芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

いつも市民派ずっと無党派!
芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

再議の結果

2015年10月21日 | 議会/委員会
本日は臨時議会で「芽室消防団条例再議」が審議されました。

その結果、再議に付された芽室消防団条例は、修正案に対する賛成者が12人で、9月24日の議決のとおりとなりました。
修正議決した「芽室消防団条例」は、「消防組織法」第23条が定める「消防団員の身分等」についての記載が削除されており、消防団設置における要件を満たしていないという条例です。

西十勝消防組合から芽室町へ移管される消防団ですが、来年4月からどのように運営していくのか、は現時点でまったくの白紙。
消防団をなくすことにはならない、という思いは議会も同じだという発言もありましたが、今後どこで折りあわなくてはいつまでたっても平行線です。政局を作り出すことが議会改革ではないと思うし、もっと町民のための政策を議論する議会でありたいものです。

役場の中で用事を済ませたあと「ばぁばのお昼ごはん」へ向かいました。
玉子焼きは家族には作るけど、自分では作って食べる気がしないので、今日のお昼は玉子焼き定食!
わたしが入った時間は12時半過ぎだったのですが、12時に来店された方はすでにお帰りになっていて、ゆっくり出来ました。

小さな子どもがいるなぁと思ったら知人のお子さんでした。
しばらく見ないうちに子どもは大きくなっていきますね。

お店の方が「1時過ぎからはおまたせせずにご利用いただけます。宣伝してください!」とのことでしたので、PRさせていただきますね。




まさむらきみこ通信「つぶやきをかたちに」第18号

2015年10月18日 | 議会/委員会
「つぶやきをかたちに」第18号を発行しました。
9月議会での一般質問を中心に、「消防団条例」の経過についても少し書きました。

「芽室消防団条例」は再議に付され、10月21日の臨時議会で再び審議をすることになりました。
町は「「消防組織法」第23条にもとづく、条例の要件を満たしていない」ことを理由に再議に付しました。
再議は、出席議員の2/3以上の賛成がないと可決されません。
通常の議決よりもハードルが高くなるということで、芽室町議会は16人ですから、11人以上の賛成が必要です。もしも賛成が2/3だった場合は修正案は否決されることになるのですが、どうなっていくのか・・・
再議の件については、もう一度整理をして、その上で質疑と討論を組み立てようと思っています。


【地方自治法 第176条】
1.普通地方公共団体の議会における条例の制定若しくは改廃又は予算に関する議決について異議があるときは、当該普通地方公共団体の長は、この法律に特別の定があるものを除く外、その送付を受けた日から十日以内に理由を示してこれを再議に付することができる。
2.前項の規定による議会の議決が再議に付された議決と同じ議決であるときは、その議決は、確定する。
3.前項の規定による議決については、出席議員の三分の二以上の者の同意がなければならない。






*上記の画像は拡大されないようなのでお手数をお掛けしますが、以下の画像をクリックしてご覧ください。
 gooブログの操作は今後勉強しますので、今回はお許しください。 






今週は取り組まなくてはならないことが他にもあるので、計画的に気を抜かないで取り組んでいきます。
明日からの一週間、張り切っていきましょう。

「ばぁばのお昼ごはん」明日オープン

2015年10月12日 | 議会/委員会
今日は「ばぁばのお昼ごはん」試食会に行ってきました。
「ばぁばのお昼ごはん」は、地元の食材を使った食堂で、発達障害など障がいのある人たちが働くお店です。
一人ひとりのやる気や自信や誇りがとてもよい雰囲気を作っていて、とても居心地が良かったです。

お店では厚焼き玉子焼きやポテトサラダ、豚汁、おにぎりなどを試食させて頂きました。
どれも素材の味を活かした薄味で、
豚汁もしょうががよく効いていて、好みのお味。
それにご飯はとってもふっくら。
明日のオープンがますます楽しみになりました。
これからも応援していきたいお店です。


「障がいがあっても働くことができる社会の実現」という目標を掲げ、企業として努力されているクック・チャムを始め、関係企業の皆さまにこうして芽室町にお越し頂けたことはほんとうに有り難く、嬉しいことです。
でもこんな素敵な取り組みができるのも、じつは芽室町がすすめてきた発達支援システムがあってこそではないか、と思っています。
発達支援システムとは、発達支援が必要な子どもの成長に寄り添って支援を行っていく体制のことで、乳幼児、保育所、幼稚園、小学校、中学校と一貫した支援ができるようなしくみをこれまで町は作ってきました。縦割り行政と言われるぐらい横の連携を取ることは難しいとされていますが、職員の方々の地道な努力の積み重ねによるものです。こうした必要だけど表には出てこない地味な仕事をする人がいなければ、芽室町の発達支援システムは、子育てから就労まで一貫した支援は実現しなかったでしょう。

そうした意味では、「ばぁばのお昼ごはん」と発達支援システムは密接につながっているのだと思います。

芽室町では「ばぁばのお昼ごはん」オープンが話題になっている頃、東京では「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム2015西東京 」が開催されていて、宮西町長がパネラーとしてこの発達支援システムについて発表していました。会場にいたわたしの尊敬する知人から「来年は芽室町に行きます!」とすぐに連絡が入りました。今から来年の話をしていますが、彼女にお会いできるも、また共通の話題でつながることができるのも嬉しい。

わたしはかつて子育て支援活動に没頭していたことがありますが、その頃に出会った全国の知人は、それぞれの地域の、いえ日本の、子育て支援の最前線で今も活躍しています。先日もしばらく音信不通になっていた子育て支援の方からご連絡をいただいたのですが、今だにわたしのことを思い出してくださることに恐縮&感謝していました。今、わたしの立場はあの頃とは違うけど、再び出会いがあるということの意味は?なんでしょうか。

話があちこちに飛び、さらにまた別の話を思い出したのですが、今日のところはこの辺で終わりたいと思います。「ばぁばのお昼ごはん」が地域の方々に愛されるお店になりますように。
皆さん ぜひぜひご贔屓に。

ばぁばのお昼ごはん 午前11時から午後2時半まで 日曜定休

運営主体 NPO法人プロジェクトめむろ





消防団条例 再議へ

2015年10月07日 | 議会/委員会
修正案を可決した消防団条例に対して、町長から再議が提出されました。
「法が求める消防団設置の要件を満たしていない」ことが再議の理由。

議会が可決した条例に対して、条例の要件が不十分だとして首長が再議を要請するというのは、そうないのでは?
町と議会との対立の構図ばかりが目立ってしまい、肝心な町民の存在がみえない。
「議会どうしちゃったの?」
「なにがあったの?」と町民からも声が届きます。
議会に対して名誉ある賞を頂いたとしても、これでは町民は議会から離れてしまいますよね。
どうしてこんな議会になってしまったんだろう。

今夜はやる気をなくし、予定していたことに手がつきませんでした。

今後、手続きにしたがって臨時議会が招集されるわけですが、
議会は「町長の再議に付した理由が正当であるか」を判断することになります。

それぞれの議員は、どう判断するのでしょうか。

北海道に台風が近づいています。
被害がなく、台風が通り過ぎますように。

タプレットは公費ではなく、議員報酬で購入しては?

2015年10月02日 | 議会/委員会
昨日は総務経済常任委員会の視察で下川町へ行ってきました。
現地では新エネルギーによるまちづくりについてレクチャーを受け、現場を視察。
噂に聞いていたコミレスも(担当の方は、コミレスというとご指摘を受けるので「地域食堂」と言っています、とのことでしたが)訪れることができました。
視察の報告書を提出しなくてはならないので、忘れないうちに書いてしまおうと思います。

さて、議会ではICTやBCP(聞き慣れない言葉でいまだに戸惑います)計画の具体化にむけて議論が進められています。
ひとつはICT、ICTとは「情報通信技術を表すITに、コミュニケーションの概念を加えた言葉」で、具体的にはタプレットの導入が論点、もうひとつのBCPとは事業継続、とも言われるようですが、ようは災害時における議員の行動計画を策定しようということです。

ICTについてはタプレット導入ということが具体的に上がってきています。
先日の全員協議会の中でも発言しましたが、公費(税金)で議員一人ひとりにタプレットを導入するということは、わたしはもっと慎重になる必要があると思っています。タプレットを使って、なにを、どう発信するのか、なにが可で、なにが不可なのか、導入するにあたってどんなことが想定されるのかの議論を時間をかけて行う必要があります。
政務活動費が問題になるように、タプレットの活用についても町民に対しての透明性や説明責任があります。
議員活動の受発信はどこまで認められるのか、議員活動と個人との線引はどうやって引くのか、ネットを使う人であればわかると思います。

そういう議論をしないまま「とにかく進める」ということに納得がいかないから、先日の全員協議会で発言をしました。
議運で協議している視点とは違う視点で課題を指摘することはあってはダメなんですかね。
「導入についての温度差」という言葉を最近耳にしますが、「温度差」ではなくて、不安や疑問があるから発言をしているんです。
わたしが町民だったら同じ問いを投げかけるでしょう、その時「町民との温度差」とは言わないと思います。

タプレット導入の予算は160万円、来年度導入されれば3年間は使用し、その後2年ごとに更新だそうです。
議会も今後はICT化が進んでいくことになると思っています。否定はしていないです。
ICT化が進んだからといって予算書や決算書など紙ベースで残していくものもあるでしょう。

今の議論をみていると、「まずは導入」ということが先行していて、整理しなければならないことが議論されていません。
拙速に公費でタプレットを購入してしまうことにとても危機感を感じます。

インターネット使用についてのルールは煩雑ですから、タプレットは公費ではなく、議員報酬で購入する。
議会としてのICTは、タプレット導入が目的ではないはずですから、控え室でのwi-fi環境を整備などに力を入れる、
まずは、そこからはじめても遅くはないと思うのです。

なぜ公費で購入しなければならないのか、機会があればその説明をもう一度お聞きしたいと思います。