「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

酷暑のウクライナとアウデイーイウカ戦線<2024/07/17

2024-07-17 20:05:31 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024年07月17日12:44
ウクライナで猛暑 人員による地上作戦は少な目
https://hara.livedoor.biz/archives/52340261.html

ウクライナは、猛暑なのだそうです。
①夜間の気温は20~25℃。日中は猛暑が35~39度、オデッサ、ニコラエフ、ヘルソン州では場所によっては猛暑の40~41度。
②カルパティア山脈と国東部では夜間は17~22度、日中は30~34度。
③キエフ州では夜間の気温が20~25度、日中は猛暑が35~39度。

最近、戦闘が静かだと思ったら猛暑で戦闘不能になっているようです。特にロシア軍の兵士は、こたえるでしょうね。
東部戦線は、②です。
一番暑い①の南部方面は、ほぼ戦場はありません。
それにしても暑すぎますね。

アウデイーイウカ戦線
2024.07.15
侵攻872日、ロシア軍がトレツク方面とアウディーイウカ方面で前進
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-872nd-day-of-the-invasion-russian-troops-advance-in-the-areas-of-tretsk-and-audiivka/

前回とほぼ同じ状況です。
ロシア軍によるノヴォセリフカ・ペルシャ市街地への圧迫が強まり、市街地の多くが戦闘地域に入りました。
やがて南西方向のメジョフに退却するしかないと思います。
メジョフの西で川を渡れなければ、大きな貯水池の北岸に追い込まれます。
こうなれば全滅か降伏しかありません。
二つの貯水池の東は、ロシア軍が全域を制圧する事になると思います。

ノヴォセリフカ・ペルシャ方面が大体、片が付いたので北の方でロシア軍が進撃し始めました。
現在ロシア軍が制圧しているノヴォオレクサンドリウカNovooleksandrivkaの西に3つのウクライナ軍の拠点があります。
ヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenkaとテイモフイカとロズヴァツケです。一番近いロズヴァツケを攻撃し始めました。
ロズヴァツケからテイモフイカと攻略して、側面からの反撃を防いでから、一番北のヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenka攻撃に向かうのだろうと思います。
その北西方向の先が、物流の大動脈の幹線道路T-0504です。ここまで制圧されると北部ドネツクのウクライナ軍の補給は、一気に苦しくなります。

現在、ロシア軍が戦端を開いたトレツク~ニューヨーク方面は、補給が難しくなると思います。
(現在、既に補給量は減っていると思います)

夏の盛りは、やや戦闘は下火になると思いますが、気温が下がればロシア軍が進撃を開始すると思います。

アウデイーイウカのロシア軍が、どちらを目指すのかと思っていましたが、コンスタンチノフカКостянтинівка方面は、トレツク・ニューヨーク方面から北上して進撃する気配なので、アウデイーイウカ西のロシア軍の進撃方向は西のポクロウシクPokrovskのようです。

ポクロウシクPokrovsk方面では、ウクライナ軍も防衛準備をして迎撃すると思います。冬ごろ~年明けには、この方面で激戦が起こるでしょう。
ドネツク州の命運をかけた大戦闘です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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