一昨日から昨日朝にかけてよく雨が降って、そうでなくても大きくなってきた花の部分が雨でさらに重たくなって、一番大きい鉢植えのアジサイが、ご覧の通り、枝ごとに開いてしまいました。
そこで、前回とは違い、もう50年位前に苗代づくりに使っていた鉄芯にビニールを被(かぶ)せた鉄棒が何本も残っているので、それで輪っかを作ってアジサイを支えるようにすることにしました。
当時、この鉄棒は、田植えの苗を育てる時、お風呂で芽出しした籾(もみ)種をトレイに広げて、それを何十枚から何百枚、畝を作った田んぼに並べて、温度調整をするためにビニールをトンネル状にかけるのですが、そのアーチを作るのに使ったのです。
このトレイを使うようになったのは田植え機を使うようになったからです。このトレイごと育った苗を田んぼに運んで、トレイから外して田植え機に乗せて規則的に回転する爪で取っては植えていくのです。
これよりも前は、お風呂で芽出しした籾種を、田んぼを区切って作った苗代(なわしろ)に蒔(ま)いて育てて、育った苗を手で引き抜いて、片手で持てる大きさの束(たば)を幾(いく)つもいくつも作って、田んぼに運んで手で植えていたのですよ。
そして、これが、その鉄棒です。
軒下にずーっと放おっておいたのを、ここ4・5年、畑やビニールハウスで作物を作る時、便利に使うようになりました。
ですから、ビニールハウスでは写真のようにネットを吊(つ)るのに使ったり、大小さまざまなS字型を作ってむ保管したりしています。
さて、アジサイの輪っか作りですが、固いので切るのも曲げるのも大変! それでも頑張って作らなきゃ!!
こうして作った輪っかを鉢の下から上に上げていって、開いたそれぞれの枝を寄せるようにするのです。
今回は、ヒモ4本で吊るしました。
そして、天辺(てっぺん)のヒモを吊っている青いキャップは、骨が折れた雨傘の先端部分です。残しておいた廃材利用です。
一番上の写真のようなだらしないような感じはなく、キリッ(!?)と締まっているでしょ!!
玄関の軒下のアジサイは雨の被害はなく、支えなく、バランスよく咲いていますよ。