故郷は優しい

消化器科の診察があるので午後から出かけて行った。

昨日から腰痛でツライ私は電車で行くか車で行くかギリギリまで悩んだ。

副作用が強くて、軽く目眩がするので途中休めるように車にした。

故郷は観光地なので市街はかなり混雑する。

ちょっと憂鬱だが、仕方ない。

少し早めに出発。

思った通り故郷の町に入ったら人、人。人。

でも、慣れ親しんだ道は走りやすく、離れてから何年も経っているのにやっぱり故郷は優し

い。

また検査です。

基礎疾患があるので、肝臓や肺への転移は定期的にチェックしなければなりません。

最近少し変わったこと。

乳腺外科も内科も今回の消化器科も血液検査はどこかの医療機関で年に1回やっておけばデー

タ持参でOK。

良かった！少しでも医療費が減るもんね！

痛みと引き換えに得たもの

王子様に恋した人魚姫は魔法使いのお婆さんに頼んで尾ひれの代わりに足をもらった。

足は歩くたびに激しく痛んだ。

私は…

これからも生きていくために選んだ治療の副作用で眠っている以外は両手の指が痛む。

人によるようだが私はもともとあったへバーデン結節が悪化した。

受診のたびにドクターが問う。

「まだ我慢出来ます？」

そのたびに「大丈夫です、」と答える。

副作用は痛みだけではないけれど、とにかく生きている。

人魚姫は海の泡になって消えてしまったけれど、私は(これまた何らかの原因で足が痺れて

いるけど、)両足で大地を踏みしめ、前を見て歩いて行くんだ。