ムダに生きるか
何かのために死ぬか
お前が決めろ!
2008年 アメリカ
映時間 90分
監督 シルベスター・スタローン
出演 シルベスター・スタローン/ジュリー・ベンツ/ポール・シュルツ/マシュー・マースデン/グレアム・マクタビッシュ/ケン・ハワード/レイ・ガイエゴス/ティム・カン/ジェイク・ラ・ボッツ
“世界最強の一人軍隊”として、アンチヒーロー像を世に示し、大ヒットした『ランボー』シリーズの第4弾。シルヴェスター・スタローンが、監督、脚本、主演の3役をこなし、およそ20年ぶりに“孤高の戦士”ランボーをスクリーンによみがえらせた。
1982年、アメリカ――――自らの尊厳のため
1985年、ベトナム――――幾多の戦友のため『ランボー 怒りの脱出』
1988年、アフガニスタン――――唯一の理解者のため『ランボー3 怒りのアフガン』
そして
2008年、ミャンマー――――すべてに決着をつけるため『ランボー 最後の戦場』
軍事政権下のミャンマーで、ある闇の存在が明らかになる。アメリカ政府は、各国の精鋭傭兵部隊を組織し、事態の鎮圧に乗り出した。最新装備を誇る隊員たちの中、1人手製のナイフと弓矢を武器に、孤独な戦いを繰り広げるジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)。残忍な殺りくを繰り返す敵を前に、ランボーの最後の戦いが始まった……。(シネマトゥデイ)
スタローンが世に送り出したヒーローは、常に完全無欠のスマートなスーパーヒーローじゃない。
本作のランボーも、帰還兵に冷たい祖国アメリカを離れ、今ではタイ北部のジャングル地帯で世捨て人のような生活を送っていた。
ある日、眼をそむけることが出来ない事態に、彼は人間としての自分を取り戻す―というもの。
ミャンマーでは大英帝国による植民地時代が終わり、その後軍事政権との内戦が60年も続いており
キリスト教徒の多いカレン族は軍によって目を背けるような迫害にあい虐殺が続いている。
そんな危険地帯にアメリカからキリスト教支援団が、医療物資を届けにやってくる。
そこでのカレンとの出会いが、ランボーの死んだような、全てから逃げている生活に変化をもたらす。
きれい事では解決しない、神は救ってくれない。
軍に拉致され消息不明の支援団―愛と善意の彼らは、現実の恐怖をどう受け止めるのか。
まさに勧善懲悪を甦らせる正統派アクションもの。
正しい事は正しく、悪い事は悪く罰せられるべきで、弱き者は守られるべきという。
スタローンの描くヒーローは、いつもシンプル。
バックも無く、鍛えぬいた己の身体と経験だけで、弱いものの為に、自分の信じる正義の為に
たったひとりで戦いを挑んでいく。
――しかし、
軍に拉致されたカレンたちを救うべく派遣されてきた5人の傭兵に
誰も信じず、神さえも信じなかったランボーが言い放つセリフがカッコイイ
この映画制作に係わった現地のクルーやエキストラの多くは、実際にこの戦争を体験している方で、
この作品に参加したことで生じる報復行為を覚悟しているというのも
今尚恐怖の弾圧が続いていることの顕れ。
だからこそ、
残酷シーンが多いことでの批判もあるだろうけれど、
制作のケビン・キングの言葉をしっかりと受け止めようと思う
「確かに映画は究極のエンターテイメントだが、同様に現実に対して誠実でなければならない」
去年このシリーズをやると知った時、正直ムリじゃないかと思いました。
でも、スタローンはやっぱり凄い
スピード感、臨場感もシリーズ最高の出来だったのではないかと思います

R-15となっていますが、大人であってもこのバイオレンスシーンを正視するのはキツイ。
でも、大人は知っていなくちゃいけない。
ミャンマーではこれが現実だったという事。
スタローンがインタビューにこう答えています。
「この作品の中で観られるすべてのバイオレンス(戦闘)シーンは、すべてドキュメンタリー映像に収められた実際の暴力を基に作られているんだ。だからこれが現実で、僕は一切話を作っていない。爆弾で人を殺すことは本当にひどいことだけど、それは実際に起きていることを映画の中で再現しているだけなんだよ」
何かのために死ぬか
お前が決めろ!
2008年 アメリカ
映時間 90分
監督 シルベスター・スタローン
出演 シルベスター・スタローン/ジュリー・ベンツ/ポール・シュルツ/マシュー・マースデン/グレアム・マクタビッシュ/ケン・ハワード/レイ・ガイエゴス/ティム・カン/ジェイク・ラ・ボッツ
“世界最強の一人軍隊”として、アンチヒーロー像を世に示し、大ヒットした『ランボー』シリーズの第4弾。シルヴェスター・スタローンが、監督、脚本、主演の3役をこなし、およそ20年ぶりに“孤高の戦士”ランボーをスクリーンによみがえらせた。
1982年、アメリカ――――自らの尊厳のため
1985年、ベトナム――――幾多の戦友のため『ランボー 怒りの脱出』
1988年、アフガニスタン――――唯一の理解者のため『ランボー3 怒りのアフガン』
そして
2008年、ミャンマー――――すべてに決着をつけるため『ランボー 最後の戦場』

スタローンが世に送り出したヒーローは、常に完全無欠のスマートなスーパーヒーローじゃない。
本作のランボーも、帰還兵に冷たい祖国アメリカを離れ、今ではタイ北部のジャングル地帯で世捨て人のような生活を送っていた。
ある日、眼をそむけることが出来ない事態に、彼は人間としての自分を取り戻す―というもの。
ミャンマーでは大英帝国による植民地時代が終わり、その後軍事政権との内戦が60年も続いており
キリスト教徒の多いカレン族は軍によって目を背けるような迫害にあい虐殺が続いている。
そんな危険地帯にアメリカからキリスト教支援団が、医療物資を届けにやってくる。
そこでのカレンとの出会いが、ランボーの死んだような、全てから逃げている生活に変化をもたらす。
きれい事では解決しない、神は救ってくれない。
軍に拉致され消息不明の支援団―愛と善意の彼らは、現実の恐怖をどう受け止めるのか。
まさに勧善懲悪を甦らせる正統派アクションもの。
正しい事は正しく、悪い事は悪く罰せられるべきで、弱き者は守られるべきという。
スタローンの描くヒーローは、いつもシンプル。
バックも無く、鍛えぬいた己の身体と経験だけで、弱いものの為に、自分の信じる正義の為に
たったひとりで戦いを挑んでいく。
――しかし、
軍に拉致されたカレンたちを救うべく派遣されてきた5人の傭兵に
誰も信じず、神さえも信じなかったランボーが言い放つセリフがカッコイイ

この映画制作に係わった現地のクルーやエキストラの多くは、実際にこの戦争を体験している方で、
この作品に参加したことで生じる報復行為を覚悟しているというのも
今尚恐怖の弾圧が続いていることの顕れ。
だからこそ、
残酷シーンが多いことでの批判もあるだろうけれど、
制作のケビン・キングの言葉をしっかりと受け止めようと思う
「確かに映画は究極のエンターテイメントだが、同様に現実に対して誠実でなければならない」
去年このシリーズをやると知った時、正直ムリじゃないかと思いました。
でも、スタローンはやっぱり凄い

スピード感、臨場感もシリーズ最高の出来だったのではないかと思います


R-15となっていますが、大人であってもこのバイオレンスシーンを正視するのはキツイ。
でも、大人は知っていなくちゃいけない。
ミャンマーではこれが現実だったという事。
スタローンがインタビューにこう答えています。
「この作品の中で観られるすべてのバイオレンス(戦闘)シーンは、すべてドキュメンタリー映像に収められた実際の暴力を基に作られているんだ。だからこれが現実で、僕は一切話を作っていない。爆弾で人を殺すことは本当にひどいことだけど、それは実際に起きていることを映画の中で再現しているだけなんだよ」