to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

セカンドバージン

2010-12-20 22:24:44 | TV dorama
2010年10月12日~12月14日 [連続10回]
毎週火曜日 総合 午後10:00~10:48
毎週金曜日 BShi 午後6:00~6:48

作 大石静
音楽 梅林茂
主題歌「あなただけが」倖田來未
出演 鈴木京香/深田恭子/長谷川博己/YOU/石田太郎/朝加真由美/田丸麻紀/布施明/段田安則/草笛光子

最終回「誇り高き女たち」 11.5%
シンガポールでマフィアに撃たれた行(長谷川博己)は、病院でるい(鈴木京香)に看取られて死ぬ。行との思い出に浸りながら、亡骸を荼毘に付するい。しかし、帰国後、遺骨は万理江(深田恭子)に取られてしまう。葬儀で悲劇の喪主を演じる万理江は、以前とは見違えるほど自信をつけていた。1年後、肇(段田安則)が引退し、新海社の社長を引き継いだるい。大手取次会社の倒産で窮地に陥った新海社を、秀月(草笛光子)や秋夫(布施明)、そして万理江までに頭を下げて救う。そして、万理江から手渡された行の手紙には・・・。

るいがたまたま滞在したシンガポールで、
後の手紙によると各国を転々としてしていたはずの行と偶然に会い、
逃げようとした行はその場で射殺されるなど、ちょっと出来すぎだし、
1年後に万理江がるいに渡す「手紙」も「遺品の中にあった」とか、かなり都合のいい展開でした。

で、最終回は意外な展開とか言われていたけど、
第1回のオープニングで予想できた範囲を超えるところは何もなかったかな・・・。

外国で、夫が変死してそれを愛人が看取ったら、
妻の立場は無く、万理江のような態度に出るのは不思議でもない。
るいこそお骨を欲しがると思うのは当然で、
そこを偉そうに「妻としての務めを果たせ」とは、盗人猛々しいと思わなくもない。
お前が言うなよ・・です。

これは最後まで、自分勝手なヒロインだったし、
行も、安直に家柄と見た目で結婚した自分の妻に対しても誠実さのかけらもない不実さだったし、
この主軸の二人に肩入れできない分、万理江の変貌振りも無理ないと思えました。

唯一、最終回で良かったのは、
るいの息子の立ち直りがみれたこと。
あの時はるいも母親の顔になっていましたから。(まぁ、もう愛人は亡くなってましたからね。笑)


       

一言で、「夜メロ」ドラマでした。

過激でインパクトのあるセリフこそありましたが、
どこかのドラマや小説から寄せ集めたような登場人物に設定。
やたらに官能的な内容を想像させるサブタイトルと、煽りの連続で、
視聴率的には効果があったところをみると、
結構この手のドラマを好きな方は多いんだなーと感じました。

恭子ちゃん演じる万理江が、もっと凄い復讐に出るのかと思いきや、
万理江の心情を描いたのもホンノ2~3回でしたし、中途半端でした。

ま、この最終回の喪服の万理江は凄みのある美しさで、しかも品が良く、
そこが観れただけでよかったですけど
無邪気な怖さを持つ女。―やっぱり恭子ちゃんは出演シーンは少なくても、凄く存在感があります。
オーラがありました
コメント (2)
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