to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

ディパーテッド

2007-09-19 00:04:26 | the cinema (タ行)
   自分を取り戻したい男と 自分探しを演じる男

香港映画『インファナル・アフェア』をリメイクしたアクションサスペンス。

原題 THE DEPARTED
製作年度 2006年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 152分
監督 マーティン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン/マーク・ウォールバーグ/マーティン・シーン/レイ・ウィンストン/ヴェラ・ファーミガ/アレック・ボールドウィン

犯罪者の一族に生まれたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業。しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)にかわいがられて育ったコリン(マット・デイモン)は、内通者となるためコステロの指示で警察官になる。 (シネマトゥデイ)

4年前のオリジナルは、映画好きの友人と、鑑賞後興奮しまくりだったので、
ラウをマット・デイモンって聞いて、忙しかったのもあり見逃してました。

が、思ったより良かったです!
闊達で抜け目のない、エリート意識過剰なコリンが
じわじわと心理的に追い詰められていく後半からが見ものでした。

激しい暴力シーンがありながら、どこかテンポの悪い前半から中盤までも
ディカプリオの演技で引っ張り込まれた。
凶悪な犯罪にまみれる世界に身をやつした男の、恐怖と孤独と絶望に襲われる日々を
ディカプリオが熱演やっぱり凄い役者なんだと実感。

残忍で凶暴なマフィアのボスのジャック・ニコルソンは存在感有りすぎ、
コステロの狂気をこともなげに伝えてくるのは凄い

オリジナルは、とにかくスピーディで男たちが美しかったけど、
このハリウッド版は、リアルで非情で力強い映像。
大分忘れていますが、ストーリーは同じで、全く同じシーン、同じセリフがありながらも
演じる役者の強烈な個性もあり、別な作品に仕上がっていて良かったと思います。
エンディングは意見が分かれるかも知れないけど、ハッキリスッキリのラストはハリウッドらしくて
私的には、アリでした!

ただ・・・女医役、、、他にいなかったんでしょうか