芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

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「新嵐山スカイパーク」めむろ新嵐山(株)債務超過に

2022年06月14日 | 議会/委員会
昨日の総務経済常任委員会は、新嵐山スカイパークを運営するめむろ新嵐山(資本金3000万円)の令和3年度決算状況を調査。

令和3年度の売上高は前期比91.8%の1億4917万円、経常損失は5800万円。
令和元年度から3期連続の赤字で、負債が資本を上回る債務超過に陥っている。



令和3年度決算は、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化している影響を受け、
宿泊施設や宴会の減少が要因、「【新嵐山活用計画】にもとづく改革は適切」と町は説明。
しかし、人件費をはじめリース料、修繕費等は前年度より増額となり、経営を圧迫している。
町は財政支援として9月議会に補正予算を提案し、今後も運営を継続する方向を示した。


*債務超過7600万円、町民一人あたりに換算すると4,200円の負担に。

町の財政支援は避けられないとしても、町が3セクの債務について暗黙の保証を行なっていると
誤解を受けることのないよう、町は経営健全化のための具体的な対応や
返済スケジュールを町民や議会に丁寧に説明してほしい。

3セクの損失補償は法にもとづいて町が支出することになるが、原資は税金。
本来なら町民のために使われるお金だ。
漫然と財政支出しないように議会は今こそ監視機能を発揮すべき。

新嵐山改革は、コロナ禍と同時期になってしまったが、
そもそも町、めむろ新嵐山(株)ともに経営の見通しが甘かったのではないのかとも思う。
議会のチエック機能も十分とは言えなかったという自己反省もある。
だからこそ、立ち止まり、「町民にとってほんとうに必要なのか?」という原点に戻って
議論を深める時だ。

1期目の町長公約でもある新嵐山改革。
7月10日には町長選が控えている。
最大の課題となってしまった新嵐山だが、
どのように総括するのか、そして2期目の展望をしっかり聞きたい。




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