to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

フリーター、家を買う。

2010-12-18 00:13:44 | TV dorama
フジ 火曜9時             
原作 有川浩「フリーター、家を買う。」(幻冬舎)
脚本 橋部敦子
演出 河野圭太
プロデュース 橋本芙美
出演 二宮和也/香里奈/井川遥/丸山隆平/大友康平/坂口良子/岡本玲/嶋大輔/竹中直人/浅野温子
バイト、就職活動、母・寿美子(浅野温子)の看病に奮闘!がんばれ誠治(二宮和也)!

第9話「 再スタート、するはずだったのに..」18.6%
誠治(二宮和也)は、母・寿美子(浅野温子)の為に引っ越しをしようと決意を固め、父・誠一(竹中直人)に改めて引っ越しの件を相談する。姑の則子(鷲尾真知子)に、きついことを言ってしまった亜矢子(井川遥)は旦那の文也(七海智哉)からたしなめられたこともあり則子にわびるが・・・。一方誠治は、先日試験を受けた医療機器メーカーから最終面接のお知らせを受け取る。  ある日、誠一は機嫌を悪くしていた。理由は、会社からの要請で家の外壁の塗り替えを命じられたため、急遽まとまったお金が必要になったからだ。それを聞いた寿美子は様子をおかしくする。なぜなら、武家の隣人の西本(坂口良子)が印鑑などを買わされてだまされた相沢(ムロツヨシ)という男が、西本の紹介で寿美子の元へ訪れて、そうとは知らない寿美子が相沢から勧められた高額商品を購入していたからだ。そしてむかえた誠治の最終面接。果たして試験の結果は・・・?


意外なことに、誠一は引っ越し先を調べてくれていたようだけど、なかなかいい物件がないと誠治を驚かせる。
亜矢子も姑にあやまったことで少し気が晴れて、最後には西本婦人に「ガツンといってやる」と、
もう引越しに気持ちは盛り上がっていて、引越し費用の100万も貯まった。
が、いよいよ家探しという段階になって、纏まったお金が必要になり、その段階で寿美子はまた様子がおかしくなり、
誠治の最終面接の日に、悪徳業者が集金にきて、、、
連絡を受けた誠治は、面接の受付はしたものの、家に引き返すことになり面接は受けられなかった。

誠一に事の次第を打ち明けて「弁護士に相談すれば・・」と言うと、
世間体を気にする彼は金も払う必要はないし、弁護士に相談することも駄目だと言い捨てるだけ。
これからの母のための環境を整える為のお金を、今、母を安心させる為に使ってしまった誠治。

…これまでの日々が彼の脳裏を駆け巡る。。。

最終面接をフイにしたことで誠一には散々バカにされるけど、
真奈美には「カッコイイ」と言って貰えた♪


           

今回は3つの家族の母親の姿が描かれていた回でした。
いつも誠治を暖かく見守り育ててくれて、今は欝になった武家の母・寿美子。―
思い通りに育ったと喜んでいたら、いつの頃からか息子は笑わなくなり、今は幸せそうで羨ましかったと隣人を虐めていた西本婦人。―
医者の家に嫁ぎ、息子を医師に育て上げ、更には孫をも医師にするのが当然と、そのことに囚われるあまり愛情を感じさせない亜矢子の姑。
3人其々の息子との関係…。

ちょっと枝葉を広げすぎな感じもありましたが、
どこに嫁いでも起こりうる問題を孕んで、多少デフォルメされていても、在りがちな女の姿、母の生き方に、
考えさせられる息子の本音・対比ではありました。

引越しして、再就職をして・・再スタートするはずだった誠治。
流石に面接が受けられなかったことに後悔はあり、
母が買い込んだ怪しげな商品の中に『就職合格祈願』のお札をみつけて、、
こみ上げる誠治の姿に貰い泣きしました

今回ハッキリ真奈美への想いが描かれて、
彼女も誠治に友情以上の気持ちでいることを感じさせるシーンがありましたが、
よき理解者であった真奈美も再スタートをきろうとしています。

いつだって、大切なひとの幸せを願ってる―

さて、来週の最終回は20分拡大ですね。
一気に1年後。2年後。という風に跳んで家を買いました的にならないように、
ちゃんと武家の家族をみつめていって欲しいです。
コメント
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