最近、多くの人がそうだと思うんだけれど、私も “ネットで買い物する” ことが多くなっていて、とても便利しています。
しかし、近年、不在の時に配達してもらっていて、「ご不在連絡票」を見て “申し訳ないなぁ” と思うことも度々ありました。
「ご不在連絡票」にはこんな一文があります。『ご不在時は配送業者からの「ご不在連絡票」にて配送業者に再配達をご指示願います。』
また、古い人間ですから、配達時刻を指定するのは自分勝手・おこがましいという思いが強くあります。
配達してくれる人は、配送先を確かめて、配送センター(!?)からどの道順で配達すれば効率よく配達できるのかと考えて、荷台へ積む荷物の配置を考えたりされていると聞いていたからです。
配達してくれる人の都合のいいように配達してもらえればいいと思っていたのです。
まぁ、「時間指定なし」・「時間指定あり」、どちらも一長一短ありですよね。
去年頃から、“宅配における不在・再配達” 問題を何とかしようと、「宅配ボックス」等のいくつかの解決策が実施されるようになりました。
この「再配達問題」に対して、定年退職して家にいることが多くなった私にできることは何かと考えました。
家にいる時は、多くの時間、物置(いやいや書斎だ、エッヘン!) か軒下での趣味兼実益活動(微々たる)に興じている私には、居間で鳴るチャイムの音は全く聞こえません。
家にいても「ご不在連絡票」を受け取る可能性がとても大きいのです。
現在のチャイムは50年近く、故障知らずで使い続けてきていて、これからもまだまだ現役を続けてくれそうです。子どもの私が配線したものなのにですよ。エッヘン!
人間の定年は、まだまだ働ける人を人為的にリタイアさせるのですから “けしからん限り” です。プンプン!
で、私は考えたのです。
現在のチャイムも生かしつつ、私が書斎(エッヘン!)や軒下にいる時にだけ設置できるようなものを準備すればいい、と。
現在のチャイムはもう製造されていないので、別の、しかも電気配線のいらない、無線式の送・受信器を用意することにしよう、と。
そして、ネットで見つけて買いました。これです! 3,000円程でしたし、何曲もチャイム音があって、簡単に変更できるのですよ。楽しい!
右が送信器、真ん中と左のが受信器です。真ん中の受信器の横シワは保護のために貼ってあるシートのたるみです。
送信器の上の四角い部分が指で押すところで、乾電池は家の絵のカバーを外して入れるようになっています。
受信器はコンセントに挿して使います。
この送信器をどう設置するかですが、訪問者に2つの送信ボタンがあるのは理解しがたいことなので、現在の送信ボタンの上に無線式の送信器をかぶせる形にしました。
これが現在の送信ボタンです。年季が入っているでしょ! この機会にワックスできれいにしてあげましょう。
で、この上に新しい送信器を取り外し可能な形でかぶせられるようにするのです。
板切れを使って作ることにしました。
実は、細かに作っているんですよ。
右側の縦板の幅が狭いのは、玄関の柱部分に乗るからです。
右上の横板部分が少し欠いてあるのは、現在のチャイムのコードの厚さ分です。
下の横板が少し短めになっているのは、「ご用の方は…」の案内板のプラスチックの厚さ分です。
有り合わせの板で作っていますから、材質は様々です。
これに白いペンキを塗りました。
どうです? 中々の仕上がりでしょう!?
で、この上に両面テープで送信器を張り付けました。
さて、この無線式の送信器を張り付けた木製カバーはどうして固定するのでしょうか?
これにも両面テープを使います。木製カバーの内側上部に両面テープを貼って、旧来(現在)の送信器の上部に引っ掛けるようにして張り付けるのです。この場合は「超強力アクリルフォーム両面テープ」を使いますから、バッチリ!です。落ちません!
ワイフが居ない時、私は貼る人になります。
この工夫と努力で少しは社会問題の改善に協力できるかな!?