もし、わたしたちがキリストと一体になってその死の 姿にあやかるならば、その復活の姿にもあやかれるでしょう。ローマ信徒への手紙六章五節
「あやかる」というのは、自分のしたことのないのにその成果をいただいく、という意味であります。
キリストの死に「あやかって」わたしたちは罪と死の問題を克服しました。キリストの復活に「あやかって」わたしたちも新しい命に復活しました。
わたしたちが死を賭して罪と闘ったわけではありません。自力で死の縄目から脱出したわけではありません。キリストの御わざに「あやかって」いるのです。「あやかって」、救いをいただいているのです。
小島誠志著 「朝の道しるべ 聖句断想 366日」より