森の時間 SINCE 2002

Le Temps Du Bois

どこかで『春』が生まれてる~♪

2007年01月28日 | 森林・自然・環境教育

三月中旬の暖かさだ。陽光に誘われて荒川土手に向った。全力疾走で激倒し骨折して以来のお散歩土手行き。だから2ヶ月ぶりになる。20分ほど軽く走った。

四肢の骨折はほぼ全治した、と思うが、昨年4月に患った椎間板軟骨が完全に戻っていないので腰の辺りが時たま重くなる。歩いている時は殆ど違和感はないが、30分以上立ち続けると腰に鈍痛が始まる。だから、川口から川崎への通勤では、立ち続けるのは東京までが限界。東京駅で混雑の京浜東北線から吐き出され、東海道線下り列車の空席にたどり着き、ホッと座り込む。まだそんな体調だから、無理はできない。Nec_0049_1

適度に汗をかいて、土手のポカポカ斜面に横たわる。暖たまった大地。枯れ草と土の匂い。南側の斜面には早くも春の芽吹き。ふと横を見ると、ポカポカ陽気に早咲きしてしまった弱弱しいホトケノザ(シソ科)が自信なさそうに冷たい風に揺れている。「春の七草」のひとつにホトケノザがあるが、それはコオニタビラコ(キク科)のことで、これではない。「田平子」というのは春耕前の田んぼの表面にへばりつくように葉を広げる姿を形容したもの。それが台座となって、その上に輪のような花をつけるところから「仏の座」とよばれるようになったそうだ。鬼田平子より小さいので小鬼田平子。この土手に咲くシソ科のホトケノザも食べられる。茎が角ばっているのは大抵食べられるような気がする。食べられる野草といっても、おなか一杯に食べるものではない。薬膳のように自然の恵み頂くという気持ちで食べる。

Nec_0042スイバ。漢字では「酸葉」。茎が少し酸っぱい。小学校でウサギの飼育係りをした人は知っている。フランスでは野菜として栽培されている。仏語で『Oseille』、英語では『Sorrel』という。冬の間は葉が赤っぽくなって地面に張り付いている。春先の若葉や茎が食用になるが、冬越しの葉も美味らしい。冬越しの赤い葉が新春の陽光を受け、徐々に緑に変わり、立ち上がり始めている。スイバと同じ科に属する「ギシギシ(羊蹄)」というのがいる。両者の区別は、葉の形。スイバは矢じり型で先が丸い。ギシギシは縁が波打ち葉先がとんがっている。スイバは日当たり良い空き地・土手などの乾いた場所、ギシギシは川辺などの湿った場所で群生する。写真の葉はギシギシのように波打っているが、丸い葉だし、乾燥した土手にいるので、スイバだと思う。

久しぶりに農業公園にも足を伸ばした。

コナラの冬芽はパンパンに膨れ、間もなく銀毛に包まれた幼葉が顔を出すだろう。梅は既に咲き乱れ、寒桜も4分咲き。今年は春が早く来そうだ。人は喜ぶ。が、自然界の生き物達には甚大な影響を与え、種の数が減少してゆく。地球に生物が誕生してから、二度の生物滅亡期があったそうだ。人類の活動が生命の滅亡を早めている。打ち寄せる人の欲望は制御できない。

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「環境問題の根源を学ぶ」

2007年01月23日 | 森林・自然・環境教育
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我開始中文勉強

2007年01月19日 | 随想・雑文
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幻の大和

2007年01月16日 | 随想・雑文
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「日本の食と農が直面する危機」

2007年01月15日 | 森林・自然・環境教育

今年の活動再開第一弾。

W大学エクステンションスクールに初参加。八丁堀校で月曜日の8時から9時半の講座。日本の食と農が直面する危機を理解し、私達がまず「できること」を実感する。食と農は風土と密接につながっている。日本の伝統的な食と農を理解して、日本の食の在り方を考える。講師は「ヤマケン」こと山本謙治(氏農産物流コンサルタント)と管理栄養士田中千尋氏。

 「食」は、人間の体を構成する要素です。「農」は食を生み出すための手段です。いま、日本の食と農が揺らいでいます。食育基本法がなぜ制定されたのでしょうか? それは、日本の食が危機的状況にあるからです。まず「食」の大切さ、楽しさ実感して見よう。

というテーマで三回の講義。山本氏による第一回の講義。二回目・三回目は田中氏と山本氏による、日本ならではの「出汁」の旨み成分の体感と、日本の気候特性を生かした「発酵食品」の調味料(調身糧)を味わい、伝統的な製造方法と近代的(営利主義的大量生産)の違いや価格差について理解する。Nec_0060_2

山本謙治について言えば、サイトにたまたまアクセスしたことがあったので、少し馴染みがあった。

三回目の講義の異なる醤油5種と酢3種の利き醤油・酢。

醤油:-大手メーカー品・笛木醤油農口・安藤醤油再仕込5年・100円ショップ醤油

酢:大手メーカー品 米酢・りんご酢/飯尾醸造 米酢・りんご酢

値段は手間と時間の結果で決まる。「安かろう良かろう」ではダメ!

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気分転換

2007年01月13日 | 随想・雑文

P1030634ラグビー大学選手権決勝戦の「早稲田対関東学院」の試合を観戦した。ラグビーの大試合を観戦するのは初体験。天気予報は曇りだったので防寒着に身を固め、国立競技場では陽の当たるバックP1030633 スタンド側に席を探した。スタンドは早稲田の勝利を確信する早稲田ファンが目立ち、早稲田サイドは一杯だったので関東学院サイドでゆったりした席を確保。

合は早稲田の完敗。我が母校が負けたので少し残念だが、勝敗はあまり気にならなかっ P1030638た。それよりも、冬の寒い日に1人で出かけて来た勇気と、スタンドを埋める数万の観客の1人になってゲームの展開に一喜一憂した自分に、確実に何か小さな変化が生まれている気がして、希望の沸く一日だった。 P1030640

そした、外苑の銀杏並木をゆったり歩いた。

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一月一日-九十九里

2007年01月01日 | 随想・雑文

P1030585_2 

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