こんばんは。
昨夜というのか、夜中物凄い雷雨でした。
朝には上がっていましたが、その後も午前中に物凄い土砂降りがあり、ちょっと凄い事になりました。
午前中、墓地というのか霊園を造成するのでそこの地鎮祭を頼まれておりました。
昨年4月にご依頼頂いた同じ依頼主の方です。
今回はその方ともうお一方が共同でされるようでした。
どなたがされるのであれ、自分としては粛々とお祭をするだけなのですが、今回は色々とハプニングがありました;。
まず第一に本来なら地鎮祭では忌竹(いみたけ)という竹を立ててその中に祭壇を組むのですが、その竹を持って来て下さる業者さんがなかなか
お越しにならない。
11時からということでしたが、10時40分になってもお見えになりませんでした。
どうしようかな;と思ううちにご依頼者のお一人がお見えになり、どうしましょう、竹を立てるにしてもまだ肝心の竹が来ませんし、地面も
でこぼこで均すにも手間が掛かりますし、と申し上げました。
そうよねぇ、時間も無いし、地べたが悪そうだし、雨も降りそうだし、今回は祭壇だけ組んでもらおうかと言われます。
結局は既に駐車場としてアスファルト塗装しているところへそのまま祭壇を組ませて頂きました。
そうしていると竹を持ってこられた業者さん、あれぇ、竹をせっかく切って来たのにと言われますが、時間も迫っており、どうにもこうにも
なりそうにありません。
今回はごめんなさいねぇ;と平謝りをし、私はそのまま準備をしておりました。
そうこうするうちに次々とお祭に参列される造成側の方々がお越しになります。
空はますます今にも降りそうな雰囲気満点です。
とにかく今回は少しでも早く致しましょうということになり、皆様がお集りになったところでお祭を始めました。
この時には既にポツポツと来ていたようです。
いつもより少しアップテンポで祝詞を奏上し、その後に四方をお祓いに参ります。
この時に切り麻(きりぬさ)という半紙や麻に米を混ぜたものをまず撒きます。
しかし今回、その容器を手にしたと思った途端に不用意にも手が滑り、容器ごとその場へぶちまける格好になりました。
お祭の最中にこんなことは初めてでしたが;慌てても仕方ありませんし、申し訳ございませんと謝り、祓弊(はらいべい)と四方に撒くお土と
いうのものを持って四隅をお祓いに参りました。
この時には更に雨脚は強くなって来ていました。
頭上ではピカッ、ゴロゴロと雷まで鳴っています。
後は皆様に玉串拝礼して頂くのですが、何故か夏場はあまり榊を用いての玉串拝礼をすることが無くそのまま出雲大社で致します 二礼四拍手一礼
にて拝礼頂きました。
要するに少しでも簡略化して今回のお祭を少しでも早く終わらそうというのもありました。
その為に地鎮祭には欠かせない土を盛り、そこへ一本の枝を立てて致します「お刈り初めの儀」(
」(おかりぞめのぎ)も省略させて頂きました。
」(おかりぞめのぎ)も省略させて頂きました。
あんた、どこが粛々と淡々とお祭するんだよ、省いてばっかりじゃないか、そう思われるでしょうけれど、これ以上時間を費やしてもというのが
ありましたので、ご依頼主様の了承のもと、そのようにさせて頂いた次第です。
こうして一通りのお祭を終え、神籬(ひもろぎ)にお越し頂きました神様方にはお帰り頂きました。
お祭を始めるにあたり、まず神様方にお越し頂く訳ですが、その際には、どうかお祭が終わるまでは降らさないでくださいと心の中で良く
念じておりました。
その思いが通じていたのか?神様方がお戻りなられるや否や、更に雨は強くなってきました。
いつもなら、お祭を終えても皆様はその辺りで談笑されておられますが、この雨ではそうも出来ず、早々にお帰りになられたようでした。
私はと言えば、いつもこうしてお祭をご依頼して下さる業者のUさんに、手伝いますよと濡れ始めた祭壇等を車までもって行ってもらったり
色々とお世話になりました。
この度、借りた車はたまたま軽ワゴンでしたが、ラゲッジスぺース側のドア?というのでしょうか、それがかなり広く開くこともあり、その下側で
かなり濡れていた祭壇や神具等をごそごそと箱に詰め直していました。
Uさんが、もう大丈夫です?と聞かれるので、有難うございました、後はボチボチしますのでと申し上げて、お帰り頂きました。
そんな感じで一番初めに此処へ来て、一番最後にこの場を後にしました。
ようやく荷物を詰め終わり、さぁ帰ろうと敷地を出て、ものの1,2分もせぬうちに車のワイパーを2段階目よりも更に早く回さねば効かない程の
土砂降りとなってきました。
いやぁ、良かった、これ後10分も違っていたらば皆さん、ずぶ濡れの中でお祭して頂くことになっていたなぁと実感した事でした。
本当なら帰りに今朝鯛を買ったスーパーへもう一度寄り、美味しいお弁当でも買って帰ろうか、そんな風に思っていましたが、それどころではありません。
とにかく帰らねば、とそんな感じでしたね。
家に戻ると、暑いからと開けていた窓から物凄い雨が室内へ入っており、場所によっては水溜まりとなるほどの有り様でした。
なんで窓開けとくの?ですが、ネコいますしね;。
今朝の様子だとまだエアコンは良いかなと思ったのが仇になったようでした。
荷物を下すよりも前に家中を拭き掃除し、ようやくゲリラ雷雨の去った後で荷物を下したことでした。
午前中だけでなんだかドッと疲れた気がしましたけど;。
まぁしかし雨があのくらいの時にお祭が出来て本当に良かったと、今にしても思います。
自分の不手際は誠に申し訳ない限りですけれども。(ほんと、すみませんです お恥ずかしい;)
これを教訓に次にはしっかりとさせて頂ければと思います。
そんなところで、本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。