芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

いつも市民派ずっと無党派!
芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

今日から一般質問がはじまりました

2016年12月14日 | 議会/委員会
先日、自閉症であり、作家の直樹さんという方の番組をみました。
直樹さんは人と話すことはできませんが、キーボードを使えば思いを言葉にすることができます。

「人生を生き切る。それをみて人は生き続ける」
その言葉の一つひとつが心に深くささり、いまも思い出すと胸が熱くなります。
直樹さんが紡ぐ言葉は、自閉症の人やその家族、関わる人たちに希望を与えただけでなく、もっと多くの人たちを勇気づけ、手を差し伸べているのだと思います。
作家としての直樹さんの活動を期待しています。

さて、議会は今日から一般質問が始まりました。
本日は5人の議員さんが質問を行いましたが、自分とは違う視点からの質問は聞いていて勉強になります。
明日はわたしも質問に立ちます。順番は2番め。
質問内容は以下をご覧ください。

1.成人歯科検診は、町民が受診しやすい検診方法に変更しては。
町は「第3期芽室町健康づくり計画」にもとづき、成人歯科検診および歯科健康教育を実施している。成人歯科検診は、年2回実施され、1回あたりの定員は30人である。検診は保健センターで行われ、対象者は20歳から70歳の町民で、自己負担は700円である。町は、40歳と60歳の町民や妊婦に受診勧奨を行なっているが、受診者率は30%以下と低調である。これまで町は指定医療機関による個別検診を実施していたが、平成20年度以降は検診体制を見直し、成人歯科検診はがん検診の開催日に集団検診として実施している。口腔と全身の健康は、密接な関係にあることが明らかになっており、歯と口の健康が保たれることは生活習慣病予防、介護予防にも貢献する。そこで、以下の3点について町の見解を伺う。

1)個別検診から集団検診に変更してどのような変化があったのか。  
2)成人歯科検診の受診率が低調であるが、理由はどのように分析しているか。
3)現在の検診方法は、町民が受診しやすい検診方法と考えるのか。

2.図書館サービスの充実と図書館司書のあり方について
 図書館は、生涯学習の拠点施設である。「第5期芽室町生涯学習推進中期計画」では「学びの基礎づくり」「生涯を通じての生きがいづくり」「共助社会の絆づくり」を図書館運営の基本理念として定めている。「芽室町図書館運営指針」では「『芽室町子どもの読書活動推進計画』にもとづき子どもたちの主体的な読書活動を推進する、職員の資質向上を図り、質の高い図書館サービスの提供を行なう、文化拠点の名にふさわしい豊富な資料を備えた利用者一人ひとりの声を反映した図書館づくりを行なう」としている。
このように図書館業務は、専門的な知識を必要とする仕事であり、特に「図書館法」にもとづく「司書」資格を有する専門的職員の役割は大きいと考える。本町の図書館司書は「地方公務員法」第22条5項に規定される臨時職員である。
そこで以下3点について教育委員会の見解を伺う。
1)図書館の役割と図書館司書の専門性について、教育委員会の認識を伺う。
2)図書館司書が担っている業務内容とはどのようなものか。
3)図書館司書の身分および処遇について教育委員会の認識を伺う。

「債権管理条例」策定はあせらずに

2016年12月09日 | 議会/委員会
本日の総務経済常任委員会でした。調査事項の一つである「債権管理条例」について。

なぜこの条例が出てきたか、というと、平成27年度決算審査で「不納欠損処理については問題がある」と指摘したところ、町はこれを認め、解決策として「債権管理条例を策定する」と答弁したことから今回調査事項にあがってきました。本日は条例策定までのスケジュールと条例の考え方について町から説明を聞きました。

今後のスケジュールでは、12月下旬にはパブコメ、2月の臨時議会で提案ととても慌ただしく、時間も限られたものになっていたので、今日はできるだけ議論をしたいと思って臨みましたが、議論ができるだけの答弁がかえってきませんでした。ただ論点となることをいくつか提示できたと思うので、次回の委員会ではそうした資料も提出されるでしょうからより深まった議論ができることを期待します。

そもそも条例策定の目的は、債権放棄を議会の議決をせずに処理するためではありません。
債権を約束に従ってきちんと支払っている多くの町民が不公平に感じるなど納税意欲を削ぐことのないように、不公平な負担によって町政運営に対する信頼を損なうことがないように、債権の適正な管理と徴収について定めるものです。この目的を庁舎内(債権はひとつの課で処理することになっていないので)でしっかり共有できなければ、いくら条例を作っても絵に書いた餅になってしまうのではないかと心配しています。

今日は「不納欠損処理の流れに課題があり、その課題を解決するため」という説明だったので、少し物足りなく感じたのかもしれません。

今年の決算審査では「不納欠損」をテーマにして取り組んでみましたが、知れば知るほど奥が深く、今さらながら「あーそうだったのか」と気がつくことが出てきました。それに続く債権管理条例も同じ。
いままでの不十分さを反省しつつ、あらためて決算って大事だ、と思い直しています。