日の出に向かって カウマン夫人著より
死に至るまで忠実であれ。そうすれば、いのちの冠を与えよう。黙示録二10
私ははなやかな日中に
勝利者たちと共に誇り高い通りを歩くことはないだろう
また、私の名が非常に喜ばしい勝利の時に、ひかり輝くことはないだろう
栄光の冠は、私にはふさわしくない
高く鳴り響くラッパの音もなく
鐘の音もなく
そよ風にはためく旗もなく
活気に満ちた気分を高揚させるような勝利の大合唱を聞くには
私は、全くふさわしくない
栄誉をたたえるような時も
美しい歌もない
あるのはただ墓石と葬られた私の上に敷かれた芝生のみである
墓石の上に刻むべき言葉もなく
後世に残るような名声もない
わたしはただ神と共にほんの少し労しただけである
W・B・ヒンソン博士