芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

いつも市民派ずっと無党派!
芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

未来ミーティング「新嵐山改革」

2020年06月24日 | 議会/委員会
今夜は未来ミーティングへ行ってきました。
テーマは「新嵐山改革」

町長からは、交流人口や関係人口を増やし、町を活性化させていきたい、そのためにも新嵐山を魅力ある場所として再整備を進めていくと挨拶。
その後「新嵐山活用計画」の説明、フロアから意見や感想を述べ、それに町長が答えるというスタイルで進んでいきました。

新しい生活様式にもとづいて椅子も2mの感覚をとって並べられているので、そもそも全体数が少ないのですが、参加していた町民も驚くほど少なかった。
そんな状況で「ご意見を」と言われても発言するにも勇気がいるよね、うーん…

町民からの発言は、計画に対しての意見というより「もっとこうしたら良くなる」という提案が多かったように思います。
なかには「ワイナリーの経営状況が危なくなった時、町はなんらかの金銭的な支援をするのか」という質問もありました。
「町は一切援助はしない。土地の使用許可書には事業を廃止する場合は事業者が現状回復する」と町長は説明。

またパークゴルフ場も大きく変わります。
新嵐山スカイパーク一帯は指定管理者であるめむろ新嵐山(株)が担っていますが、指定管理者からの提案で今年度ディキャンプイベントを実施するそうです。
嵐山の活用計画の内容と合致することから町は指定管理者の提案を受け入れました。
ディキャンプはいまのAコースを利用し、CとDコースは休止しパークゴルフ場を縮小するとのこと。
Bコースはレイアウトを変更し、新Aコース、新Bコースをつくる。
大きくパークゴルフ場が変わることになりますが、パークゴルフをする人たちはこれでいいのかな。

めむろワイナリーの社長も会場にきており、ワイナリーについて語っていましたが、特別なワインではなくて
町民が気軽に飲める価格帯のワインを作ってほしいなと思いました。






一般質問を終えて

2020年06月19日 | 議会/委員会
6月議会の一般質問が終わりました。
昨日は通告していた新嵐山再整備についてわたしも質問をしました。
傍聴席には多くの町民が来ており、あらためて町民の関心の高さを実感したところです。

手島町長は新嵐山再整備を公約に掲げ当選しました。
町民と約束したことについてはきっと多くの思いをもっているのだろう、しかしこれまではそうした思いを説明する機会がなかったのではないか…
これまで語ることのなかった町長の思いを直接聞ける機会だと期待して質問に立ちました。

新嵐山一帯を行政財産として持ち続けたい、しかし民間事業者の力を借りながら再整備を進めていきたい、
結果として行政財産の目的外使用という手法を選択した、と町長は述べられました。
しかし思いがあるからといって法の趣旨を踏み越えて土地の許可をすることがほんとうに適切なのか???

芽室町は農業を基幹産業とした町ですが、ワインの原料であるぶどうの産地ではない。
新嵐山活用計画にはなくてはならないパーツとしてワイナリーが造るなら、ワイナリーを新嵐山に建設することの意味がどういうことなのか、町民が納得できるようにきちんと説明できることが必要なんだと思います。

質問の中ではもうひとつ土地に係る問題を指摘しました。
ワイナリーに貸付した土地は条例に位置づけられた運動広場であるということ。
運動広場としての用途があるのにワイナリーを建ててしまうことはそれこそ大問題。
まずは運動広場の条例を廃止することからはじめなくてはならないのに町はその手続きも怠っており、多くのプロセスを省略しすぎています。

町は今後、条例の廃止や改正を議会に提案すると思われます。
そのとき議会は、議員はどのように判断するのでしょう。
新嵐山をめぐる問題はまだまだ尾を引きそうです。



情報公開請求開示(行政財産使用許可書)

2020年06月12日 | 質問
来週の一般質問に向けて準備中。
行政内部の手続きのこと、町民への説明、そして合意など大まかなところはイメージしつつ資料集めをしています。

今日は新嵐山スカイパークの行政財産(運動広場東側)を民間事業者が使うことを許可した「行政財産使用許可書」が開示されました。
こうして許可書を見ると、ワイナリーという堅固な建物を建てることを許可したことにあらためて違和感を感じます。

使用許可する物件 新嵐山スカイパーク用地(グラウンド)3,528㎡
使用許可期間   令和2年5月8日から令和3年3月31日まで
使用料      1,346円
用途       新嵐山活用計画ビジョンに基づくテーマに沿って(略)観光振興に寄与する事業の用に供さなければならない

そのほか町が公用または公共用に使用するために使用許可を取り消すことができる条項もあり。


本日発行の広報誌「すまいる6月号」には、新嵐山改革をテーマに未来ミーティング開催のお知らせがあります。

https://www.memuro.net/administration/kouhou/smile/2020/smile_r206.html

ワイナリーの是非に対する意見だけでなく、今の嵐山が変わっていくことについて意見を述べる機会でもありますね。
わたしも参加しようと思っています。




父の日

2020年06月09日 | 家族
今週の日曜日は父の日。
東京に住んでいる両親のことがなにかと気掛かりですが、道外への移動にはまだ勇気が入ります。
「離れているけれど気にしているよ」と伝えたくて父の日のプレゼントを選びました。
キレイな色のシャツです。
大好きな山を眺めながら一緒に温泉旅行に出掛けられる日を待ちたいと思います。




11日は合同委員会があります。
内容は新型コロナウィルス感染症にかかる町の対応策について。
今後予定されている事業についても説明があります。

第2波を乗り越えた北海道ですが、当然これまでの支援についてどう振り返ったのか、
第3波に向けての対策をどう考えているのか、知りたいところ。

議案はこちら
http://mgikai.memuro.net/upload/file/g_committee/file2_1591605394.pdf

剣山(御影)

2020年06月07日 | 
清水町(御影)の剣山へ行ってきました。
自宅から車で15分で登山口に到着。なんて贅沢!

先月は残雪があり、一ノ森までで帰ってきたので今日は山頂を目指したい!

山頂までたくさんの花が出迎えてくれました。


ツマトリソウ


ゴゼンタチバナ


シラネアオイ


マイヅルソウ 






スミレは種類が多くて名前が覚えられません!


ヒメイチゲではなくチゴユリだそうです。


ミヤマハンショウヅル


今年もいつもの場所で会えたオオサクラソウ



山頂にて


オオカメノキとムラサキヤシオ


オオバナノエンレイソウ


たくさんの花に出会えて大満足で帰ってきました。


文書質問の回答

2020年06月05日 | 質問
文書質問の回答を受け取りました。
以下、その内容です。

「民間事業者への行政財産の目的外使用許可が及ぼす影響について」

まず、1点目の「行政財産の目的外使用を許可した根拠となる法令または条例について」であります。
根拠となる法令については、地方自治法第238条の4第7項で、条例は芽室町財務規則第169条に規定する行政財産の目的外使用として、土地の使用を許可したものであります。

次に、2点目の「行政財産の目的外使用許可は一時的なもの、直ちに撤去できるものを前提とすべきであり、ワイナリー建設は法の趣旨との整合性が図られているのか」であります。
今回の行政財産である土地の使用については、行政財産本来の目的を効果的に達成することができると判断し、使用許可にあたっては、観光振興に寄与する事業の用に供さなければならない用途指定や公用または公共用のため必要が生じた場合に使用許可を取り消すことなどを条件に付していることから、法の趣旨との整合性は図られていると考えるものであります。

次に、3点目の「これまでの行政財産使用許可の事例と今回の使用許可に関する判断基準に一貫性があると考えているか」であります。
行政財産使用許可にあたっては、事案ごとに根拠法令との適合を精査し、許可もしくは貸付をすべきものであり、判断基準は法令/例規となることから一貫性は確保されていると考えています。
また、同様の事案が発生した際の許可については、具体的な条件設定が明確でない中での回答はできませんが、一般論としては、その時々のケースを十分踏まえた上で、法令/例規との適合を慎重に判断し、対応を決定していく考えであります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー-

回答は想定内のものでしたので、驚きはありませんが
町は都合の良いように法の趣旨を解釈してつじつまを合わせているとしか思えません。

6月議会初日の行政報告で町長は、新嵐山スカイパークの活用計画について「町民への全体像や具体的な説明が不足し、議会に対しても進捗状況の説明が不足していたにもかかわらず、許可した土地の動きがあるなど不透明感や唐突感を町民に抱かせたことを反省する」と述べましたが、全体像の具体的な説明もなく何を伝えようとしているのかがわかりませんでしたし、行政財産の許可をしたのは町長なのにどこか他人事のようにも聞こえました。

一般質問で町長の真意を問いたいと思います。


6月の一般質問を通告しました

2020年06月03日 | 議会/委員会
最終チェックをして、9時前に議会事務局へ。
すでに2人の議員がいて、わたしは3番目でした。
一般質問は6月18日になりそうです。

一般質問の内容は新嵐山スカイパークの公用地をめぐる問題と
町長が目指している新しい新嵐山の全体像について町長に質問します。

ワイナリーの建設を皮切りにこれから開発を進んでいくとしたら
今ある新嵐山は大きく姿を変えます。
計画にはインバウンドやグランピングなどもあり、言葉から想像される新嵐山の姿は
今の姿とはぜんぜん違うもの。
それで本当に良いのか?

町長は選挙公約として新嵐山の再整備を掲げて当選しましたが、具体的なことを町民にお知らせしたのは
今年の1月のフォーラムと広報誌。「町民の財産」としての新嵐山の何がどう変わっていくのかはある程度時間をかけて
説明しないと理解も協力も得られないのではないか。

今年度予算には計画に関係する予算は計上されていませんが、来年度の予算には提案があるでしょう。
その時に判断するためにもしっかり質問をして今年度中にできることを考えたいと思います。

6月議会が開会

2020年06月03日 | 議会/委員会
6月2日は6月定例会議初日。
緊急事態宣言が解除されたからといっても感染予防のマスクは必須。
会議が始まると扉は閉まってしまうので時間が経つにつれ、議場の温度も上がります。
マスクのせいなのか、ホットフラッシュのせいなのか、分かりませんが
少しくらくらしてきたのでそっとマスクを外してました。

さて主な審議内容は、
・固定資産評価委員会委員、農業委員会委員の選任

・地方税法等の一部改正
未婚のひとり親に対する税制措置と控除が見直しされました。
①前年の合計所得金額が135万円以下のひとり親の住民税は非課税
②ひとり親控除額 30万円(合計所得金額500万円以下)

・新型コロナウイルス感染症対策
①国民健康保険税の減免
収入が減少した被保険者の国保税を減免
②国民健康保険の被保険者が感染した場合、傷病手当てを至急
③介護保険料の減免
④医療/福祉/子育て従事者応援慰労金
町内にある医療、福祉、子育て関係施設を運営する事業所に対して町が報償費を支出
事業所の従業員数によって金額は異なりますが、660万円の予算

補正予算では、
国が進めるGIGAスクール構想実現のための小中学校の通信ネットワーク整備におよそ1億円
校内のLAN整備とPCを整備します。
納期は来年3月ということですので、来年度から活用が始められるよう今年度は先進地視察も行い、
内容を充実させていくとの答弁がありました。

それから職員の懲戒に関する条例を一部改正する提案がありました。
これまで交通違反者の処分のみでしたが、昨年度の病院職員による不祥事を背景に処分基準を見直しました。
これによって処分の根拠が明確になったわけですが、
そうであるなら病院職員の不祥事に対しての町長、副町長の自己罰を
急いで3月議会最終日に提案しなくてもよかったのではないでしょうか。
「4月から新しい医院長のもと病院改革を進めていきたい」という理由でしたが、病院改革と不祥事はまったく別物。
一緒に考えるのはおかしいし、元病院医院長の監督責任も整理されていないのに町長、副町長の自己罰は不自然という理由で反対しましたが
なんだかちぐはぐな提案だなと改めて思いました。