芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

いつも市民派ずっと無党派!
芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

「2015年度「議員と市民の勉強会&市民派議員アドバンスコース《政策研究会》」参加者募集(修正)

2015年06月21日 | 議会/委員会
「女性を議会に!無党派・市民派ネットワーク」(通称:む・しネット)が
主催する勉強会のお知らせです。

全国各地で活動する議員とともに学び合う勉強会です。
わたしももちろん参加します。

市民派の議員、市民のみなさま ぜひご参加をご検討ください!
少し長いですが、どうぞご覧ください。

2015「議員と市民の勉強会&市民派議員アドバンスコース《政策研究会》」開催のご案内
http://blog.goo.ne.jp/mushinet/e/9aad5cf73073205c6601d163c3d5c33e

---2015「議員と市民の勉強会&市民派議員アドバンスコース《政策研究会》」開催のご案内
              2015.6.20
                     「女性を議会に!無党派・市民派ネットワーク」(む・しネット)


今年度「む・しネット」は、市民派議員として働くための実践的な連続講座「議員と市民の勉強会&市民派議員アドバンスコース《政策研究会》」を開催します。
第1回は8月8日~9日(土・日)、第2回は10月31日~11月1日(土・日)、第3回は2016年1月23日~24日(土・日)です。
「議員と市民の勉強会」も「政策研究会」も、3回通しでの参加が原則です。

1日目の「議員と市民の勉強会」は、期数の少ない議員と市民向けの基本コースです。
議員のみなさんは「無党派・市民派議員として働く必要な手法を身につける」、市民のみなさんは「政治に関心を持ち、政策実現のための市民でもできる手法を学ぶ」という内容・構成です。
2日目の「市民派議員アドバンスコース《政策研究会》」では、期数の多い市民派議員にスキルアップしていただくために、個別の政策課題の問題解決(実現)に向けてのアドバイス・意見交換、共通の政策課題について研究します。
第1回の午後には、この問題に詳しい、中日新聞生活部(編集委員)の白井康彦さんをお招きして
「自治体における生活困窮者の自立支援のあり方」をテーマにお話しいただき、意見交換します。

 新議員・市民の方には、議会のしくみと議員の仕事の基本を知っていただき、2期目以上の方には今までと違う視点と課題を持って、勉強会・政策研究会に参加していただければと思います。

「議員と市民の勉強会」にはじめての参加を希望される方は、講師の寺町みどりまで、まず内容等をお電話でお問い合わせください。
「む・しネット」勉強会に参加されたことのある方は、小川まみまで、直接メールで申し込んでください。

以下に、基本情報をお伝えしますので、意欲のある方はぜひご参加ください。
また、ひとりでも多くの方に参加していただきたく、お知り合いの市民派議員、地方自治に関心のある方に開催をお知らせいただればければ幸いです。

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(以下、転送・転載可)
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「2015年度「議員と市民の勉強会&市民派議員アドバンスコース《政策研究会》」

【会場】 ウィルあいち 
愛知県名古屋市東区上竪杉町1番地 TEL: 052-962-2511
     http://www.will.pref.aichi.jp/frame/f-kotu.html

【講師】寺町みどり・寺町ともまさ 『最新版 市民派議員になるための本~あなたが動けば社会が変わる』(2014/WAVE出版)共著者
プロフィール
○寺町みどり:著書に『市民派議員になるための本~立候補から再選まで』。『市民派政治を実現するための本~わたしのことはわたしが決める』共編著。(いずれも学陽書房)、「む・しネット」事務局
○寺町ともまさ:岐阜県山県市議会議員。「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネットワーク」事務局

 【開催日】
第1回  8月 8日(土)~ 8月 9日(日)
第2回 10月31日(土)~11月 1日(日)
第3回 1月23日(土)~ 24日(日)

【日程の基本】
1日目 《議員と市民の勉強会》 13:00~20:00
2日目  市民派議員アドバンスコース《政策研究会》 9:30~16:00

【対象/参加条件】
○「無党派・市民派」の議員および市民(「誓約書」提出・条件審査あり)
 ※政党および政党系会派所属議員を除く
○3回通しでの参加を基本とする
 
【年 会 費】(事前振込み)
(1)議員と市民の勉強会 (定員15名/要誓約書)
    ○ 市民派議員           4万5千円
    ○ 市民および「む・しネット」会員 3万円 
(2)市民派議員アドバンスコース《政策研究会》(定員10名)
    ○勉強会に参加されたことのある市民派議員 2万5千円
    ○「む・しネット」会員          1万5千円

【初めての方のお問い合わせ】
(1)の「議員と市民の勉強会」に初めての参加を希望される方は、
 まず講師の寺町みどりまで、電話で内容をお問い合わせください。
  TEL:0581-22-4989

【勉強会に参加されたことのある方の申し込み】
 今までに「む・しネット」勉強会に参加されたことのある方は、
 (1)(2)とも、小川まみまでメールで申し込んでください。
  Eメール:kjnnhyw6@sf.commufa.jp

【申し込み締め切り】7月18日(土)

【主催】「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」(通称「む・しネット」)
    お問い合わせ・連絡先:小川まみ TEL:0594-31-6641


【内容およびスケジュール】
(1)第1回 8月 8日(土):《議員と市民の勉強会》の基本構成、第一回の内容詳細は別途掲載。
第2回以降は、参加者の構成にあわせて、議員にはじっさいの議会活動に合わせた仕事ができるように、市民も使いこなせる手法などで構成。
「決算」(第1回)「予算」(第3回)などの財政については、基本ルールを知ると同時に、実践的かつ具体的な内容を扱います。
「政策編」は、基礎自治体の基本的な政策について、自分の暮らすまちにどのように反映させていくのかの手法を実践的に学びます。そのなかの取り組みたいテーマを「一般質問」(議員)、「申入書」(市民)として組み立て、政策実現をめざします。

(2)第1回 8月 9日(日):「市民派議員アドバンスコース《政策研究会》」
【基本構成】
1)午前9時半~ 講師:寺町みどり&ともまさ
  市民派議員が個別に取り組む政策課題の問題解決(実現)に向けてのアドバイスと意見交換

2)午後~ 共通の政策課題についての研究 政策課題の共有と取り組み方の検討
      共通の政策課題についての研究。
第一回 8月9日(日)
 講師:白井康彦(中日新聞生活部・編集委員)
 テーマ:自治体における生活困窮者の自立支援のあり方


別紙・(講師作成)
2015年度「議員と市民の勉強会」
【内容と構成案】(参加者の構成により内容は変わることがあります)
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●日時:第1回 8月8日(土)13時~20時
●テーマ「市民派議員として議会ではたらく」
【セッションA】 
1)「議会の基本を知る~議会のルール」
・議会とはなにか-基本的な議会のルールと流れ
・議員とは何か~議員というお仕事/法律、規則、ルールを使いこなそう
・議会における議案とは何か/議案審議とは何か
・本会議と委員会の関係/審議(本会議)、審査(委員会)の手法
 
【セッショB】 
1)「原則に基づく的確な発言が効果を生む~論理的説得力を身につける」」
・議会における発言とはなにか/発言の基本とルール
・「質疑と一般質問」~質疑とは何か? 一般質問とは何か? その違い。 
・獲得目標の設定で効果倍増
 ・質疑の組み立て方/答弁の引き出し方

2)「一般質問の組み立て方」/申入書の組み立て方(市民)
・政策課題を元に、具体的に問いを立て獲得目標を設定し、論点を整理して
 一般質問をシミュレーションする

【セッションC】
・自治体における「政策」とはなにか
・基礎自治体の政策には、どのようなものがあるのか
・各自治体で共通するもの/独自のもの

【セッションD】 
「決算審査を予算へつなぐ~決算は政策の事後評価」
1)「決算とはなにか」~決算審査は政策評価
2)決算審査の着眼点
・決算審査の重要性~予算審議との相違点と共通点
・決算全体の問い直し~決算審査は「討論」で締めくくる

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第2回 10月31日(土)13時~20時
「じょうずに使おう! 直接民主主義の制度 
~政策実現に向けて、議員活動・市民活動のスキルアップする」
第2回の内容(案):
◆議員も市民も使える直接民主主義の制度、手法
 ・請願・陳情、直接請求など
 ・住民監査請求、住民訴訟、異議申立・審査請求など
◆基本は情報公開/情報公開制度を使う
 市民に情報発信する~ニュースなどの文書のつくりかた
 ・文書(書きことば)によるメッセージの出し方。
◆「12月議会の一般質問で望む答えを獲得しよう」
 ・決算議会の反省と課題
 ・一般質問で望む答えを獲得する~現状と対策
  あなたが取り組んでみたいテーマについて、「現状・データ集め・立論」を実践的にシュミレー  
ションする
◆論理的説得力を身につける~論理の組み立て「主張と反論」
ワークショップ「議論の手法を身につける」
  ・議論とはなにか?~論理的に話す基本
  ・論理的説得力(立論・反論・同意・展開・深化など)のコツ

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第3回 2016年1月23日(土)13時~20時
総論《自治体における「予算」とはなにか》 
第3回の内容(案):
◆予算の基本~予算とはなにか/法律的な観点から/財政的な観点から/政策的な観点から
◆予算案審議-議員の力をフルに発揮しよう
◆「予算書」を読む~決算を予算につなぐ
◆予算審議の着眼点/予算審議の質疑のコツ
◆情報公開制度を使いこなす
◆予算過程の情報公開をひろげる
・あなたの主要政策や政策課題に関する資料を取得しよう
◆一般質問の組み立て方
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委員会は陳情を「採択すべきもの」と結論を出しました

2015年06月12日 | 議会/委員会
今日は朝から総務経済常任委員会でした。
議件は「憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回と関連法「改正」反対を求める意見書」の提出に関する陳情についてです。

先日、参考人をお招きして質疑を行ったので、すぐに意見交換に入りました。
委員は7人で構成されており、それぞれが自分の意見を述べました。
わたしは、海外での武力行使を禁じてきた憲法9条の解釈を大きく転換する閣議決定は認められない、
日本が他国の戦争に巻き込まれる可能性が高い、
憲法学者が違憲であると指摘したこと、
政権が代わるたびに憲法解釈がかわる可能性もあること、
そして、なによりも陳情者の願意である子どもの未来を守りたいことなどを述べました。

意見交換が終わり、本陳情について採択すべきものとするか、について、討論そして採決を行いました。
その結果、賛成3人、反対3人の賛否同数となり、委員長の決定により委員会として本陳情を「採択すべきもの」としました!
すごい!

本陳情は6月定例会議最終日(6月24日)に本会議に戻され、議案として審査することになります。
芽室町議会としてどのような結論を出すのか、この結果をどうぞご注目ください。


幕別町/子ども医療費中学生まで拡大

2015年06月09日 | 議会/委員会
こどもの医療費助成を中学生まで無料とする自治体が、十勝管内でまたひとつ増えました。

幕別町の飯田町長はこどもの医療費無料化を選挙公約に掲げていましたね。
これまで所得制限があったようですが、今回は所得制限を撤廃し、完全無料化です。

こどもの医療費は、本来自治体間に格差があってはなりません。少子化対策として国が率先してすすめるべきだと考えますが、だからと言って自治体が手を打たなくてよいのか?そうではないと思います。子ども医療費の拡大は、選挙のたびに公約に掲げられ、段階的に拡大してきたという流れがありますが、ある調査では全国の自治体65%が中学生までの助成を行うまで拡大してきています。

芽室町は「総合的な子育て支援を行う」という方向で、これまで子どもの医療費無料化に特化しない政策を打ち出してきました。不妊治療費助成や妊婦健診助成、そして同時通所にかかわらず、第2子、第3子以降の保育料減免など子育て世代には手厚い経済支援策を実施しています。しかし、管内でも子ども医療費拡大が進んでいる状況があり、芽室町の入院は非課税世帯のみ小学生まで対象、通院は入学前まで、という助成状況はずいぶん遅れてしまいました。総合的な子育て支援としてもみても、全体的には大きな円を描けるのに、こどもの医療費助成だけがガクンと落ちています。

芽室町も中学生まで助成拡大を実施し、今よりもさらに「子育てしやすい町」を目指す時期にきていると考えます。


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医療費無料化、中学生に拡大 幕別町
十勝毎日新聞 2015/06/09 12:17

 【幕別】定例会は9日午前10時に開会。飯田晴義町長は執行方針で、入院・通院を問わない医療費の無料化を10月から、中学生まで広げる考えを示した。同時に小学生で設けていた所得制限を撤廃する方針。子供の医療費無料化は管内自治体でも多くで実施されているが、帯広と近郊3町では中学生までの完全無料化は初めてという。
幕別町内の中学生は858人(5月現在)。町民課によると、無料化に伴う町予算の年間影響額は1500万円で、今回は補正予算で5カ月分625万円を計上した。また、町はこれまでの小学生の無料化について、高額所得により利用できないケースが約70世帯あったとした。

陳情者の意見陳述が行われます

2015年06月09日 | 議会/委員会
午前中は第2回役場庁舎建設に関する調査特別委員会でした。
6月末に揖斐川町ほか2町の役場庁舎を視察することを委員会として決定しました。
有意義な視察となるよう、準備をすすめていかなくてはなりません。

3時30分からは総務経済常任委員会が開催され、「憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回と関連法「改正」反対を求める意見書」の陳情審査があります。
今日は陳情提出者による意見陳述を行います。
委員会としての結論は、12日に開催される委員会で決定される予定です。

FBで滑川町議会が安保法制反対の請願を採択したとの記事が流れました。
衆院憲法審査会での参考人として呼ばれた3名の先生方はいずれも安保法については「違憲」であるとはっきり明言しました。
戦争につながるこの法案にわたしは反対です。

12日の委員会でははたしてどのような結論が出されるのか、注目です。



九神ファームめむろ 嵐山工場お披露目式に参列しました

2015年06月07日 | 議会/委員会
今日は九神ファームめむろ嵐山工場のお披露目式およびプロジェクトめむろ発信式に参列してきました。
昨日開催された「芽室町障がい者雇用促進セミナー」の講演、パネルディスカッション後に行われたグループ討議にも参加して
パネリストの皆さまとも意見交換をさせていただいたのですが、グループ討議でご一緒した九神ファーム取締役の且田久美さんのお誘いでした。わたしの中ではお会いしたい人のNO.1の方で、ようやく念願が叶いました。想像よりもずっと若くて、聡明で、パワフルで、でもとても可愛らしい方でした!もっとお話ししたかったのですが、多くのお客様がいらしていたので遠慮してしまいました… またお会いできるといいなぁ
 
その且田さんが案内してくださった席は、なんと飯山市長のお隣でした。
飯山市の取り組みとしては具体化しているわけではないそうですが、今後のために情報収集をなさっておられるとか… やる気のある自治体はトップみずから出向くのですねー

さて、九神ファームですが、今年で開設3年目となります。
どんな仕事をしているかというと、じゃがいもやかぼちゃなどを育ています。農産物の生産、収穫、加工という一連の仕事を障がいがある従業員がすべて担っており、加工品は四国にあるクックチャム(九神ファームの出資企業)というお惣菜を販売する会社に卸しています。これまでは休所中の渋山保育所を改造して加工所としていましたが、手狭になったことから2015年4月に嵐山工場を新設しました。

さらに、「プロジェクトめむろ」の発信式も行われました。
「プロジェクトめむろ」とは、だれでもが、当たり前に働いて生きていける、そんな町を作ろうという理念を実現していく取り組みのことです。
詳細についてはこちらをご覧くださいね。
プロジェクトめむろとは…http://www.maff.go.jp/j/keikaku/pdf/kyujin_siryo.pdf


まぁ 前置きはこれくらいにして、今日はめむろですごいことが起こっている!と感動した一日でした。
障がいがあっても当たり前に働いて生きていくことができる町の実現を掲げ、着実に具体化し、さらに広げていこうとしている九神ファームの企業姿勢、そして、なによりもスバラシイと思ったのは、ここで働く従業員たちの前向きな姿勢でした。
式では従業員の決意表明が行われたのですが、そのうちの一人が「自由な時間は減ったけど、自由にできることが増えた」「とてもうれしいことです」と述べていました。
彼は学校に行けずに過ごしてきた青年です。
その彼が働くことを通して、労働の対価を得て、さらに自分の可能性や未来を考え、変えようとしていることについ胸が熱くなりました。

北海道知事をはじめ、北海道内外で医療・福祉を牽引してこられた方々や福祉分野の研究者の方々、町外、道外から多くのお客様が訪れ、これまでの道のりへのねぎらいとこれからのチャレンジに期待を込めて祝辞を送っておられましたが、農福連携という障がい者雇用と地域づくりの実践例がこの芽室町で始まったことは大きな意味があります。
間違いなくこの「めむろプロジェクト」は、地域づくりのひとつのモデルとなると思います。

ただ、残念なことにこの取り組みについて、まだまだ町内では知られていません。もっと多くの町民の方に知ってほしいなぁ
そう思っていたらクックチャムの社長さんが「わたしたちの取り組みを知っていただくため、地元の野菜を使ったお昼を提供するお店を町内に作ります」とおっしゃっていました。働く人は、若者、障がい者、高齢者です。芽室ならではの活性化にわたしも大きな期待を寄せ、これからも見守り、発信していきたいと思っています。

昨日の基調講演で成澤俊輔さんからは当たり前だと思っていることを問いなおすことの大切さ、固定観念という枠を外すことを、そして今日出会った方々からは、芽室町の農業やこの町にいる人たちの魅力を改めて感じました。
魅力溢れる芽室町をもっともっと住み良い町にしていきたい、わたしも精一杯尽くしていこうと思います!


九神ファームめむろのHPはこちら … http://kyujinfarm-memuro.co.jp/

めむろプロジェクト等はこちら … http://www.maff.go.jp/j/keikaku/pdf/kyujin_siryo.pdf

クックチャムのHPはこちら … http://www.cookchum.co.jp/

陳情審査【憲法解釈変更による集団的自衛権講師容認の閣議決定撤回と関連法「改正」反対を求める意見書】

2015年06月05日 | 議会/委員会
今日の午前中は、厚生文教常任委員会に付託された国民健康保険税条例中一部改正の件、および補正予算についての調査を傍聴しました。

来週火曜日(9日)には、わたしが所属している総務経済常任委員会が開かれます。
案件は「憲法解釈変更による集団的自衛権講師容認の閣議決定撤回と関連法「改正」反対を求める意見書」の陳情審査で、陳情者による意見陳述があります。
わたしは憲法9条を守る、戦争をしない、そして子どもたちに今の平和憲法を手渡したいという立場で審査に臨みたいと考えています。

昨日の衆院憲法審査会は、憲法学者3名を招いて参考人質疑を行ったそうですが、3人はいずれも「憲法9条違反」だと述べたとのこと。
また安保法案については81%が説明不足だという調査結果も出ています。

今日は資料集めをしていましたので、記録として記事を残しておきます。

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【「安保法案は違憲」与党打撃 衆院憲法審で参考人3氏が見解】

衆院憲法審査会は四日、憲法学者三人を招いて参考人質疑を行った。三人はいずれも、他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案は「憲法九条違反」との考えを示した。野党は根幹にかかわる問題だとして、五日以降の衆院特別委員会で追及する構え。安倍政権が歴代内閣の憲法解釈を変更してまで成立を目指す安保法案が「違憲立法」にあたるかどうかが、論戦の焦点になる。

 参考人質疑で、自民、公明両党の与党と次世代の党が推薦した長谷部恭男早稲田大教授は、集団的自衛権の行使を認めた昨年七月の憲法解釈変更に基づく安保法案について「従来の政府見解の論理の枠内では説明できず、法的安定性を揺るがす」と批判した。与党が推薦する参考人が、政府提出法案に異論を唱えるのはもちろん、違憲と明言するのは極めて異例だ。

 民主党推薦の小林節慶応大名誉教授も「日本は憲法上、海外で軍事活動する道具と法的資格が与えられていない」と指摘した。維新の党推薦の笹田栄司早稲田大教授は、これまでの安保法制が合憲性を保つ限界だったとして「今回は踏み越えてしまい、やはり違憲だという考えだ」と述べた。

 国際貢献の目的で他国軍支援を随時可能にする国際平和支援法案も、参考人二人が違憲もしくは違憲の疑いが強いと指摘した。

 長谷部氏は他国軍への弾薬提供や戦闘現場近くでの活動を認めたことについて、違憲となる恐れが「極めて強い」と述べた。小林氏は「戦場に後ろから参戦することになる」として、他国の武力行使と一体化するため憲法違反になると指摘した。笹田氏は言及しなかった。

 憲法学者が国会で安保法案を憲法違反と明言したことで、野党は違憲立法の問題点を追及する。

 民主党の枝野幸男幹事長は「自民党が推薦した学者まで違憲だと明言した。いかにでっちあげの論理で法案ができているのか自ら認めたようなものだ」と指摘した。共産党の志位和夫委員長は「いかにこの法案が憲法違反かを示している」と述べた。

 菅義偉官房長官は会見で「憲法解釈として法的安定性は確保されている。違憲との指摘は全く当たらない」と反論した。 (中日新聞:2015年6月5日)

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【安保法案、「説明不足」81% 共同通信世論調査】

 共同通信社が30、31両日に実施した全国電話世論調査によると、集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案への安倍政権の姿勢に関し「十分に説明しているとは思わない」との回答が81・4%に上った。「十分に説明」は14・2%だった。法案成立後、自衛隊が戦争に巻き込まれるリスクが「高くなる」は68・0%で、「変わらない」26・1%、「低くなる」2・6%を上回った。安倍晋三首相はリスク増を認めていないが、国民の根強い懸念を裏付けた形だ。

 安倍内閣の支持率は49・9%で、4月の前回調査に比べて2・8ポイント減った。不支持率は38・0%(前回34・9%)。(共同通信社:2015年5月31日)

介護予防ポイント制度対象活動が拡大

2015年06月05日 | 議会/委員会
先日はわたしの尊敬する方とランチを頂きながら、久しぶりにゆっくりお話しをする機会がありました。
市民活動に関わっている方なので、活動の自立と活動資金のこと、団体の目的と事業のことから地域づくりまで時間を忘れてしゃべっていました。
楽しい時間はあっと言う間に過ぎますね。


さて、昨日は議運を傍聴したあと、まちの駅へ。
サロンひだまりという高齢者支援をしている団体の活動日で、
会員(高齢者の方)に提供するお弁当を一般の方にも販売しているのです。
写真はありませんが、野菜と山菜がたっぷり入った美味しいお弁当でした。

サロンひだまりの活動は、今年度から芽室町が実施している介護予防ポイント制度事業に該当する活動となりました。
介護予防ポイント制度は、ボランティア登録をした65歳以上の高齢者がボランティア活動を行うと活動時間に応じたポイントを付与するという制度です。
これまで介護施設のみのボランティア活動が対象でしたが、地域包括ケアシステムを作っていく方針であるなら「在宅や地域での活動へと対象活動を広げては」と一般質問を通して対象の拡大を提案してきました。
今年度から地域でのボランティア活動もOKとなり、サロンひだまりとふまねっとの活動が新たに加わることとなりました。
地域包括ケアシステムの取り組みは始まったばかりですが、地域での活動はまだ不足しています。
これからは箱モノではなく、ソフト事業を増やしていく方向を考えないとなりません。

また地域包括ケアシステムをすすめていくためのワーキング・グループも動き出しています。
このグループにはボランティアセンターや町民活動支援センターの職員も入っており、意見を述べていると聞いています。
地域での活動の状況を把握する立場にある人がグループにいると発言内容も具体的で視野も広がると思います。




6月議会の一般質問

2015年06月03日 | 議会/委員会
今日は一般質問の通告日でした。
以前から気になっていたことがようやくカタチにすることができたので、
一般質問に盛り込みました。
また、選挙で掲げた公約のひとつも入れました。
全部で3項目について質問します。

一般質問は、6月15日(月)の3人目です。
おそらくお昼前後になると思います。
傍聴はどなたでもできますので、お時間がありましたらぜひ傍聴にいらしてください!
質問を聞くと質問者(議員)の考え方、スタンスがよくわかると思います。

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【乳幼児医療費助成対象年齢を拡充せよ]
(1)管内自治体における乳幼児医療費助成状況は、ここ数年で大きく前進し対象年齢の拡大が進んでいる。本町においてもホットボイスや保育所の保護者から、助成対象年齢の拡大を求める声がある。本来、生命や健康にかかわることは、自治体間で格差があってはならないと考えるが、町は子育て世代の声をどう受け止めているのか。
(2)本町は、平成26年度から第2子の保育料は2分の1に、第3子以降は無料とする保育料軽減対策など子育て世帯へ積極的な経済支援を実施している。
経済支援のさらなる充実として、乳幼児医療費助成を中学生まで助成対象とし、「子育てしやすいまち」の実現を目指すべきと考えるが、町の認識はどのようか。

【高齢化社会における公共サービスパートナー制度のあり方について】
(1)公共サービスパートナー制度は、導入から10年が経過したが、地縁団体が担っている業務の取り組み内容(実施業務及び受託件数)にどのような変化があったか。
(2)変化が生じた原因を町はどのように分析しているのか。
(3)高齢化率の上昇、町内会加入率の減少など、公共サービスパートナー制度を取り巻く社会状況は大きく変化している。受託団体の要件を見直し、仕事を求める高齢者団体が活動できるようにすべきと考えるが、町の認識はどのようか。

【安心で安全な水道水の供給のために複数水源を維持せよ】
近年、異常気象による予想を超える災害や水質汚染が起きている。
災害等に備えるためにも、水源は複数持つべきと考えるが、町の認識はどのようか。

6月議会が開会〜国保会計繰上充用について

2015年06月03日 | 議会/委員会
6月議会が昨日開会しました。
初日の議案は、国保の議案が次々と提案されたり、今期から始まった予算決算特別委員会が開かれたりと
中身の濃い、そして議会の責任を感じた初日でした。

自治体の財務は、会計年度ごとに独立しており、3月31日までにその年度の予算を作り、5月31日までに前年度の出納整理を行わなくてはなりません。
4月になって赤字決算になることが判明したからといって、赤字決算にすることはできないので
翌年度の歳入を繰上げて赤字の埋め合わせを行うことになります。
その時期、対応も決まっており、5月31日の出納整理期間の閉鎖日までに長が専決処分しなくてはなりません。

芽室町国保会計は、平成23年度決算に赤字が生じることがわかり、
平成24年6月議会において、国保会計補正予算が提案され(専決処分として繰上充用が行われたこと)
議会はこれを承認してきました。
その後、毎年6月議会に国保会計補正予算(財源不足のため繰上充用で対応したこと)が提案され、
今年度の繰上充用金は2億5600万円(これまでの累積赤字ですね)にまで膨らんでしまいました。
国民健康保険は、加入者が納める保険料と、国・県・市などの負担金や補助金などによって運営しており、
この赤字の解消も計画的にすすめなくてはなりません。
(この件については現在のところ示されていませんが、12月議会において説明される予定とのこと)

そこで昨日は、国保会計の健全化を図るため、大幅な税率改正とそれに伴う条例改正が議会に提案されました。
その審査は厚生文教常任委員会に付託されることとなっています。

国保会計の加入者は、高齢者と低所得者の方が多いという構造的な特徴があります。
国保会計健全化にむけては、税率改正だけではなく、医療費の抑制、保健事業の充実など取り組む課題は多くあり、
今後もしっかりみていかなくてはならないと思っています。

予算決算特別委員会は、本会議の休憩中に開催されました。
はじめての委員会ということで、まだ試行錯誤していると感じています。
議会中継をみていた方からも同じようなご意見を頂いています。

委員会に付託される案件については、どのような案件が委員会に付託されるのか、明確なルールがありません。
この件については全員協議会のときに指摘をし、議会運営委員会で協議するべきと発言をしていますので
今後ルールが作られることとなります。