そう、今朝の出来事は全く彼の責任ではない。
事の顛末はこうだ。
私は昨夜少し夜更しをした。で、今朝はいつもより遅くまで寝ていたかった
のだ。しかし……例によって家のワンコが5時半過ぎ、吠え始めた。
起きれば良かったのよ。
が、何としてももう少し惰眠をむさぼりたかった私は無視した。
吠える、吠える。
我慢の限界を超えた私は階下に降り、犬をガッシとつかみ、再びベッドへ
戻った。不本意だったのだろう。彼は…私のベッドに抗議のオシッコをした
のだ
ありえない
結局、寝ていられず起きるはめになった。散歩に行きたかった彼は玄関
ホールでステイしていた。あんたはエライ。
そう、だから彼にはまったく非はないのである
今朝霧雨が降っていたので、散歩をお庭で済ませたら、ちょっとつまらなかった
のか、すねてしまった我が家のワンコ。雨もやんだので少し家の回りを散歩しま
した。今日は涼しい。こういう日はクーラーがいらないので助かります。
日中は留守がちなので、仕事に行くときは天気予報とにらめっこ。場合によっては
エアコンのタイマーをセットして行かなければなりません。飼い主は汗流して働い
て犬は涼しい部屋でお昼寝って、どんだけ~。
我が家のワンコは耳が聞こえている時はエアコンのスイッチの「ピッ」という音を覚
えていて、私が帰る→犬が舌を出している→暑いのね!→ピッ→涼しくなるを理解。
何回か繰り返すうち、たいして暑くない日でも私が帰宅すると舌を出して見せて、エ
アコン入れさせられてました。まぁ、犬は毛皮着ているから人より暑いよね、確かに。
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正直、休みの日はもう少し寝ていたいのだ。
だが、目も耳も不自由になった我が家のワンコに起こされる。定刻に起きないと
吠えまくって探す。音と光のない世界で生きる彼のけなげな姿に寝ているわけにも
いかず、ブツブツ言いながらも起きる私。
この彼は私の帰りが19時を過ぎると玄関ホールで待っている。
時計もわからない犬がどうやって時間を察知するのか、不思議だ。
そうやって、かのハチ公も主人を毎日駅まで迎えに行った。
なんて、けなげでいじらしいんだ~と涙、涙である。
山あいの村におじいさんと暮らすワンコがいた。おじいさんは月に一度町の病院へ
バスで出かける。バスが着くとワンコが迎えに来ている。忠犬ハチ公ならずとも、犬
は皆主人の帰りを待っている。だから、私も午後7時前には自宅につくように、せっ
せと帰路、車を飛ばすのである。