芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

いつも市民派ずっと無党派!
芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

常任委員会先進地事務調査のための勉強会/帯広街バル

2024年06月26日 | 議会/委員会
今年度の総務経済常任委員会では
昨年度策定した「芽室町まちなかビジョン」を推進していく上で、
特に重要と考える「中心市街地/商店街に人の流れを創出するにはどうしたらよいのか」をテーマに掲げ、
調査を進めているところです。

今日は7月の所管委員会の先進地事務調査に向けて、委員会で勉強会を開催しました。

これまでの町が取り組んできた近代化事業や再開発事業を振り返り、
現在に至るまでの経過を学びながら、
人の流れを創出するために不足している要素について話し合いました。

調査の視点を確認できたし、課題もみえたので
勉強会の目的は達成です。
  

夕方は「帯広街バル」へ
帯広市中心部の36店が参加し、チケット1冊で最大5店をはしごして料理とお酒を味わえるというイベントです。




わたしはほとんど飲めないので、連れ合いと息子の送迎かかりを担当。
ふたりからは「美味しかったよ」というお土産話をたくさん聞かせてもらいました。

通信NO56作成中

2024年06月24日 | 通信
今日は朝から雨が降って寒い1日でした。

6月の議会が閉会し、通信の原稿書きをしていました。

どうやって書いているかというと、
まず項目ごとに内容を考え、タイトルを決めて文章を書く。
議会中にも調べていますが、再度内容を確認してから文字にしています。

ここが一番時間がかかるところ。

そして、内容をあまり詳しく書くと漢字ばかり、
ムズカシイ言葉(と言われます)が並んでしまう傾向があるので、
できるだけコンパクトに、
しかも内容が伝わるように。

以前、「小学生でもわかるように書いて」と言われたことがありますが、
たしかに文字ばかりが詰まった文章を読むのはしんどいですね。
相当気合いを入れなければ最後まで読めませんし、
途中で持続力が切れればそこで終わりです。

ある町民からは「一番最初に読むのは4コマ漫画だよ」と言われたことがあります。
確かに、読まなくても目で追えばわかるし、なにより素のわたしが出ている部分ですから。

興味がある部分だけでも手に取ってもらえたら嬉しいです。
そんなことを思いながら、今日もせっせと原稿を書きました。

これからデザイナーに全体の構成をしてもらい、何度かやり取りをして完成を目指します。

配布できるようになったらまたお知らせいたしますね。

なぜ芽が出ないの?

2024年06月23日 | 生活
最近、土に触る楽しさに目覚めました。

「殺風景な庭を花いっぱいにしたい」と妄想を膨らませていたところ、
亡くなった義母の部屋から花の種を発見。

さっそく庭に撒いて、芽が出るのを楽しみに待っていました。

ところが、何日経っても顔を出すのは雑草ばかり。

雨も降り、気温も上がってきたので、そろそろ花の芽が出るはずなのに…。

一体どうしてだろう?と不思議に思って庭を観察していたら、あることに気づきました。

「あ!」

生垣のヒバにはいつの頃からかスズメが棲みついて、その数は数えきれないほど。

犯人は、そう、スズメ!

よく見れば、種を撒いたそばにはスズメの土浴びの穴がポツポツと。

来年こそは、スズメ対策をしっかりして、夢の花いっぱいの庭を実現させます!

新聞でみた修正動議/今後の酪農のあり方

2024年06月22日 | 農業、酪農、畜産
新得町議会が「貸付金を1億5000万円に減らす修正動議を可決」という新聞記事を見たので、
さっそく新得町議会YouTubeを探してみました。
映像も鮮明で音声もとてもクリアですね。

わたしは議論の内容や議事の進め方、そして映像に映る人々の様子にとても興味が湧き、
最初から最後までじっくり見入ってしまいました。

ここでは議会の決定内容ではなく、酪農(らくのう)について調べてみます。
コロナの影響やウクライナの問題、円安の影響で、外国から輸入するエサや電気代が高くなり、
酪農業も大きな打撃を受けています。
我が家でも地元の牛乳を積極的に買っていますが、
安全で美味しい牛乳が安く買える時代はもう戻らないかもしれません。



⚫️酪農“危機”の実態を地域・個別経営レベルで解明
~北海道草地型酪農地帯の実態分析から未来の酪農のあり方を展望する~


北海道大学/2024/5/23

以下、提言を抜粋します。

○2018 年の経済情勢に戻る事態は想定しにくい。資材価格への支援は支援が経常的になることが
想定されるためにその持続性に限界がある。
○酪農“危機”以前の経営モデル(高泌乳、大規模経営)が、より経営的に厳しい状況にあるため、
そうした経営モデルからの転換が必要である。
○「意欲減退」による離農を防ぐためにも、地域毎に収益を上げられる酪農経営モデル(一つでは
なく、それぞれの経営の現状に応じた複数のモデル)を提示する。
○「生産量の増加」という目的ではなく、安定的な酪農経営を目指す、という目標に設定し直す。
○乳業メーカーとの協力体制を築き、 単なる乳量確保ではなく、持続的な酪農への転換支援を行う。
○現状の資金返済が経営転換の障壁となっている場合には、「前向き資金」への借り換えなどの資
金的支援を行う。


⚫️酪農経営は大丈夫か 厳しかった2022年を振り返る


⚫️乳価据え置き、農家落胆 続く資材高騰で経営苦しく 北海道・十勝の生乳生産者、23年1000戸割れ「次代に酪農勧められぬ」

6月議会閉会

2024年06月21日 | 議会/委員会
久しぶりの投稿になってしまいましたが、これからはブログの更新回数を増やしていきますので
今後ともどうぞよろしくお願いします。

さて、今日は6月議会最終日。

令和6年度のメムロスキー場再開のための補正予算およそ3100万円は原案どおり可決されました。
今後は12月末のオープンを目指して委託会社が準備を進めていくことになります。
これまでのロッジは使えず、リフトも1本のみということで
これまでとはまったく違う運営となります。
やってみなければわからないことも多々あると予想されますが
まずは子どもたちが安全に楽しくスキーを楽しめることを願っています。

その後の合同委員会では「めむろ新嵐山株式会社の検証報告」を調査。
委員会調査では、めむろ新嵐山(株)が破綻した要因を
コロナ禍で想定した売上を上げることができなかったためとしていましたが
町は会社に対して効果的な支援や指導が不十分であったと
より踏み込んだ検証となりました。

今回の反省を踏まえ、委託事業者との関係は緊張感をもって対応していくとの答弁もありましたが
新嵐山に限ったことではなく、すべての事業においてもそのようにしてほしいと思います。





芽室町商工会新年交礼会

2024年01月20日 | 議会/委員会
芽室町商工会新年交礼会が盛大に開催されました。

コロナ禍もあって4年ぶりの開催です。
明瀬会長、梶沢議長、町長、廣江農協組合長、黒田道議による鏡開きで始まりました。



コロナが5類になったとはいえ、物価高騰、電気代高騰による影響は芽室町経済にも大きく影響を及ぼしており、
厳しい状況は依然として続いています。

明瀬会長のご挨拶にもありましたが、まちなかの再生は事業者のために今後も町とともに進めていく必要があります。

今回は手品もあり、ビンゴもありと盛りだくさんの内容でした。
事務局の皆さまがこうして盛り上げてくださったおかげで、とても楽しい会となりました。

わたしは最後にご挨拶をさせていただきました。
お集まりの会員皆さまの事業発展と今年一年が実り多き年となることを心から祈念し、一丁締めで締めさせていただきました。



顔が赤いのですが、酔っ払ったわけではなくて、ただの緊張です笑



コロナ後遺症のこと

2024年01月17日 | 生活
コロナワクチン後遺症やコロナ後遺症で苦しんでいる人がいることは、Xで流れてくる情報をみて知っている程度でした。
「大変なんだな…。」と。
他人事のように思っていたことが、まさか自分に降りかかるとは思ってもみないことでした。
わたしが経験したコロナ後遺症について書き留めておきます。

8月末につれあいの具合が悪くなり、家にあった抗原検査キットで調べたところ陽性反応がでました。
つれあいは部屋から出ないように生活をしていましたが、3日目にはわたしも熱の症状が出て感染しました。
熱はあがっても38度ぐらい、喉も痛くない、これは軽症で済むかも、と思ったのも束の間、
息を吸っても肺に入ってこない苦しさと起き上がることもできない倦怠感に襲われました。

10日経っても症状は改善せず、病院を受診。
そこで肺炎になっていることを告げられました。
歩くこともままならない倦怠感は肺炎のせいかも、
きっと肺炎が良くなれば倦怠感も消える…。
肺炎の症状は良くなっていきましたが、一向に重い倦怠感は改善しませんでした。
倦怠感とは体験しないと理解しづらいものですが、
起き上がってもふらつくので、壁や物につかまらないと歩けない、
椅子に座ってもその状態でいることはつらく、崩れるように横になってしまう状態です。
トイレにいく以外はずっと寝たきり。
歯磨きをするにも洗面所に行くことで疲れ、歯磨きをすることでまた疲れ、終わった時にはもうクタクタ。
倒れるようにベッドに入ると寝返りを打つことすらできませんでした。

いっぽうで9月議会は新嵐山に関する補正予算が提案されており、その議決があったり、
新嵐山にあるワイナリーに長期間にわたり目的外使用として許可している件の質問などの重要案件があり、なんとか出席。
歩けないので議員や職員の皆さんには車いすを用意してくれたり、送迎をしてくれたりと大変お世話になりました。

一体この倦怠感はいつまで続くのか、どうしたら治るのか、
そもそも復帰できるのか…。終わりがみえずに落ち込む日々でした。
インターネットで「コロナ」「後遺症」「倦怠感」を検索しながらとくにかく情報収集していました。
ネット上にはいろんな情報があるので、情報発信元の確認は必須ですね。
それといまはYouTubeの時代なんだと実感しました。
YouTubeの検索に入れるとたくさん動画が出てきます。
有意義な情報を得ることができたし、「治ることを諦めずに日々過ごしてください」という言葉にはずいぶん励まされました。
コロナ後遺症を診てくれる病院を受診しようという後押しになりました。

9月下旬、後遺症を診てくれる病院を探して受診。
車を運転することができないので家族が病院に連れて行ってくれました。
先生からは「けっこう重症だね。でもかならず治るからね」と言われて涙がほろり。
最初は漢方薬処方だけでしたが、先生の紹介で耳鼻科にも通うようになりました。
さっそく耳鼻科に行き、上咽頭擦過法の治療が始まりました。
鼻の突き当たりに塩化亜鉛を塗布するのですが、これがとっても痛い。
10回はやるからね、と最初に言われていたので、長い道のりだと思いました。
先生は炎症が治ると痛みがなくなるというのですが、涙を流しながら耐えました。
そのおかげで週を追うごとに回復し、4回目ぐらいには倦怠感もだいぶ軽くなりました。
わたしにはこの治療法が合ったようです。
同時に鼻うがいや睡眠の質を上げることも取り組みました。

10月中旬に新嵐山関連予算を否決したことについての議会報告会がありました。
この時は倦怠感も落ち着き始めており、車いすでした。とにかく間に合ってよかった。

倦怠感は薄れていきましたが、歩けない。
山歩き用のポールを杖代わりにしていましたが、スピードがでないし、足が前に行かない。
なんだろう、どうしたら良いのか答えがみつからないまま、毎日が過ぎていきます。

コロナ後遺症は重症化して、仕事を失ったり、生活がままならない人がいます。
そうした人たちのためにセルフケアの動画を発信してくださる医療従事者がいて、わたしはずいぶん助けられました。
コロナ後遺症になると呼吸が浅くなることをあるそうで、呼吸リハビリを続けたところ、歩けるようになったのです。
以前からヨガの教室に通っていて瞑想や呼吸法の実践があったこともすんなり受け入れられた要因だと思います。

大丈夫だなと思えたのは、12月の終わりごろです。
振り返れば4ヶ月かかりました。
コロナ後遺症は、人によって症状がさまざまでその治療法もその人によって違います。
だからわたしの体験はわたしの場合でしかないのですが、
後遺症を診てくださるドクターに出会えたことや治療がわたしに合ったことは大きいと思っています。

昨年は健康であることの大事さを痛感した一年でした。
元気になったからこそ、今年は仕事もプライベートもより充実させていきたいと考えています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

つぶやき通信NO55

2024年01月17日 | 通信
つぶやき通信NO55を発行しました。
いつもなら定例会議後に発行していますが、コロナ後遺症になり発行できませんでした。

おもな内容は以下のとおりです。
・9月議会一般質問(新嵐山にあるワイナリー 使用許可のあり方や使用料は適正か?)
・12月議会一般質問(水道事業の広域化について)
・サクッと読める芽室町議会のいま150字
・新嵐山再生にむけて思うこと
・4コマ漫画「ゴーゴーまさらむ」緊急事態発生!!

どうぞご覧くださいね。


おもて面はこちらから


裏面はこちらから



つぶやき通信54号

2023年07月06日 | 通信
つぶやき通信54号を発行します。
今回は嵐山特集です。
● 経営危機に陥るめむろ新嵐山(株)
○めむろ新嵐山(株)の令和4年度決算と町の財政支援
○経営危機にたつめむろ新嵐山(株)
○新嵐山へ投資する前にすべきこと
○責任と覚悟をもって新嵐山の議決に臨む
●サクッと読める!150字
●議員の説明責任
●わたしのつぶやき
町が出資する割合が2分の1以上の法人は、地方自治法の規定により、毎年議会に経営状況の報告が求められています。6月議会では、めむろ新嵐山スカイパークを運営する第3セクター「めむろ新嵐山(株)」の経営状況の報告がありました。その内容を中心にお伝えします。
新聞折込は6月8日(土)です。Webでは事前に配信いたしますのでどうぞご覧ください。


表面はこちらをクリックしてご覧ください


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議長選挙/所信表明

2023年07月01日 | 議会/委員会
4期目の初議会において、議長選挙に立候補しました。

わたしが議長選挙に立候補した理由や議長になって取り組みたいと考えていたことを
所信表明で述べました。

以下、記録として残しておきます。

*************************************

議員任期4期目にあたり、芽室町議会議長に立候補いたします。
今回の町議会議員選挙、ご承知のとおり、無投票となりました。町政史上初めてとなる無投票。この結果をどう受けとめ、どのような対策を講じていくのか、町民は厳しい目でみています。
無投票とは住民自治の危機であり、町民の信頼を取り戻す議会改革を進めていかなければなりません。では町民の信頼を取り戻す議会改革とはどのようなことでしょうか。ひとことで言えば「成果を出す議会」への転換です。具体的には議会活動の質の重視、議員一人ひとりの資質向上による議会全体のレベルアップ、政策提案と監視機能を高めていくことであります。
「成果を出す議会」の実現を図るために、わたしは4つの重点項目を掲げます。ひとつは議会改革の刷新、ふたつめに議員の資質向上、3つめに政策提案と監視機能の強化、4つめは議員定数と報酬の見直し、以上4点が重点項目であります。
次に4つの重点項目の具体的内容について説明いたします。

1点目の議会改革の刷新について
本町議会の取り組みは、「議会改革のデパート」と評されるように議会改革の最先端の素材が集まっていると言われてきました。このような評価を受けたのが2015年。あれから8年が経過していますが、議会改革は、果たして町民の福祉向上に寄与できているのでしょうか?議会活動の量や新たな手法ばかりが脚光を浴び、肝心な町民は不在、町民の意見を聞くことはしますが結果を出せない。町政課題に対応できないため、町民から聞こえるのは称賛ではなく、ため息ばかり。
そもそも「なぜ町民の意見を聞く」のでしょうか。「政策に反映するため」とはもっともらしく聞こえますが、漠然としています。「聞く」前には問いを立てなくてはなりません。「問いを立てる」とは現状のどこに問題があるのかが明確になっていなければなりませんが、今の町民意見聴取ではその議論がすっぽり抜け落ちています。なにが問題なのか、なんのために意見を聞くのか、さらに、どのようなことについて具体的な意見が欲しいのか、を明確にする必要があります。これまでの議会改革では、この肝心なことをせずにただ町民の意見を聞くだけ。これでは成果を出すことはできません。
わたしは、町全体の政策課題の優先順位をつけ、議会として取り組むべき政策について、適切な時期に効率的で効果的な住民意見聴取を行い、政策に反映できる仕組みを確立してまいります。

議会改革については、これまで多くの専門的知見を頂いていますが、「これだけ広範囲な内容をすべて一律に進めていくことに無理があるのではないか」とのご指摘もありました。
わたしは、思い切って議会活動の優先順位をつけ、必要な活動を中心に議会活動を組み直します。活動そのものが目的化しているものや議会活動として優先順位の低い活動については事業手法の見直しを図り、活動量の精査を積極的にすすめます。活動の削減により、本来取り組まなければならない政策提案や監視機能の強化を図ってまいります。

2点目 議員の資質向上について
議会では、議員はそれぞれの思想信条にもとづいて、発言をします。しかし発言にはルールがあり、議員は自分の発言に責任をもつことは言わずもがなです。現行制度のルールを使って、公開の場で議論し討論する、それが議会です。とくに新しく議会に入られた一期生の方には、議会のルール、行政のしくみ、地方自治法について集中して身につけていただくことが必要ですので新人研修計画に沿って学ぶ場をつくります。
そのうえで、実践編として全議員が政策課題に対応した法務を学ぶ場を設け、緊急性が求められる政策課題に対応できる力をつけ、議会全体のレベルアップを図ります。
なお政務活動費については、政務活動費に限定せず、議員の資質向上をどのように実現していくのか、という視点に基づいてあらゆる手法を含め、検討してまいります。

3点目 政策提案と監視機能の強化について
これまで述べてきた議会改革の方向、議員の資質向上への対応をしっかり取り組むことによって、議会が本来やらなければならないこと、つまり政策の意思形成過程に関わり、町の意思決定を行うこと、質問や質疑、あるいは提言など間接的に、また直接的に政策形成にかかわることを強化してまいります。議会活動の量を増やすばかりで、議会活動をやっている気になっている現状から、議会本来のあるべき姿に戻していく取り組みを進めてまいります。

4点目 議員定数と報酬の見直しについて
今回の選挙で無投票となったことを重く受け止め、定数を14人に削減し、管内最低の期末手当を管内平均水準に引き上げていきます。
また議員報酬および期末手当は、生活給とまではいきませんが、これまでの議会独自の算定方法を見直し、「なり手不足」の解消という視点から、増額する検討を始めます。
議員報酬と議員の専門性についてですが、議員になる人は最初から「政治のプロ」である必要はありません。執行機関が提案する政策が町民感覚とはかけ離れていないか、町民目線からみて使いづらいサービスはないか、不都合なことはないか、という町民目線が、議員には必要だと考えるからです。政治のプロでない人が議会にも入っても仕事ができる議会、その体制を整えます。その内容は、2点目の「議員の資質向上」で述べたとおりです。

以上が重点項目ですが、改革すべきことはじつに多くあります。そこで、もっとも効率的に改革の成果を出すために、今年度は既存の議会活動、議会活動とは議会モニター会議、高校との連携事業、町民との意見交換会、を1年間休止します。ただし、町民から要望される意見交換の要望は例外とします。
現状の議会活動の年間スケジュールには余白はありません。事業の準備、実行、まとめのサイクルがようやく終わったかと思えば、次の事業が目前に迫ってきます。議会モニター会議、高校との連携事業、意見交換会、その間に定例会議や所管委員会もこなす…。
目まぐるしいスケジュールの中では、新しい発想で、思考する余裕などありません。事業の目的を忘れ、事業をこなすことだけに集中していれば成果はでなくとも「やった」という事実は残り、時間は過ぎていきます。しかし、このような悪循環をいつまでも続けて良いのでしょうか?
議員の仕事は、とてもクリエイティブです。わたしは人間らしく、思考できる時間的余裕と精神的なゆとりがちゃんと持てる議会を作りたい。だからこそ、今年1年間を新たな体制を構築する期間とし、議会活動は最低限に、その他の活動は休止して、「成果の出る議会」へ体制を立て直します。

現状の改革を継承しても、状況を変えることはできません。これまで取り組んできた議会改革は、町民の声を聞くというバリエーションを増やしたものの、無投票という結果に終わっています。だからこそ議会改革はマイナーチェンジではなく、フルモデルチェンジを勇気を持ってすべきだとわたしは考えます。「議会改革NO1」という過去の栄光にしがみつき、その枠に囚われ、前に進むことができないのが今の芽室町議会です。新しい発想を取り入れる大胆さと勇気を持つことができないのであれば、議会はますます住民から見放されるでしょう。
我々議員は、議会改革の専門家になる必要はないのです。芽室町議会がすべきことは、町民が抱えている不安や心配、困りごとに政策という視点から解決策を導くことです。

3期12年間の実績から4年後を見通し、今早急にやらなければならないことを所信表明として申し述べました。これらすべては町民のためにあります。町民に信頼される新しい芽室町議会の構築に向けて、皆さんと一緒に新しい景色を創り上げていきたい。

結びになりますが、議長として公正で、公平な議会運営に努めるとともに、皆様方のご意見にも真摯に耳を傾けてまいります。
どうか皆様方のご賛同とご支持を賜りますよう、お願い申し上げ、わたしの議長選挙における所信表明といたします。
ありがとうございました。