森の時間 SINCE 2002

Le Temps Du Bois

スケッチライフ②ー野外スケッチ

2018年01月18日 | スケッチ

F4サイズに描いた野外スケッチ。初秋の小雨が時折降る曇天の日だった。池袋駅東側の東京芸術劇場前。これは三作目。バス停のすぐ脇のガードレールに腰かけた位置からの構図。長居できない場所だったので、沢山撮った写真から描いた。カメラで分らない色、葉の色合いの確認の為に晴天の日に現場に戻った。

二作目は、自由が丘のお花屋さんの店頭。反対側のBAR風の外テーブルから描く。夏の終わり。

下の絵は麻布の南部坂。野外での線描スケッチ処女作。スーパーの名前”O”が抜けているのはご愛敬。坂上はドイツ大使館で坂下は外人さん御用達のスーパーらしく、西洋人系が沢山行き来する一画。夏の炎天下に公園の塀に腰かけて、粋なハットを被り描いていたら、外人さんから何度かカメラを向けられ、サイン! 盛夏の炎天下で初体験に夢中になって長時間居たので、陽の当たる顏右半分と絵を描く右手が赤く日焼けしていた。 

三作品を較べてみると、半年の間に我ながら上達している気がする。

 

街の風景の大きなスケッチは、先ずラフスケッチを描く。対象とおおよその配置を決める。三作品のラフスケッチはこちら。

   

絵心が湧く体調の時に、描きたくなるモチーフがあるとペンは動き出すが、先ずじーっと観察して、F4サイズにペン描き描写するのはかなりの力仕事。根気でひたすら描き上げる。

 

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その後の手帖スケッチ

2018年01月15日 | スケッチ

TRAVELER'S notebookを携帯して、外出先で早描きスケッチを量産するはずだったが、持たずに外出してしまったり、描きたい気持ちが盛り上がらなかったりで、意気込みほどは描けていない。が、スケッチらしくなっているのを集めてみた。

  新河岸の河岸跡 自宅から川越街中まで歩くルート 

川越市役所近くのハツネヤ 

北軽井沢 友人の山荘近くのCC部屋から浅間山

和光のコンビニの駄菓子を近くの公園で 

川越街道沿いスーパー3階駐車場から日没

青梅スポーツ公園 娘のテニス試合にアッシー

佐久穂駅 小海線駅シリーズ第一弾のラフスケッチに彩色してみた

朝霞駐屯地前のマックにて

友人M夫妻と高根CCでデザート

スケッチ用紙の一冊目がいっぱいになったので、Refileを買った。バリバリ描かねば。

 

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Wiener Johann Strauss Orchester

2018年01月08日 | 随想・エッセイ

「ウイーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団」の『ニューイヤー・コンサート2018』を娘と鑑賞した。

年越しの「東急Silvester Concert」や、ウイーン楽友協会黄金ホールの「ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団」のニューイヤーコンサート。正月はウインナワルツが満載です。ヨハンシュトラウスファンにとっては嬉しい季節。私のお気に入りは「南国のバラ」。中学生の時にワルツを知って、ロマンチストだった私はこのウインナワルツが好きになった。以来、ヨハンシュトラウスのワルツや喜歌劇は常に身の回りにあって、なんとなく自分の原点を見直したくなった時にはヨハン・シュトラウスを聴いていた。

7-8年前にウイーン経由でキエフやブカレストに行く仕事があって、何度か街を散策したことがあった。学生時代にユーレイルパスで通過した街。あの頃は建物や銅像にペンキが塗りたくられていて、憧れのウイーンは汚れたヨーロッパの町だったが、すっかり汚れは落とされていて、重厚な建物と深い街路樹に西洋の歴史を感じた。

ウイーンで時間があったら、バイオリンを弾く黄金のヨハンシュトラウス像に朝に夜に会い行き、周囲の木々の中を散策した。ウインナワルツは、私が物心ついたころの原点で流れていたメロディ。ウイーンの森のなかで、自分の歩んだ人生の一コマ一コマが走馬灯のように巡り去った。 

 

最近、レコードプレイヤーを新調し大型ステレオスピーカーを復活させ、実家に埋もれていたレコードを数十年ぶりに聴いている。お気に入りだったアーサー・フィドラー指揮ボストン交響楽団によるBoston Popsシリーズにもウインナワルツ盤がある。聴きこんでいたその盤にかなり傷や汚れがある。ピッとかパチッとかジッとか時折弾ける雑音が懐かしい情感を引き出してくれる。大きな木製スピーカーでから流れるレコード音は電子的なCD音とは違う柔らかくて、深くて、優しい音だ。

ヨハン・シュトラウス管弦楽団は1844年結成され、シュトラウス一族が継承してきたウイーン・フィルを凌ぐ伝統の名門。コンサートは前後半で90分。それにアンコールが4曲。コミカルな指揮者や楽団員のコントもあって、一時も退屈することのないプログラム。来日オーケストラコンサートは始めてという娘も、思いの他楽しかったと満足げ。来年も来日してくれたら、聴きに行きたい。新春に相応しい佳き一日だった。

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