2011年3月11日 14時46分
職場にいてかつてない揺れを感じた私が、建物の窓から見た北の空は真っ黒だった。
突風が吹いて、大きな揺れが何度かあったようにも思うが、記憶は薄れている。
余震が続く中、仕事を終えて職場を出たのは19時過ぎ。
いつも開いているガソリンスタンドやホームセンターは閉店。
暗い道を運転して自宅に帰った。
仕事中は地震による対応で忙しく、自宅でテレビを見るまで津波のことは詳しく知らなかったので、画面を観て信じられない思いだった。
震源地からは200km離れている当地だが、その夜は大きな余震が続き、いつでも外に出られるように洋服のまま眠った。
翌日からスーパーのパンやインスタント麺、乾麺、ミネラルウォーターの棚は空になった。お米も品薄になった。
ガソリンスタンドにガソリンが届かず、販売制限があって、一時閉店する店も出て、開いている店に車の行列が出来た。
計画停電が始まり、イベントは自粛、
大震災後の初めての春はそうやって過ぎていった。