to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

探偵はBARにいる

2011-09-11 16:54:55 | the cinema (タ行)
何かあったら
電話してくれ。

製作年度 2011年
上映時間 125分
原作 東直己『バーにかかってきた電話』(ハヤカワ文庫刊)
脚本 古沢良太/須藤泰司
監督 橋本一
出演 大泉洋/松田龍平/小雪/田口トモロヲ/波岡一喜/有薗芳記/松重豊/高嶋政伸/榊英雄/片桐竜次/本宮泰風/野村周平/竹下景子/石橋蓮司/西田敏行

札幌在住の作家・東直己の“ススキノ探偵シリーズ”第2作『バーにかかってきた電話』を基に大泉洋と松田龍平主演で映画化したハードボイルド・エンタテインメント・ミステリー。
札幌のススキノでグータラな男・高田を相棒に探偵稼業を営む“俺”。携帯電話を持たない彼との連絡手段は、もっぱら彼が入り浸るBAR“ケラーオオハタ”の黒電話。ある夜、その黒電話に“コンドウキョウコ”と名乗る女からの奇妙な依頼が舞い込む。いぶかしく思いながらも、簡単な依頼と引き受けてしまった探偵。案の定、その筋の男に拉致されて危うく死にかける。腹の虫が収まらない探偵は、キョウコの依頼とは関係なく、報復へと動き出す。調べを進めていく探偵は、その過程で謎の美女・沙織を巡る不可解な人間関係と陰謀の匂い渦巻く複数の事件に行き当たるのだが…。

昨日の初日はせっかくの地元シネコンのサービスデイなので、
友人も観たいといっていた本作、監督と脚本家だけチェックして行って来ました。
原作は知らないけれど、脚本が『キサラギ』の原作者だし、大ハズレはないと思ったのですが、
予想通り、愉しめました♪

雑居ビルの地下BAR、探偵“俺”の語り、、無口なマスター、、、いいねぇ~
昔夢中で読んだH.チェイスやR.チャンドラーの世界に近いわっ
ハードボイルドったらマティーニよバーボンよと思っていたけど、
ここで絶対あれが出てくるわよね?だって小雪が出てるんだもん~♪
ウィスキー~はお好きでしょう~~ぅと、アノメロディーが!!!......流れません
しかも!途中でトリスなコまで顔出し(笑)
なんかもう、展開も結末も解ったから一杯作ってくれと言う感じなります

ススキノの歓楽街を舞台に、
孤独とは縁遠い大泉・探偵(笑)が、謎の依頼人コンドウキョウコの電話によって
事件の真相に迫っていくストーリーは、どことなく昭和テイスト。
序盤の大物を祝うパーティで、久々歌声を披露したマキちゃんが余計にそういうイメージを植えつけたのかも(笑)時計を止めて
(・・・にしても、この方の名前を知ってるひとがどのくらい観客にいたの?(爆)

キサラギ』に負けない登場人物のキャラ!
トモロヲさん、いい味出してます!もっと観ていたかった~♪
現在放送中の「陽はまた昇る」では東野を支える副教官の浪岡くんステキな壊れ方~
思わず「鬼太郎か?!」「韓タレか?・・」と突っ込みたくなる高嶋サンのヘアーに、怖さより可笑しさの方がこみ上げてきて(爆)スミマセン!あんなに怖いのに笑っちゃって
だってよくK-POPや韓ドラの男の子に多いんですもん黒髪でアノヘア。。最新ウォンビンもあんな髪してたっけ

こち亀』はレギュラー陣がコメディ担当でゲストキャストはシリアス担当でしたが、
コチラはほぼ逆??
アクションシーンとか、かなりヤバイシーン(R-12指定)があっても、どこかコミカルなんですね~。
“俺”の朝食がゆで卵じゃなく、ナポリタンだったせいなのかなー?



上の画像のぽんこつビュート高田くんの愛車の中でのお約束とか
“俺”の朝の日課に登場するきもいお嬢さんとか、
ピンチの時の切り抜け方とか、
決して起こって欲しくないけど(笑)なんとなく仕方ないよね~みたいなとこも
安心して観ていらるのがいいです♪
この“俺”&“相棒”コンビ、もしかしたらシリーズ化?あるかも知れないですね、期待します♪


最後に、小雪さんもはまり役でした
彼女にはこういう愛に対して男前な生き様をみせる役が似合いますよね~