フジ 火曜9時
原作 有川浩「フリーター、家を買う。」(幻冬舎)
脚本 橋部敦子
演出 河野圭太
プロデュース 橋本芙美
出演 二宮和也/香里奈/井川遥/丸山隆平/大友康平/坂口良子/岡本玲/嶋大輔/竹中直人/浅野温子
バイト、就職活動、母・寿美子(浅野温子)の看病に奮闘!がんばれ誠治(二宮和也)!
最終話「母さんが、笑った」19.2%
誠治(二宮和也)は、隣人の西本(坂口良子)の差し金とは知らず、相沢(ムロツヨシ)という男にだまされて商品を購入させられた寿美子(浅野温子)のために、自分が働いて貯めてきた100万円を使ったことを大悦土木のメンバーに話す。職長の大悦(大友康平)は誠治へ大悦土木の正社員にならないかと持ちかける。一方で誠治は、先日寿美子の為に最終面接を受けずに家へ戻った会社から、会って話がしたいと言われる。ある日、武家には姑との関係が悪化した亜矢子(井川遥)が息子の智也(橋本智哉)を連れて帰ってきてしまう。また設計部門に行くことが決まった真奈美(香里奈)は、和歌山に2年間研修に行くことになって…。誠治は大悦土木の仲間と離れてしまうのか。真奈美との関係は? そして、目標だった家を、買うことができるのか。
こんな時代だからこそ、自分の子供には安定した企業に勤めて欲しい・・誠一もそう思っていたのでしょうが、
決めつけるような彼の言葉は誠治の反発を強くしてしまうのですが、、、。
今回は、あれほど望んだ大手ナミキ医療技研の温かい再チャンスに、その場でOKを貰いながら、
一方で、尊敬する大悦の誘いに揺れる誠治の心情が、丁寧に描かれていたと思います。
「最初は稼ぐために仕事が必要だった。遣り甲斐なんてとんでもないと思ってた。
――けど違った。
続けていくうちに、よかったと思えることがちゃんとあったんだよね」
こんな時代だからこそ、誠一でなくても男の子の親ならば、
小さな土建屋よりも、より安定した大手に就職して欲しいと願うだろう。
その事でまたしても人を見下すような言葉で誠治をがっかりさせる誠一も、
誠治の成長を知ることになります。
「今、自分を一番必要としてくれている」こと。それこそが誠治の基準―。
そんな誠治の姿を見て、子供を連れて家を出てきていた亜矢子も、
自分の問題にちゃんと向き合うために戻っていきます。
このシーンも、セリフも良かったですね。。。
自分の基準―。
ちゃんと気づきを得て、真剣に悩んで自分で決断して。ここからが誠治の新たなスタートになるんですよね。
そんな誠治は2世代ローンを組むことならできるという誠一の提案を受け入れ、
彼の心を掴んでいた一戸建てを買うことを決断。寿美子に「するよ。引越し」と言えます。
その時の、声にならない寿美子の「ありがとう」に、このドラマで、初めて二宮君以外に泣かされました。
ドラマが始まる前は一体どんなサクセスストーリーなんだろうと思っていました。
原作は知らないんですが、これはフリーターが家を買うってことを描きたかったわけではないんですよね。
何をやっても長続きしない青年が、せっかく就職した会社を3ヶ月で辞めてしまうことも、
親が鬱病になる事も、
親子の気持ちがすれ違って家族がバラバラな家も、
格別珍しい事ではないかも知れない。いや、きっとよくある話。
でも、我慢が足りなくて反省も努力も足りなくて、そのくせ要求だけはする―。そんな誠治の姿や、
姑と上手くいかないと悩む亜矢子の姿を通して、
本当の自分と向き合い成長していくこと、その凄さを教えてくれたドラマだったんだと思いました。
そして、どんな時も自分を温かく見つめてくれる人がいるということが、どんなに大切なことか、
誠治と母の姿を通して、とても丁寧に描かれていたと思います。
そう、誠治の大切なもう一人の人の存在も、母の目に近いものであったように感じました。
大事なことはいつもみている目・・という感じでしょうか。
やっぱり二宮君作品にハズレなしってところです、今のとこ
そして、ドラマでは久しぶりだった井川遥さんも素敵でした。クセのない頼りになるお姉さん、とっても合ってました
原作 有川浩「フリーター、家を買う。」(幻冬舎)
脚本 橋部敦子
演出 河野圭太
プロデュース 橋本芙美
出演 二宮和也/香里奈/井川遥/丸山隆平/大友康平/坂口良子/岡本玲/嶋大輔/竹中直人/浅野温子
バイト、就職活動、母・寿美子(浅野温子)の看病に奮闘!がんばれ誠治(二宮和也)!
最終話「母さんが、笑った」19.2%
誠治(二宮和也)は、隣人の西本(坂口良子)の差し金とは知らず、相沢(ムロツヨシ)という男にだまされて商品を購入させられた寿美子(浅野温子)のために、自分が働いて貯めてきた100万円を使ったことを大悦土木のメンバーに話す。職長の大悦(大友康平)は誠治へ大悦土木の正社員にならないかと持ちかける。一方で誠治は、先日寿美子の為に最終面接を受けずに家へ戻った会社から、会って話がしたいと言われる。ある日、武家には姑との関係が悪化した亜矢子(井川遥)が息子の智也(橋本智哉)を連れて帰ってきてしまう。また設計部門に行くことが決まった真奈美(香里奈)は、和歌山に2年間研修に行くことになって…。誠治は大悦土木の仲間と離れてしまうのか。真奈美との関係は? そして、目標だった家を、買うことができるのか。
こんな時代だからこそ、自分の子供には安定した企業に勤めて欲しい・・誠一もそう思っていたのでしょうが、
決めつけるような彼の言葉は誠治の反発を強くしてしまうのですが、、、。
今回は、あれほど望んだ大手ナミキ医療技研の温かい再チャンスに、その場でOKを貰いながら、
一方で、尊敬する大悦の誘いに揺れる誠治の心情が、丁寧に描かれていたと思います。
「最初は稼ぐために仕事が必要だった。遣り甲斐なんてとんでもないと思ってた。
――けど違った。
続けていくうちに、よかったと思えることがちゃんとあったんだよね」
こんな時代だからこそ、誠一でなくても男の子の親ならば、
小さな土建屋よりも、より安定した大手に就職して欲しいと願うだろう。
その事でまたしても人を見下すような言葉で誠治をがっかりさせる誠一も、
誠治の成長を知ることになります。
「今、自分を一番必要としてくれている」こと。それこそが誠治の基準―。
そんな誠治の姿を見て、子供を連れて家を出てきていた亜矢子も、
自分の問題にちゃんと向き合うために戻っていきます。
このシーンも、セリフも良かったですね。。。
自分の基準―。
ちゃんと気づきを得て、真剣に悩んで自分で決断して。ここからが誠治の新たなスタートになるんですよね。
そんな誠治は2世代ローンを組むことならできるという誠一の提案を受け入れ、
彼の心を掴んでいた一戸建てを買うことを決断。寿美子に「するよ。引越し」と言えます。
その時の、声にならない寿美子の「ありがとう」に、このドラマで、初めて二宮君以外に泣かされました。
ドラマが始まる前は一体どんなサクセスストーリーなんだろうと思っていました。
原作は知らないんですが、これはフリーターが家を買うってことを描きたかったわけではないんですよね。
何をやっても長続きしない青年が、せっかく就職した会社を3ヶ月で辞めてしまうことも、
親が鬱病になる事も、
親子の気持ちがすれ違って家族がバラバラな家も、
格別珍しい事ではないかも知れない。いや、きっとよくある話。
でも、我慢が足りなくて反省も努力も足りなくて、そのくせ要求だけはする―。そんな誠治の姿や、
姑と上手くいかないと悩む亜矢子の姿を通して、
本当の自分と向き合い成長していくこと、その凄さを教えてくれたドラマだったんだと思いました。
そして、どんな時も自分を温かく見つめてくれる人がいるということが、どんなに大切なことか、
誠治と母の姿を通して、とても丁寧に描かれていたと思います。
そう、誠治の大切なもう一人の人の存在も、母の目に近いものであったように感じました。
大事なことはいつもみている目・・という感じでしょうか。
やっぱり二宮君作品にハズレなしってところです、今のとこ
そして、ドラマでは久しぶりだった井川遥さんも素敵でした。クセのない頼りになるお姉さん、とっても合ってました