芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

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芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

コロナ後遺症のこと

2024年01月17日 | 生活
コロナワクチン後遺症やコロナ後遺症で苦しんでいる人がいることは、Xで流れてくる情報をみて知っている程度でした。
「大変なんだな…。」と。
他人事のように思っていたことが、まさか自分に降りかかるとは思ってもみないことでした。
わたしが経験したコロナ後遺症について書き留めておきます。

8月末につれあいの具合が悪くなり、家にあった抗原検査キットで調べたところ陽性反応がでました。
つれあいは部屋から出ないように生活をしていましたが、3日目にはわたしも熱の症状が出て感染しました。
熱はあがっても38度ぐらい、喉も痛くない、これは軽症で済むかも、と思ったのも束の間、
息を吸っても肺に入ってこない苦しさと起き上がることもできない倦怠感に襲われました。

10日経っても症状は改善せず、病院を受診。
そこで肺炎になっていることを告げられました。
歩くこともままならない倦怠感は肺炎のせいかも、
きっと肺炎が良くなれば倦怠感も消える…。
肺炎の症状は良くなっていきましたが、一向に重い倦怠感は改善しませんでした。
倦怠感とは体験しないと理解しづらいものですが、
起き上がってもふらつくので、壁や物につかまらないと歩けない、
椅子に座ってもその状態でいることはつらく、崩れるように横になってしまう状態です。
トイレにいく以外はずっと寝たきり。
歯磨きをするにも洗面所に行くことで疲れ、歯磨きをすることでまた疲れ、終わった時にはもうクタクタ。
倒れるようにベッドに入ると寝返りを打つことすらできませんでした。

いっぽうで9月議会は新嵐山に関する補正予算が提案されており、その議決があったり、
新嵐山にあるワイナリーに長期間にわたり目的外使用として許可している件の質問などの重要案件があり、なんとか出席。
歩けないので議員や職員の皆さんには車いすを用意してくれたり、送迎をしてくれたりと大変お世話になりました。

一体この倦怠感はいつまで続くのか、どうしたら治るのか、
そもそも復帰できるのか…。終わりがみえずに落ち込む日々でした。
インターネットで「コロナ」「後遺症」「倦怠感」を検索しながらとくにかく情報収集していました。
ネット上にはいろんな情報があるので、情報発信元の確認は必須ですね。
それといまはYouTubeの時代なんだと実感しました。
YouTubeの検索に入れるとたくさん動画が出てきます。
有意義な情報を得ることができたし、「治ることを諦めずに日々過ごしてください」という言葉にはずいぶん励まされました。
コロナ後遺症を診てくれる病院を受診しようという後押しになりました。

9月下旬、後遺症を診てくれる病院を探して受診。
車を運転することができないので家族が病院に連れて行ってくれました。
先生からは「けっこう重症だね。でもかならず治るからね」と言われて涙がほろり。
最初は漢方薬処方だけでしたが、先生の紹介で耳鼻科にも通うようになりました。
さっそく耳鼻科に行き、上咽頭擦過法の治療が始まりました。
鼻の突き当たりに塩化亜鉛を塗布するのですが、これがとっても痛い。
10回はやるからね、と最初に言われていたので、長い道のりだと思いました。
先生は炎症が治ると痛みがなくなるというのですが、涙を流しながら耐えました。
そのおかげで週を追うごとに回復し、4回目ぐらいには倦怠感もだいぶ軽くなりました。
わたしにはこの治療法が合ったようです。
同時に鼻うがいや睡眠の質を上げることも取り組みました。

10月中旬に新嵐山関連予算を否決したことについての議会報告会がありました。
この時は倦怠感も落ち着き始めており、車いすでした。とにかく間に合ってよかった。

倦怠感は薄れていきましたが、歩けない。
山歩き用のポールを杖代わりにしていましたが、スピードがでないし、足が前に行かない。
なんだろう、どうしたら良いのか答えがみつからないまま、毎日が過ぎていきます。

コロナ後遺症は重症化して、仕事を失ったり、生活がままならない人がいます。
そうした人たちのためにセルフケアの動画を発信してくださる医療従事者がいて、わたしはずいぶん助けられました。
コロナ後遺症になると呼吸が浅くなることをあるそうで、呼吸リハビリを続けたところ、歩けるようになったのです。
以前からヨガの教室に通っていて瞑想や呼吸法の実践があったこともすんなり受け入れられた要因だと思います。

大丈夫だなと思えたのは、12月の終わりごろです。
振り返れば4ヶ月かかりました。
コロナ後遺症は、人によって症状がさまざまでその治療法もその人によって違います。
だからわたしの体験はわたしの場合でしかないのですが、
後遺症を診てくださるドクターに出会えたことや治療がわたしに合ったことは大きいと思っています。

昨年は健康であることの大事さを痛感した一年でした。
元気になったからこそ、今年は仕事もプライベートもより充実させていきたいと考えています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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