芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

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芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

新聞でみた修正動議/今後の酪農のあり方

2024年06月22日 | 農業、酪農、畜産
新得町議会が「貸付金を1億5000万円に減らす修正動議を可決」という新聞記事を見たので、
さっそく新得町議会YouTubeを探してみました。
映像も鮮明で音声もとてもクリアですね。

わたしは議論の内容や議事の進め方、そして映像に映る人々の様子にとても興味が湧き、
最初から最後までじっくり見入ってしまいました。

ここでは議会の決定内容ではなく、酪農(らくのう)について調べてみます。
コロナの影響やウクライナの問題、円安の影響で、外国から輸入するエサや電気代が高くなり、
酪農業も大きな打撃を受けています。
我が家でも地元の牛乳を積極的に買っていますが、
安全で美味しい牛乳が安く買える時代はもう戻らないかもしれません。



⚫️酪農“危機”の実態を地域・個別経営レベルで解明
~北海道草地型酪農地帯の実態分析から未来の酪農のあり方を展望する~


北海道大学/2024/5/23

以下、提言を抜粋します。

○2018 年の経済情勢に戻る事態は想定しにくい。資材価格への支援は支援が経常的になることが
想定されるためにその持続性に限界がある。
○酪農“危機”以前の経営モデル(高泌乳、大規模経営)が、より経営的に厳しい状況にあるため、
そうした経営モデルからの転換が必要である。
○「意欲減退」による離農を防ぐためにも、地域毎に収益を上げられる酪農経営モデル(一つでは
なく、それぞれの経営の現状に応じた複数のモデル)を提示する。
○「生産量の増加」という目的ではなく、安定的な酪農経営を目指す、という目標に設定し直す。
○乳業メーカーとの協力体制を築き、 単なる乳量確保ではなく、持続的な酪農への転換支援を行う。
○現状の資金返済が経営転換の障壁となっている場合には、「前向き資金」への借り換えなどの資
金的支援を行う。


⚫️酪農経営は大丈夫か 厳しかった2022年を振り返る


⚫️乳価据え置き、農家落胆 続く資材高騰で経営苦しく 北海道・十勝の生乳生産者、23年1000戸割れ「次代に酪農勧められぬ」