木下寄席 きおろしよせ

生で落語を聴く会

7/4 日暮里寄席

2017-07-04 23:36:58 | 2018日記
台風情報で入りが心配されたが、変わらない入りであった。
前座 立川錦笑「かぼちゃ屋」昨日に続き、錦笑さん。喋りは達者だ。
立川がじら「親子酒」マクラが面白くなった。
立川志獅丸「強情灸」
立川龍志「こいがめ」変わらず、いいね!この口調で喋れる人は少ない。
立川志ら乃「そば~ん」ばかばかしくてこの新作は好きだ。
仲入
立川らく次「湯屋番」真打ちになった落ち着きが語りにも出ていた。今後が楽しみだ。
立川志遊「四人ぐせ」”のめる”は口癖、こちらは仕草の癖だ。
立川左平次「子別れ 下」

7/3 日暮里寄席

2017-07-04 00:45:18 | 2018日記
前座 錦笑「寿限無」長台詞を何回いれただろう。最高回数かも。且つ、謂れも語った。前座ですよ。先が楽しみ。
立川寸志「だくだく」
立川吉笑「下打たず」
立川ぜん馬「お化け長屋」
立川晴の輔「猿後家」随所に世相を入れ、それが話と相まって面白い。「出ていけ!!違うだろ!!」をピタッとはめた。
仲入
立川こはる「芝居の喧嘩」
立川雲水「将棋の殿様」
立川小談志「蜘蛛駕籠」

6/30 俳句と落語

2017-07-01 01:11:04 | 俳句
朝顔の引き捨てられし莟(つぼみ)かな  子規

明治27年の作、句の前書きに
 草庵の囲ひあるとある限り蕣(あさがお)はひつかせて朝な朝な楽しみにある日家主なる人の使して杉垣枯れなんとて尽くそを引かせたる誠に悲しく浮世のさまなりけり
子規の心情を思うに哀しい。この句を知って、落語の「人情八百屋」の家主がすぐに浮かんだ。
ぼて振り八百屋が、客の貧乏暮らしを見かねて与えた銭を、家主が店賃として奪っていく様だ。
引き捨てられた莟、咲くこともなかった莟、莟という表現により痛々しさが倍増する。