冬が来る前に、第二小屋の前にデッキを作りたい。散らばっていた古枕木を集めて土台の位置を決めた。 Nec_1051

一人の夜。客人が残してくれた八千穂の地酒「井筒長」を熱燗に。酒菜は漆黒の闇と満点の星。

9月28日 Nec_1801_2

前日の深夜に出発した息子が友人達と夜を過ごし、自分達で料理していた。佐久平の大型ホームセンターで材木などデッキ用資材を買ってから向った。この日は息子達と時間を過ごしたので作業Img_1729_2 する 時間が限られたが、畑に堆肥を鋤き込んで、種を蒔いた。堆肥を馴染ませるために1-2週間寝かしたほうが良いらしいが、翌週に来れるか分からないので、一気にやってしまった。

10月11日~13日 Img_1772

三連休の前半は3名の訪問者があった。「のらくら農場」にお願いしてい た朝採り野菜と農場自慢の麹の利いた味噌で、野菜・きのこ鍋、アメ横で調達した紅鮭のチャンチャン焼き、それとImg_1774鮎等の炭焼。お酒は、いつもの八 千穂の酒蔵「黒澤酒造」の「井筒長」。熱燗でチビチビと味わうつもりでいたが、一升瓶があっという間に空になった。冷える屋外で飲むには口当たりが良すぎて、飲み足りない。外気温が下がり、どうしても暖かい飲み物が欲しい。小屋にImg_1777保管していた高級らしい職場にあった貰い物の「紹興酒」を暖めた。温度が下がるにつれて、暖かい飲み物が一層美味しくなる。紹興酒の大瓶も瞬く間に空になった。雲がない夜、昼間大地に蓄積された太陽熱が宇宙の闇に吸い取られていく。抜けるように冷 える夜に「のらくら農場」のHさんにも来て頂けたので、炎を強くした焚き火を囲んだ。Img_1791

翌朝はゆっくり起きて、食事を作り、太陽の下でうたた寝をしたり、ペンキ塗り等、自由に過ごす。皆が帰って一人になってから、Img_1796デッキ作りを始めた。賑やかに過ごした後の一人 は、やけに寂しく、心細い。西の空の明かるさが消えると、森が黒く押し寄せ、あたりは漆黒の闇に包まれる。前夜はヒトの力が闇Img_1778を押し留めていたが、一人では抗しきれない。早々と小屋に逃げ込み、灯りが漏れないように扉を堅く閉じて朝日を待った。

10月25日Img_1953

追加デッキ材と土嚢入り砂・砂利を佐久平に買出しに行く。S代が助っ人にImg_1951来てくれたので、お昼の食事や飲物が温かい。間引きしたホウImg_1954レンソウ、コマツナだけで美味しい味噌汁が出来る。秋の色が濃くなり、夕闇の迫るのが早い。翌日はW大学ホームカミングデイに行く予定なので、早めに家路につく。

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黄昏

2008年10月12日 | 随想・雑文

Nec_2022

西の空に光を残して夕日が沈むと、辺りが急に闇に包まれる。「秋の夕日は釣瓶落とし。」

帳が下り始める日没後、夏の空の明るさがなくなった秋の夕方は瞬く間に闇が迫りくる。対岸に旧荒川、隅田川が分岐する岩淵水門。荒川のジョッギングコースは、土手の上も闇に包まれ、いつの間にか行き交う人の顔が判別できない。

人が足早に家路につく時間、人の顔が判別できなくなった日没直後、「誰ぞ、彼? 知り合いか?」と思わせる時間帯。その思いが「黄昏」の語源。「黄昏」は秋の日没後が似合う。

(農業公園近く荒川土手より-携帯投稿)

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