貴方が逝ってしまって悲嘆の中の最初の春
辛く悲しい年月(としつき)を重ね
長女が社会へと巣立った4回目の春
まだまだ巣から飛び立てない次女を支えて過ごした月日
心から笑える日など二度とないと思っていたけれど
それでも ぽつり ぽつりと 小さな幸せが返って来て
私の周りの世界に色が戻った6回目の美しい春
時は流れ 流れ 流れ
いびつなトライアングルだった3人家族から
8人になったのは22回目の春
桜の花びら舞い散る美しい日のこと
そして 28回目の春となり
世界は混とんとして
先のことなど分かりようもないけれど
それでも
私達家族は明日が来ることを信じて生きていくのです
風になって 光になって 空にいる貴方
私達を どうか 見守って下さい