天国の貴方へ

散歩して疲れてサッカー練習場のベンチでひと休みしながら、諸々思いをはせていました。

貴方が突然逝ってしまったあの日のことや、娘二人をおいて夜勤に行くために誰か大人が

いるかのように見せかけるために新しい車を買った日のこと。

その頃、古米が大量にあって食べていたけれど、すごくぱさぱさでマズイお米。

ある日すっごく惨めになって「貴方が死んじゃって、こんな辛い毎日になんで古米食べてな

きゃならないの」って思って、罰当たりだけれど全部捨てたっけ。



21年が経つんだなぁ。

暮れて行く空を見ながら遠い遠いあの頃のことを思った。